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アーケード版「ディシディア ファイナルファンタジー」が本日稼動! 緑川 光さん,関 俊彦さんも登場したオープニングイベントをレポート
豪華声優陣もゲストで登場
まずは,スクウェア・エニックス代表取締役社長 松田洋祐氏(以下,松田氏)が登壇。これまでファイナルファンタジー(以下,FF)シリーズをアーケード作品にするなら「ディシディア」だろうという,プレイヤーの高い期待を紹介したうえで,それに応えた形となる本作を「ディシディアの醍醐味である,FFオールスターズのキャラクターと,洗練された高度なバトルをお楽しみいただければ」とアピールした。
続いて,コーエーテクモゲームスから,代表取締役社長 鯉沼久史氏(以下,鯉沼氏)が壇上に上がった。
鯉沼氏は,「スクウェア・エニックスさんから開発を担当してほしいと打診され,我々の開発力を高く評価してくださっていると感じました」と開発当初のエピソードを紹介しつつ,その期待に応えるべくスクウェア・エニックスと協力して制作してきたと話した。そして,「プレイヤーさんの評価がどうなるのかも楽しみ」と述べたあと,今回のバージョンが最終ではなく,今後もプレイヤーの意見を聞きながらブラッシュアップしていくと明かした。
その後に登壇したのは,ディシディア ファイナルファンタジーのプロデューサーである間 一朗氏だ。「ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー」からのプロデューサーでもある間氏は,本作の稼働にあたり,「我々が正しく運営していかなければならないと」の意気込みを見せた。氏によれば,正しい運営とは,プレイヤーの思いを先読みし,どんどん新しい要素や楽しいものを追加していくことだという。鯉沼氏の発言もあるように,今後の展開が楽しみだ。
そう話したうえで,間氏は,現状のバージョンについても「100点であり,100%の作品」だと自信を示していた。
3人の挨拶が終了したところで,稼動開始を記念したテープカットセレモニーが行われた。
テープカットセレモニーのあとは,開発陣のキーマンであるプロデューサー間氏,ディレクターの鯨岡武生氏(以下,鯨岡氏),コーエーテクモゲームス Team NINJAの早矢仕洋介氏(以下,早矢仕氏)の3人が登壇し,開発時のエピソードなどを語ってくれた。
早矢仕氏は,開発上での取捨選択の際に,スクウェア・エニックスと同じ目線に立ち,話し合って判断したという。その結果として,現段階で100点満点のタイトルになったと話していた。
鯨岡氏によれば,本作の音声については,コンシューマ版と同じ声優を起用しながらも,セリフは新たに収録しなおしているという。氏は「FFらしい演技をしていただいてますので,イヤホンでじっくり聞いていただきたいです」とも語っていた。
ここでスペシャルゲストとして,ウォーリア オブ ライト役の関 俊彦さんと,フリオニール役の緑川 光さんが登場。収録時のエピソードを語ってくれた。
鯨岡氏は,声優陣にセリフを収録してもらうにあたって,発売から4年が経過した「ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー」(での演技)を思い出すことから始めてもらったと明かしたが,関さんは,「以前の収録音声を聞くたびに,こんなに硬くやっていたかなという印象があった」と語った。何度も演じるなかで自然とフレンドリーさが出てしまうため,ウォーリア オブ ライトの謹厳実直な,これぞ戦士というイメージをキープしようと苦労していたそうだ。
緑川さんは,フリオニールの見た目から最初はクールに演じていたそうなのだが,「クールに演じたくなるのは分かるのですが,熱くやっていただけますか」と言われたのが印象深かったという。
最後に,登壇者一同から,ディシディア ファイナルファンタジーを楽しみにしているファンに向けてのメッセージが送られ,イベントは締めくくられた。
「美形なキャラクターが大勢登場し,それぞれにファンがたくさんいらっしゃると思います。アーケード版ということで,外に足を運ぶ必要があり,キャラクターを愛でたいけどどうなんだろうと思われている方もいるでしょう。ですが,対戦で負けたとしても,カードに記録した好きなキャラクターを成長させられますので,ぜひ体験していただきたいですね」(緑川 光さん)
「歴史あるFFシリーズで,ウォーリア オブ ライトという役を演じさせていただいたことを光栄に感じています。今回のバージョンを楽しんでいただいて,なおかつ皆さんの応援をいただき,今後の展開にも期待していただければと思います」(関 俊彦さん)
「FFはグラフィックスがすごくて,観るエンターテインメントとしても一級品だと思っていますが,今回のアーケード版では,“体験すること”を大事にしています。ゲームは60フレームで動いていますし,実際にネットで動画を見るよりもアーケードで実機の映像を見てもらうと,また違った驚きを感じていただけると思います。召喚獣を呼んでの戦いは,忘れられない体験になるのではないでしょうか。ぜひお近くのゲーセンでディシディア ファイナルファンタジーを遊んでみてください」(早矢仕氏)
「アーケードゲームには,熱気を持ったお客さんがいることは分かっていましたので,そこに自分の思う面白いものを届けたいという気持ちで今日までやってきました。このタイトルで初めてゲームセンターに行くという人もいると思いますが,ゲームセンターでもこんなに楽しい体験ができるということを味わっていただきたいです」(鯨岡氏)
「お客さんと一緒に遊び,お客さんの声をしっかり聞いて,さらにゲームを良くしていきたいと強く感じています。社内では,ディシディア ファイナルファンタジーを“ディケイド(decade)”と呼んでいますが,これは10年記という意味です。我々はこのタイトルを10年やっていくことを最初から目標として掲げて動いていますので,長く,楽しく,皆さんと一緒に遊びながら作っていきたいと思っております」(間氏)
「ディシディア ファイナルファンタジー」公式サイト
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