インタビュー
「Dragon's Dogma Online」の大型アップデート「シーズン1.1」がいよいよ実施。開発陣にサービスイン後の動向や新たなコンテンツについて聞いた
今回4Gamerでは,DDONのプロデューサーを務める松川美苗氏,ディレクターの木下研人氏,運営プロデューサーの谷中政基氏の3名にインタビューを行い,シーズン1.1で実装される新コンテンツの内容や,サービスインから約1か月間におけるプレイヤー動向などを聞いてきた。
なお,インタビューは9月25日に収録しているため,データ関係はその時点でのものとなる。
「Dragon's Dogma Online」公式ビギナーサイト
サービスインから約1か月,1日あたり20万人近いプレイヤーが集う
4Gamer:
本日はよろしくお願いします。
まずは,DDONのサービスインからこれまでの動向を教えていただけますか。
松川美苗氏(以下,松川氏):
ご存じのとおり,正式サービスの開始日(8月31日)にはログイン障害が発生してしまいました。当日にログインされた皆さんには,大変申し訳なく思っています。
4Gamer:
ログイン障害が発生した原因は,同時接続者数が想定を超えていたからでしょうか。
谷中政基氏(以下,谷中氏):
いえ,単純にログインサーバーのキャパシティの問題です。つまりゲーム内の人数ではなく,同時にログインするためのドアをノックする人数が想定を上回ったことが原因でした。
アーリーアクセス(8月27日から実施)では,パッケージ版の「ドラゴンズドグマ オンライン リミテッドエディション」の出荷数によって,プレイヤーの数が予測できたので大きなトラブルはありませんでした。そのアーリーアクセスに参加された方が,口コミで「面白い」「遊べる」と広めていただいたことで,8月31日正午に多くの皆様に集まってもらえたのではないかと思っています。
4Gamer:
実際,どれだけのプレイヤーが集まったのでしょうか。
松川氏:
1万5000人くらいまでなら同時にログインされても捌ける体制を整えていたのですが,いざフタを開けてみたら正午の時点で倍以上のプレイヤーの方がログインしてきている状況だったんです。その間,運営チームでは同時にログインできる人数を増やすことに努め,約3時間後にようやくログイン待ちを解消できたのですが,皆様にはご迷惑をおかけしました。この場を借りて,あらためてお詫び申し上げます。
木下研人氏(以下,木下氏):
8月に実施した「クローズドベータテスト2」は,事実上,どなたでも参加いただける形でしたが,そこまでの人数にはならなかったんです。その結果,最大でも同時にログインされるプレイヤー数は1万5000人,ゲーム内の同時接続者数は7万5000人と想定していました。
谷中氏:
またサービスイン以降には,グランドミッションを開催できないという不具合が発生しました。こちらもグランドミッションに関連するサーバーに,想定した以上の負荷がかかったことが原因でした。その後,何度かのテスト開催を経て,現在はプレイヤーが集中しても正常に稼働できるようになりましたが,グランドミッションの開催を心待ちにされていた皆様には本当に申し訳ありませんでした。
4Gamer:
最近では,運営面に大きなトラブルは発生していないのでしょうか。
谷中氏:
はい。おかげさまで正式サービス開始から1週間の時点で同時接続者数は10万人を超えました(関連記事)。その後,DAU(Daily Active Users,1日あたりのアクティブユーザー数)も20万人前後をキープしており,継続率も非常に高い状態です。
一般的にFree-to-Play(基本プレイ無料)のオンラインゲームは,試しにプレイして自分に合わなかったらすぐにやめてしまうケースが多く,初日からDAUが減っていく傾向にあります。しかし,DDONではDAUが高い状態を保っているので,これは皆様に楽しんでもらえていると分析しています。
また,当然ゲームを辞められてしまう方もいらっしゃる中,その一方で新規に始められる方もたくさんいらっしゃるという状況ですね。
4Gamer:
なるほど。
それでは,各プラットフォームの割合はいかがですか。
松川氏:
サービスイン当初はPS4でプレイする方が半数近くを占め,PCとPS3がそれぞれ1/4ずつという状況でした。
ただ,最近のデータでは,PCとPS3の割合が高くなってきています。おそらくPCやPS3でも楽しめるという認識が,徐々に浸透してきたからではないでしょうか。
4Gamer:
最初はPS4のプレイヤー数が多かったんですね。
松川氏:
その結果は予想外だったのですが,ちょうどこれから年末にかけてさまざまなPS4向けタイトルがリリースされるという期待感が高まっている中,いいタイミングでDDONを提供できたおかげだと思っています。
4Gamer:
そういえば8月27日に発売された「リミテッドエディション」は,しばらく品薄状態が続いていました。
谷中氏:
「リミテッドエディション」の初回生産分は,消化率が95%以上という状況でした。特典としてアーリーアクセス権を付けていたこともあり,発売日にはほぼ店頭から消えていたんです。
私達としては,「パッケージがなくても無料で遊べる」ということをセールスポイントとして大々的にアピールしていましたので,これは本当に意外でした。まずは無料で試してみて,「もっとがっつり遊んでみよう」と思ったときに,初めて1万円相当のオプションサービスを同梱したパッケージをご購入いただくことを想定していましたから。その後も何回か再生産していますが,今もなお品薄が続いている状態です。
4Gamer:
「リミテッドエディション」のセールスが好調となると,有料のオプションサービスへの課金率が気になります。
谷中氏:
オプションサービスを1つでも購入されている方は全体の18%程度ですね。また,全体の10%の皆様が「冒険パスポート」,5%の皆様が「成長サポートコース」をお求めになられています。もちろん,この数字にはリミテッドエディションの同梱分は含まれていません。
当初から「一人でも多くの皆様に遊んでもらいたい」というポリシーのもと,DDONは課金率や1人あたりの課金額は低くても,多くのお客様に遊んでいただき,収益を担保できるビジネスモデルを目指しています。その点では,今のところ理想どおりと言えますね。
プレイヤーの進行度はおおむね想定内。ファイターとハンターが人気の傾向に
4Gamer:
それでは,プレイヤーの動向について教えてください。
先ほどお話したとおり,DAUが20万人前後で推移していますので,国内のオンラインゲームでは,自分の知る限りトップクラスの盛り上がりと言っていいかと思います。
また,サービスインから約1か月後のアクティブプレイヤー数は約50万人,クライアントのダウンロード数は約120万となっています。ちなみにプレイヤーとクライアントのダウンロード数に差があるのは,クロスプラットフォームのため,1人のプレイヤーが複数のプラットフォームでクライアントをダウンロードしているからですね。
木下氏:
ゲームの進行度としては,アーリーアクセス期間中にメインストーリーをクリアされた方がいました。さすがにチーム一同,「早いよ!」と総ツッコミ状態でした(苦笑)。
松川氏:
アーリーアクセスの初日に「シーカーに転職できそうな人がいる!」と話題になったこともありました。実際には2日めにソーサラーが現れ,3日めにシーカーが現れ,4日めにはレベルキャップ(レベル40)に到達した人が現れるという,トップランナーの速さに木下も驚いていました。
木下氏:
そうした皆様は「寝ない」宣言をされていましたからね(苦笑)。
松川氏:
3日めにメンテナンスを実施したとき,「やっと寝られる」「バナナ以外の食事が取れる」というメッセージを残されていましたね(笑)。本当のところは分かりませんが,確かにそれくらいでないと到達できないはずです。
木下氏:
アーリーアクセスの時点でそんな状況だったので,コンテンツの消費速度に関して先行き不安になったのは事実です。
4Gamer:
とはいえ,そこまでハイペースなプレイヤーばかりというわけではないですよね。
谷中氏:
最新のデータではメインストーリーをクリアされている方が約7%(50万人中,約3万5000人),1つ以上のジョブがレベルキャップに達している方は約4万5000人という数字が出ています。ちなみに,6つのジョブをすべてカンストしている方は53人おられます。もちろん,この記事が掲載されるころには,もっと増えていることでしょう。
木下氏:
現在,1つのジョブをレベル35〜40に到達させているプレイヤーの層が最も多いのですが,おおむね「こうなるといいな」と考えていたペースの進行度です。もちろんメインストーリーやジョブの育成だけでなく,各エリアで「印記章」を集めて装備を製作したり,グランドミッションに挑んだりといった,いわゆるエンド系コンテンツも用意し,さらに遊んでいただけるように準備はしていました。
4Gamer:
なるほど。ジョブの分布はいかがでしょうか。
最も人気が高いのはファイターで,ほぼ同じ割合でハンターが続いています。そのほかのシールドセージ,プリースト,ソーサラー,シーカーはそれぞれ同じくらいの割合で,その中ではソーサラーがやや多いぐらいですね。極端に低すぎるジョブ,いわゆる「死にジョブ」がないという状況は,開発側としては嬉しいです。
4Gamer:
オンラインゲームでは重要なゲーム内のコミュニティについてもお願いします。
谷中氏:
クラン数は3万6000を超え,最も多い「2〜5人のクラン」が2万前後ですね。私達が「メガクラン」と呼んでいる「90〜100人のクラン」も100以上あります。
4Gamer:
順調にコミュニティが形成されているようですね。
松川氏:
ちなみに,木下もクランに参加しているんですよ。
木下氏:
クランのメンバーは,すべて一般の方ですね。もちろん,DDONのディレクターであることは明かせないのですが,チャットで話していると,ゲームへの厳しい意見が多くて結構堪えますね。「何でここ,こんなに不便なの?」と……(苦笑)。ただ,貴重な生の声ですから,真摯に受け止めてリファインにつなげていきたいと思っています。
松川氏:
私もクイックマッチで一緒になった方に「なってない!」と指摘され,しばらくヘコんだり(笑)。逆に「また一緒に遊びましょう」と言ってもらえて,嬉しくなることもありますよ。
新ジョブ「エレメントアーチャー」は,プリーストとは活躍の場が異なるヒーラー
ここからは,10月14日に実施予定の大型アップデート「シーズン1.1」についてお聞きします。
やはり,最も注目されるのは新ジョブ「エレメントアーチャー」ですね。
木下氏:
「魔道弓」を用いて魔法の矢を射るという,ミドルレンジで戦うジョブです。ロール(役割)としてはヒーラーですが,カスタムスキルは攻撃系と支援系が半分ずつですね。プリーストと同様に,大型モンスターのシークレットコアを暴くことも可能です。
4Gamer:
ハンターとは,どのように差別化を図っているのでしょうか。
木下氏:
「Dragon's Dogma」では「マジックアーチャー」というジョブが登場しましたが,それとほぼ同じ操作感で遊べるようにしています。つまり,ハンターのように点で狙いを定めるのではなく,複数の敵をマルチロックオンすると追尾型の矢が一斉に飛んでいく感じですね。
比較的簡単に派手なアクションを繰り出せますが,支援や回復でも活躍できるので,ハンターとは違った意味で忙しさを体験していただけるでしょう。
4Gamer:
攻撃も回復もできるヒーラーとなると,プリーストの立場が危うくなりませんか。
木下氏:
プリーストと比較すると,エレメントアーチャーの回復力は半分以下です。瞬間的な回復力において,プリーストの優位は揺るがないでしょう。シーズン1.1ではレベルキャップを45に引き上げ,キャラクターの体力上限も上がりますので,回復専門職の重要度は高くなると思います。
4Gamer:
なるほど。
木下氏:
ただ,被ダメージの少ない上手なプレイヤーが揃ったパーティであれば,エレメントアーチャーの回復力で十分に足りるケースもあるでしょう。その場合は火力が上がるので,プリーストより活躍できるというわけです。
4Gamer:
戦闘の局面やパーティメンバーの構成によって,プリーストとの役割分担ができると?
そのとおりです。また,エレメントアーチャーはモンスターをロックオンすると,時間の経過に応じて照準ゲージが溜まっていき,それが2周すると威力が上がります。さらにマルチロックオンの場合,照準ゲージが溜まる速度が上がりますので,ゴブリンの集団や複数のターゲット部位を持つ大型モンスターと戦うときは,かなり有利に戦えるはずです。
加えて,照準ゲージがちょうど2周した瞬間に矢を放つと「ジャストタイミング」として,さらに威力が上がるという要素もあります。
4Gamer:
やり込みがいのあるジョブですね。
木下氏:
ハンターやプリーストのアビリティには,エレメントアーチャーでも効果的なものが多いので,今のうちに習得しておくといいかもしれません。
ちなみに,エレメントアーチャーの装備品はプリースト/ソーサラー用のものと共通です。こちらも事前に準備しておくか,もしくはパッケージ特典の「ネメシス」シリーズをおすすめします。
松川氏:
ネメシスシリーズは全ジョブでレベル30まで使えますから,今後の新ジョブ育成用に最適ですよ(笑)。
4Gamer:
エレメントアーチャーのカスタムスキルの中では,魔法の矢が壁などに跳ね返る「跳弾魔従」が特徴的ですね。
木下氏:
狭く,入り組んでいるダンジョンではかなり重宝するはずです。
松川氏:
モンスターを攻撃しようとしていたら,背後からエレメントアーチャーの跳弾が飛んでいくといった絵的な新しさもありますよ。
新フィールドに出現するボス「モゴック」には,これまでの攻略法は通用しない?
4Gamer:
続いて,新フィールドの紹介をお願いします。
木下氏:
シーズン1.1では,「ディナン深層林」と「バートランド北部」という2つの新フィールドを開放します。
ディナン深層林は,白竜がなぜ現在の状況に陥ったのかという経緯が少しだけ明かされる「歴史と関係が深い場所」です。そのうえで,オーク領となるバートランド北部に足を踏み入れることになるという流れになっています。
4Gamer:
それぞれのフィールドの特徴を教えていただけますか。
木下氏:
ディナン深層林には「エルテ・ディナン」と呼ばれる朽ち果てた都があります。ここはグリッテン砦と同じ規模の箱庭で,探索やワールドクエストが楽しめます。
一方,バートランド北部にはオーク族の頭領「モゴック」が棲んでいる「ガルドノック砦」があります。シーズン1.1のメインストーリーにおいて,モゴックとの対決が待っているほか,ワールドクエストで強いモンスターと戦うため,この砦を訪れることになります。
4Gamer:
モゴックは大型モンスターに分類されるのでしょうか。
木下氏:
これまでに登場したオークよりも大柄ですが,大型モンスターではありません。ただし,その強さは大型モンスターに匹敵し,8人のプレイヤーを相手にしても引けを取らず,おそらくシーズン1.1のレベルキャップ(レベル45)付近で戦う相手になるでしょう。
モゴックは怒ると強くなりますが,揺さぶったり,シークレットコアを暴いたりすることはできません。また,タンクがモゴックのヘイトを集めていれば,ほかのメンバーが安全かというとそうでもないんです。
松川氏:
たとえば,プリーストが「タンクを死なせるわけにはいかない!」と回復していると,いつの間にかパーティメンバーが1人,2人と倒されて,目の前にモゴックが……といった状況がありえます。かなり本気でプレイヤーを倒しにくると思ってください。
4Gamer:
これまでの大型モンスターに対する攻略法は通用しないと?
松川氏:
モゴックとのバトルでは,どのジョブやロールもこれまでの大型モンスター戦とは異なる立ち回りが求められますね。
タンクはモゴックの攻撃を受けるだけでなく,うまく回避する必要があります。また,ヒーラーもタンクの体力を回復しつつ,力尽きたメンバーを助け起こす役割を担うことになるでしょう。
4Gamer:
なるほど。以前のインタビューで触れた「大型モンスター戦が揺さぶり一辺倒になる」という不満の声に対する回答となっているようですね。
木下氏:
ええ,ぜひ新しいバトルを楽しんでほしいです。
松川氏:
モゴックの登場によって,皆様のお声がきちんとチームに届いていることを確認していただけると思います。ぜひ期待してください。
新フィールドにはレベル40以上のプレイヤー向けの大型モンスターが登場
4Gamer:
新たに登場する大型モンスターも発表されていますが,あらためて紹介していただけますか。
木下氏:
「アングルス」は,物理攻撃が多かったこれまでのドラゴンとは異なり,広範囲に及ぶ聖属性のブレスや魔法攻撃を特徴とする知的なドラゴンです。魔法で自らの周囲に球体を生み出し,聖属性のシャワーを降らせるといった範囲攻撃も繰り出します。
棲息地はエルテ・ディナンで,シーズン1.1の終盤で戦うことになります。最初に出会ったときは,おそらく逃げることになるかもしれませんが,レベル45近くになったらぜひ挑戦してください。
4Gamer:
「Dragon's Dogma」にも登場した「コカトリス」はいかがでしょうか。
木下氏:
コカトリスの最大の特徴は,やはり石化ブレスです。これを食らうと10秒弱で硬直してしまうので,なかなか厄介だと思いますよ。硬直前に薬を使えば回復できますが,硬直後はパーティ内の助け起しでは治せませんから,復活力か黄金石を使うしかありません。
松川氏:
ブレスの予備動作が見えたら,「回避しなきゃ!」と思っていただいたほうがいいでしょうね。
木下氏:
ディナン深層林とバートランド北部のどちらにも棲息していますが,後者に登場するほうが少しレベルが高く,ドロップする素材も貴重なものです。
また,コカトリスの討伐には薬などの準備が欠かせないので,こうした素材がマーケットで高騰するようだとオンラインゲームっぽくて面白いなと考えています。
4Gamer:
それでは「ホワイトキメラ」についてもお願いします。
木下氏:
通常のキメラとは攻撃属性が異なり,尻尾の蛇が氷属性,背中のヤギが聖属性の魔法を使ってきます。強さとしては,プレイヤーがレベル43になっていれば戦えるかなといったところでしょうか。棲息地はディナン深層林とミスリウ森林深部ですが,かなりレアな存在になります。
4Gamer:
新モンスターはいずれもレベル40以上のプレイヤーが対象なのでしょうか。
木下氏:
そうですね。今回のアップデートではハイデル平原やミスリウ森林にも,手応えのあるモンスターの組み合わせが登場するワールドクエストを配信していきます。さらにミスリウ森林深部やバートランド平原のエリアランクも従来の5から10まで開放しますので,これらのダンジョンでレベルを上げていただければと思います。
4Gamer:
グランドミッションでは,いよいよ「太古の強者」が登場します。
木下氏:
「古の祭祀場」を舞台に,巨大な樹人「グランエント」に挑むグランドミッションですね。こちらはレベル45を対象にしたエンドコンテンツとして用意しています。
松川氏:
これまでのグランドミッションと大きく異なるのは,最初からプレイヤー8人対グランエント1体という構図である点です。グランエントの体力を削っていくと,徐々に戦況が変わっていくところが面白いですよ。
木下氏:
じっくりと腰を据えて,徐々に変わっていくモンスターにどう対処するか,という新しい遊びになっています。序盤は「こんなに好き勝手に殴れていいの?」と思っていると,終盤になって「あれ? 時間足りなくないか」みたいなことになります。
4Gamer:
それは楽しみですね。配信時期はいつ頃を予定しているのでしょうか。
木下氏:
プレイヤーの動向を見ながら配信したいと考えていますが,今のところ,シーズン1.1のアップデートから約2〜3週間後を予定しています。
2016年春に実施予定の「シーズン1.3」で登場する新ジョブは「モンク」ではない?
4Gamer:
少し気の早い話ではありますが,シーズン1.1以降のスケジュールについてもお聞きします。
「シーズン1.2」は2015年内の実施予定で新ジョブ「ウォリアー」を実装,「シーズン1.3」は2016年春の予定で未発表の新ジョブを実装ということで変更はありませんか。
松川氏:
そうですね。大なり小なりトラブルはあるものの,スケジュールは予定どおりに進行できています。
木下氏:
シーズン1.2では,物語の核心に迫る場所に踏み込むことになり,竜の力の継承や300年に及ぶオークとの戦争といったテーマに1つの区切りがつきます。
また,「保管ボックスのアイテム枠数が足りない」という要望をいただいていますので,シーズン1.1中にはアイテム枠数自体を増やせるように,シーズン1.2の実装時には1枠のスタック数を999まで増やせるように検討中です。
松川氏:
それから,皆様からよく尋ねられるのは,やはりシーズン1.3の新ジョブについてですね。「モンク」や「格闘系」という予想が多いようですが,それらは正解ではありません。
4Gamer:
つまり,モンクではないと?
松川氏:
いずれ発表しますので,もう少しお待ちください。でも,その間に誰かが正解を出されるかもしれませんね(笑)。
谷中氏:
いやー,あれを的中させるのはかなり難しいですよ。
4Gamer:
ますます気になってきました。
それでは,最後にDDONの今後の展開について一言いただけますか。
木下氏:
遊んでいただいている皆さんのご意見と熱量は,DDONチームのエネルギーとなっています。それは本当に感謝の一言に尽きます。シーズン1.1以降も徐々に盛り上げていきますので,すでにDDONを楽しんでいる方は引き続き駆け抜けていただければと思います。
谷中氏:
私自身,オンラインゲームのコアプレイヤーですが,そんな私からあらためて紹介させていただくと,DDONは誰でも気軽に遊べるように設計されていますが,必ずしもライトなゲームではありません。これから噛みごたえのあるコンテンツを次々に実装していきますので,ぜひコアプレイヤーを自認される方にこそチャレンジしてほしいです。
松川氏:
オンラインゲームは盛り上がっているときにプレイしていただくのが一番ですが,我々はその“旬”をできるだけ長く継続したいと考えています。チーム一同,皆さんと一緒に冒険する機会を楽しみにしていますので,興味を持たれた方は気軽にレスタニアにお越しください。
4Gamer:
本日はありがとうございました。
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