極寒のウラル山脈で起こった実在の怪事件をテーマにしたホラーアドベンチャー「Kholat」が6月10日に発売

　ポーランドの開発会社IMGN.PROは，一人称視点のホラーアドベンチャー「Kholat」（PC / Mac）を2015年6月10日にリリースすると発表し，名優Sean Bean（ショーン・ビーン）氏がナレーションを務める最新トレイラーを公開した。
　すでにSteamでもプロダクトページが公開されているが，現時点では価格は不明だ。


　「Kholat」は，1959年にウラル山脈の北部で，スノートレッキングを楽しんでいた若者9人が非業の死を遂げた実在の事件「ディアトロフ峠事件」の真相を追うものとなっている。
　テントが内側からナイフのようなもので破られていたうえ，裸足や下着のままで逃げた若者達が，争った形跡もないのに頭がい骨骨折していたり，舌だけが噛み切られていたり，外部に傷はないのに内臓破裂していたりといった，謎の多い状態で発見されたこの事件の真相は，今なお明らかになっていない。


　「Kholat」はオープンワールドを探索する先々で起こるイベントから非直線的なストーリーが形成されていくというタイトルで，プレイヤーの行動から心理状況を読み取って，より恐怖心を煽るコンテンツが追加されるという「Fear Management System」なるものも搭載されている。
　Unreal Engine 4で描かれた極寒のシベリアの風景も美しく，これから始まる暑い季節に丁度良い，ひんやりとした体験ができるゲームになりそうだ。

「Kholat」公式サイト