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[gamescom]自然災害が“あなたの街”を襲う。「Cities: Skylines」の拡張パック第3弾「Natural Disasters」のプレイアブルデモをチェックしてきた
2015年3月のリリース以来,1年で販売本数が200万本を突破したという「Cities: Skylines」。最新拡張パックとなる「Natural Disasters」は,その名のとおり,“自然災害”をゲームに発生させるというものだ。Colossal OrderのCEOとしてプロジェクトを統括するMariina Hallikainen(マリーナ・ハリカイネン)氏によると,「リリース当初から多くのファンに求められてきた」とのこと。
今回,ゲームデザイナーのKaroliina Korppoo(カロリーナ・コルッポー)氏が見せてくれたデモは,まだアーリービルドといった印象で,アナウンストレイラーに見られる隕石の衝突しか確認できなかったが,火災や地震などもフィーチャーする予定だという。
その隕石の衝突も,アニメーションが未完成なのか,落下直後にはそれほどの爆破効果が表示されることもなく,一帯の街並みが瞬時に消滅してしまった。また,川べりに落下したために津波が発生し,ゆっくりとした波のうねりで周囲の街を飲み込んでいくといった具合だ。
こうした自然災害は事前に警告メッセージが発生するため,プレイヤーは病院を増やすなどの対策を練ることが可能だ。これに合わせて,Emergency Response Units(緊急救助隊)という新しい公共サービスが用意され,道路のない場所でも消防活動や人命救助を行える。
もちろん自然災害を発生させるかどうかは,オプション設定によって決められる。せっかく作り上げた街を壊したくない,という人は利用しなければいい話だが,交通渋滞や税収低下でにっちもさっちも行かなくなったときは,いっそのこと街を破壊してしまうのも一興だろう。
「Natural Disasters」のもう1つの特徴は「シナリオモード」の追加だ。ニューゲームを始める前に,資金や税収,人口などの目標を事前に設定できるというもので,それを順にクリアしていくことになる。
コルッポー氏は「目標自体はそれほど複雑なものではないが,これまで目的のなかったゲームに1つの“終わり”を用意できる」と話してくれた。作成したシナリオに自然災害を発生させたり,Steam Workshopにアップロードしてほかのプレイヤーと共有したりすることも可能になるという。
なお,「Natural Disasters」は今冬のリリースが予定されている。
「Cities: Skylines」公式サイト
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Cities: Skylines
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