イベント
「鉄拳7」の新キャラクター公開や,招待選手によるトーナメントで大いに盛り上がった「鉄拳」シリーズ20周年記念のファン感謝祭をレポート
抽選で選ばれた鉄拳ファンが駆けつけ,リリースが待たれる最新作「鉄拳7」の最新情報や,世界各国からの招待選手による「鉄拳タッグトーナメント2 アンリミテッド」「鉄拳7」のトーナメント戦で大いに盛り上がったイベントの模様をレポートしよう。
お祝いビデオから鉄拳7の最新情報まで,お祭り感満載の第一部
イベントは,歴代鉄拳シリーズ作品の映像で構成された,20周年を振り返るスペシャルムービーからスタートした。そしてステージに明かりが灯ると,そこには「鉄拳」プロジェクトの開発スタッフが。ファンからは「オオーッ」という歓声が上がった。
スタッフを代表してマイクを握ったプロデューサーの原田勝弘氏は「20周年はあっという間に思えますが,始まった当初は苦労もありました。『鉄拳3』のときにはスタッフがごっそりいなくなって,ゼロから作り直さないといけないことも」と,今だから話せるエピソードを絡めつつ,「『鉄拳6』の時点で家庭用で4000万本を超えるセールスとなり,世界で一番売れた対戦格闘ゲームシリーズとなりました。辛辣な声もありましたが,これも皆さんの支えがあってのことだと思います」と感謝の言葉を述べた。
続いて20周年のお祝いとして,お笑い芸人の鉄拳さんからのビデオメッセージが披露された。「鉄拳という芸名はゲームの鉄拳からもらったもので,髪型は平八を意識したかも」「初めて鉄拳をプレイしたのは22年前(※鉄拳は今年20周年です)」「鉄拳4でコミッショナーを担当したから身内みたいなもの」と,芸風そのままのおとぼけ発言を連発。最後は「僕とゲームは,一心同体です。これからもどんどんと新しいシリーズを出してください。それと,僕の考えたスケッチブックで殴る新キャラクターを出してください」というお祝い(?)のコメントで締めた。
次に行われたのは,稼働中の「鉄拳タッグトーナメント2 アンリミテッド」を使用したトーナメント戦。日本,韓国,フィリピン,アメリカで活躍するトッププレイヤー8人による一夜限りのドリームマッチとあって,ハイレベルな試合が続出し,会場は一気にヒートアップした。
プロゲーマーである韓国人選手2人が1回戦で脱落するなど,波乱含みの展開の中,決勝へと駒を進めたのは,13歳の少年ゲーマー,弦選手と,アメリカでその名を知らぬ者はいないMr.NAPS選手。新鋭対ベテランの対決は,弦選手が若さあふれる猛攻で押しに押し,パーフェクトを含むストレート勝ちで,見事優勝を勝ち取った。
世界各国から集まったの強豪同士による対戦だけあって,見ているだけでも興奮してしまう試合が続出した |
優弦選手には,2014年に鉄拳ネットやロケテストで配布されたすべてのバナパスポートカード入りのアートブックが贈られた |
トーナメントの興奮も冷めやらぬ中,開発中である「鉄拳7」の最新情報コーナーとなった。この日公開されたのは,新キャラクターのラッキー・クロエ。ネコミミ付きのヘッドホン(耳あて?)を装着した何とも意外なビジュアルだが,ダンスを踊るかのように華麗に戦う姿は,確かに鉄拳キャラクターらしさを感じさせる。原田氏によると「意外な設定も隠されている」らしく,ファンには気になるところだ。
なお,鉄拳7の登場キャラクターは,過去作品からの継続参戦も含めて多数控えているとのことなので,今後の情報に期待しよう。
11月に行われたロケテストで公開された新システムも,原田氏から改めて説明された。今後の開発状況によっては仕様が変更になるとの前置きはあったが,いずれも戦い方の幅を広げそうな内容だけに,ファンの期待も高そうだ。
会場の別スペースには,「鉄拳7」の試遊台など,来場者が楽しめるさまざまなコーナーが用意されていた。
稼働前の鉄拳7を使ったスペシャルマッチで大いに盛り上がった第2部
休憩を挟んで行われた第2部は,来場者への大抽選会。サンタの衣装に身を包んだ原田氏から贈られる秘蔵アイテムの数々に,会場は大いに沸いた。
イベント最後のコーナーは,なんと正式稼働前の鉄拳7を使ったトーナメント戦。先ほど激戦を繰り広げた8人の招待選手が,(ほぼ)ぶっつけ本番で臨むという,非常に興味深い戦いとなった。選手達は慣れないシステムに不安を隠しきれない様子だったが,いざ戦いが始まれば,そこはスーパープレイヤー。レイジアーツなどの新システムを見事に使いこなしてのバトルが繰り広げられた。
決勝に駒を進めたのは,日本のノビ選手と韓国のJDCR選手。攻めにより自分のペースを作るスタイルのノビ選手と,鉄壁の防御を得意とするJDCR選手による一戦は,文字通りの一進一退となった。互いに2セット取ってからのファイナルラウンドでは,ノビ選手が,タイムアップ間際に放たれたJDCR選手のレイジアーツを冷静にガードしてKO勝利。公認プレイヤーでもあるノビ選手が,“初の鉄拳7大会”を見事に制した。
イベントの最後に原田氏は「20周年といっても節目でしかありません。鉄拳は2世代くらいプレイヤーが入れ替わっているので,これからの若い人のためにも,我々開発陣が頑張っていこうと思います。これからも鉄拳シリーズを,鉄拳7を楽しみにしていてください!」と締めのコメント。これからも続くシリーズの熱い戦いに期待を感じさせて,イベントは幕となった。
「鉄拳」シリーズ公式サイト
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- ライター:馬波レイ
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