連載
闇金を題材にした“黒い”経営シミュレーション「ニコニコ ファイナンス」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第841回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,闇金を題材にしたシミュレーションゲーム「ニコニコ ファイナンス」(iOS / Android)を取り上げよう。
本作の主人公は,とある貸金業者に勤める一人の男性。彼はある日,タバコの不始末により火事を起こし,金庫内にあった10億円を焼失させてしまう。その現場を先輩社員に目撃されていたため逃げるわけにもいかず,10億円を完済するために闇金業を始めることになるのだ。
iOS版「ニコニコ ファイナンス」ダウンロードページ
Android版「ニコニコ ファイナンス」ダウンロードページ
ゲームの流れは,お金を借りに来た客に利子を付けて融資を行い,1週間後に返済してもらって利益を上げたら,その一部を社長に上納するというもの。これを繰り返して莫大な借金を返済することになる。
なお,最初に任される店舗は最大3人に融資を行えるので,枠を使い切ったら画面右上にある“週末へ”と書かれたボタンをタップして先に進むといい。
ゲーム内の時間で1週間が経過すると,貸し付けた額と回収した額が計算され,その週の利益が発表される。ただし,中には返済しない不届き者もいる。そのままだと損益を出してしまうので,取り立てを行わなければならないのだ。
取り立てはジャンケン勝負になっており,勝てば利子を含む全額を獲得,あいこか負けると取り立て失敗になり,大損となってしまう。前述のとおり,融資時に利子を設定できるが,(ゲーム内では)貸付額の2倍程度が無難とされる。あまりに高すぎると夜逃げされ,取り立てそのものを行えなくなるので気を付けよう。
上納金を一定額納めると,店舗を拡大して一度に貸せる相手を増やしたり,高額な融資を希望する客が訪れる地域に移転できるようになったりと,より稼ぎやすくなる。さらに,貸金業のほかに「おしぼり屋」「バー」「キャバクラ」といった副業で固定収入を得ることも可能なので,事業が軌道に乗り資金に余裕ができたら,こちらに投資してみるのもいいだろう。
与えられた資金を元に貸付/回収,社長への返済を行わなければならず,お金を運用していくかを楽しめる本作。ゲームならではのブラックな世界観は好き嫌いが分かれるところかもしれないが,目標に向かって黙々と作業を進めたいプレイヤーにオススメしたい作品だ。
著者紹介:H.H
ゲーム系分野で活動中のフリーライター。現役アーケード格闘ゲーマーで,日々ゲーセンで第一線級のプレイヤー達と凌ぎを削っている。コンシューマやスマホアプリでは,ジャンルを問わずに面白いゲームなら何でもやる雑食系。
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