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あのBig Huge Gamesが復活。ネクソンブランドでF2P型のモバイル向けストラテジー「DomiNations」をリリース
ブライアン・レイノルズ氏といえば,「Civilization II」や「Alpha Centauri」,そして「Rise of Nations」といったシミュレーションゲームのデザイナーとして知られる人物だ。
DomiNationsは,「イギリス」「ローマ」「中国」「ドイツ」「フランス」「ギリシャ」「日本」の7文明から1つを選び,石器時代から宇宙開拓時代まで文明を発展させながら,相手の文明を攻略することが目的となる。
今回公開されたトレイラーを見たところ,「Civ」と「クラクラ」を合わせたようなプレイフィールになりそうだ。
また,クレオパトラやナポレオンといった偉人をモチーフとしたユニットの活用はもちろん,世界規模の勢力戦争や,シングルプレイも楽しめる模様。濃密な内容になることが期待できる。
ブライアン・レイノルズ氏とBig Huge Gamesについて少し補足しておこう。Microprose時代にシド・マイヤー氏(現Firaxis Games)の右腕として,「Sid Meier’s Civilization II」や「Sid Meier’s Alpha Centauri」の実質的なリードゲームデザイナーを担当し,頭角を現した人物がレイノルズ氏である。
レイノルズ氏は2000年に独立して「Rise of Nations」や「Catan」といった作品の開発後(2009年),Zynga EastのチームリーダーとしてFacebook向けゲーム「FrontierVille」などを生み出した。
一方のBig Huge Gamesは,その親会社だったTHQの倒産によって身売りされる形で,元・大リーガー投手であるカート・シリング氏が設立した38 Studiosの傘下となっていた(関連記事)。そこでは「The Reckoning: Kingdom of Amulur」をリリースまでこぎ着けたが,2012年5月に38 Studiosが破産したことで,開発チームはあえなく消滅。多くのスタッフは,Epic Gamesへと移ったものの,プロジェクトを発表することもないまま,2013年末にリストラされた。
しかし,今年に入ってレイノルズ氏と合流し,SecretNewCoという新しいスタジオを立ち上げた。Big Huge Gamesという社名になっているのは,38 Studiosの財産競売のとき,レイノルズ氏と共に設立者であったティム・トレイン氏が競り落としたためである。そしてようやく「DomiNations」の制作が発表されたわけだ。
そういった紆余曲折を経て制作されるタイトルだけに,Big Huge Gamesが相当意気込んでいるのは想像に難くない。DomiNationsは,果たしてどんなゲームになるのか。そのリリースを心待ちにしておこう。
ネクソン公式サイト
- 関連タイトル:
ドミネーションズ -文明創造-
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(C)2015 NEXON Korea Corporation. & Big Huge Games & NEXON Co., Ltd. All Rights Reserved.
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