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I-O DATA初の240Hz表示対応液晶ディスプレイ「LCD-GC251UXB」が4月下旬に発売決定。税込価格は5万4000円弱に
I-O DATAは2月のイベントで本製品の市場投入を予告していたが,ついに店頭へ並ぶことになるわけだ。
また,表示遅延を短くする「スルーモード」を有効にすると,垂直リフレッシュレート240Hzでの内部フレーム遅延を0.05フレーム(≒0.22ms)まで短縮できるのも,ゲーム用途では見逃せない。
採用する液晶パネルは,24.5インチサイズで解像度1920×1080ドット,非光沢(ノングレア)仕様のTN型で,最大輝度は400cd/m2,コントラスト比は1000:1といったスペックとなっている。中間調(gray-to-gray)応答速度はデフォルトこそ5msながら,垂直リフレッシュレート240Hz時にオーバードライブ設定を「レベル2」にすると0.6msにまで短くできるとのことだ。
それに加えて,4月下旬に提供予定のファームウェアアップデートにより,HDR表示も可能になるという。
−3〜20度の上下回転(チルト)や左右65度の左右回転(スイーベル),110mmの高さ調整に対応するスタンドを装備する点は珍しくないが,本製品は,ちょっと珍しい機能も備えている。それは,ディスプレイ内部にジャイロセンサーを内蔵しており,ディスプレイを縦向きに回転させると,自動的にWindowsの画面表示を正しい向きで縦表示に切り替えてくれるという機能だ。PC側に専用の画面回転アプリ「クルッとな」をインストールしておく必要はあるそうだが,これもまた,他社製品にはない特徴と言えよう。
仕様が充実しているわりに,他社製の240Hz対応ディスプレイと比べて価格は同等か安価なくらいなので,「240Hz表示対応ディスプレイ」市場で注目を集めそうだ。
●LCD-GC251UXBの主なスペック
- パネル:24.5インチ,TN方式,ノングレア(非光沢)
- バックライト:LED,フリッカーフリー
- パネル解像度:1920×1080ドット
- 最大垂直リフレッシュレート:240Hz
- ディスプレイ同期技術:―
- HDR対応:―
- 輝度(通常):400cd/m2
- 表示色:約1677万色
- コントラスト比:1000:1
- 視野角:左右170度,上下160度
- 中間調応答速度:5ms(通常時),0.6ms(垂直リフレッシュレート240Hz,オーバードライブ レベル2設定時)
- 内部フレーム遅延:0.05フレーム(※スルーモード,垂直リフレッシュレート240Hz時)
- ビデオ接続インタフェース:DisplayPort×1,HDMI×2
- そのほかの接続インタフェース:3.5mmミニピン×2(ヘッドフォン出力,ライン出力各1),USB×1(※メンテナンス用)
- USBハブ機能:−
- スピーカー:内蔵2W+2W
- チルト(上下回転):−3〜+20度
- スイーベル(左右回転):左右65度
- ピボット(縦回転):右90度
- 高さ調整:上下110mm
- VESAマウント:100×100mm
- 公称消費電力:41W(最大時),19.2W(標準),0.3W以下(待機時)
- 公称本体サイズ:568(W)×231(D)×419〜529(H)mm
- 公称本体重量:6.4kg
- 主な付属品:リモコン
- 保証期間:5年間(※液晶パネル,バックライト含む,3万時間以内)
I-O DATA 公式Webサイト
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