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[gamescom]「Cities: Skylines」,環境に優しい街づくりを可能にする最新DLC「Green Cities」が2017年内にリリース
「Green Cities」はその名のとおり,グリーンな脱炭素社会がテーマになっており,新しいオプションによって多様性のある街づくりが可能になっている。Residentialには「自給自足型ビルディング」,Commercialには「オーガニックフード&現地生産物」,Office向けには「ITクラスター」という,3つのスペシャリゼーションを軸にした300種以上のアセットが加わるという。
「自給自足型ビルディング」には「Low Density」(低密度)と「High Density」(高密度)が用意されている。低密度のビルはソーラーパネルや屋上菜園,雨水保存タンクといった施設があり,公共電力の消費とゴミの排出を抑えられる。一方,高密度のビルも外壁が緑で覆われ,いかにも最先端といった趣だ。
「オーガニックフード&現地生産物」は地産物や有機農業生産物に特化したビジネスで,各施設からの納税額は高くないものの,トラックによる商品運搬の必要が抑えられるのが大きなメリット。また,「ITクラスター」はIT産業の誘致を可能にするもので,労働人口はそれほどでもないが,より高い納税額が期待できる。
そのほか,発電所には地下熱やソーラー・アップドラフト・タワーなどが加わる。また,水上に浮遊型の浄水施設(Floating Garbage Collector)を設置することによって,下水をきれいにすることが可能。これにより,ウォーターフロントの魅力をさらに引き上げられると,Paradox Interactiveのプロダクトマネージャー,サンドラ・ニューディンガー(Sandra Neudinger)氏は語った。
「Green Cities」の導入に合わせて,無料のアップデートも予定されており,電気自動車が利用できるようになる。ただ,Colossal Orderのゲームデザイナー,ミスカ・フレッドマン(Miska Fredman)氏によると,公害のシステムに変更があるとのこと。従来,道路の規模と交通量によって,ノイズとガス排出量という公害が決定されていたが,「Green Cities」以降のパッチ導入後はそれぞれの車に排出量が設定される。
つまり,電気自動車専用のパーキングエリアやチャージステーションを増やし,新たに加わる政策を導入して,市民の電気自動車に対する購買意欲を高めることで,騒音や大気汚染を軽減できるというわけだ。これまでは,住居と工業地帯の間に商業施設や公園を設置することにより,市民の健康被害を減らす,という対応策が中心だったが,今後は街づくりの自由度が増すだろう。
「Green Cities」はグリーンかつクリーンな街づくりをテーマにしているだけに,新しい公園や樹木なども増え,マスコットキャラのチャーパーも花飾りを頭に付けたバリエーションがアンロックされる。なかなかのボリュームになりそうな「Green Cities」は,12.99ドルで2017年内にリリース予定だ。
「Cities: Skylines」公式サイト
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