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待望の「Fallout 4」がいよいよ海外で発売。というわけで,これまでに公開された情報を総ざらいしてみよう
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印刷2015/11/10 11:26

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待望の「Fallout 4」がいよいよ海外で発売。というわけで,これまでに公開された情報を総ざらいしてみよう

 2015年11月10日,Bethesda SoftworksのRPGシリーズ最新作「Fallout 4」PC/PlayStation 4/Xbox One)が海外で発売された。開発を担当するBethesda Game Studiosにとっては「The Elder Scrolls V: Skyrim」から4年ぶり,前作「Fallout 3」からは実に7年ぶりの新作となる。言うまでもなく,世界中の多数のファンが熱い視線を浴びせるタイトルだ。

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「Fallout 4」公式サイト


 「Fallout 4」は,核戦争により現代文明が崩壊した23世紀のアメリカを背景に,メインストーリーに沿ってプレイしてもよし,ミッションから離れて自分のしたいことをしてもよし,という自由度の非常に高いオープンワールドのRPGだ。広大な世界を自由に歩き回り,自分だけの物語を作るというゲームシステムと,練り込まれた作品世界の魅力から,日本では必ずしも人気が高いとはいえないSF系海外タイトルの中にあって,突出した知名度を誇っている。

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 日本語版は,海外版の発売から約1か月後の12月17日にリリースされる予定になっているが,ここで,制作発表からこれまで明らかにされてきたさまざまな情報を整理して,まとめておきたい。もちろん,筆者自身もまだプレイしておらず,「Fallout 3」や「Fallout: New Vegas」の記憶も薄れつつあることから,製品版とは内容が異なるという部分も出てくるかもしれない。その点は,ぜひご了承願いたい。
 なお,1997年にInterplay Productionsからリリースされたオリジナル版「Fallout」から,最新作に至る歴史をまとめたFallout版「世界の歴史」を11月9日に掲載した筆者の連載記事で紹介しているので,合わせて参考にしてほしい。

「Fallout 4」発売記念。Fallout版「世界の歴史」

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「Fallout 4」発売に至るまでの経緯を振り返る


 Bethesda Softworksの名前が日本で知られることになったきっかけは,2001年に発売された「The Elder Scrolls III:Morrowind」だろう。あくまで筆者の個人的な印象だが,「グランド・セフト・オート」シリーズなどの大ヒットによってオープンワールドというコンセプトが広がりを見せていたとき,「ああ,こんなゲームシステムでRPGをプレイしてみたいなあ」という欧米のRPG好きの願望にうまく合致したのがTESシリーズだったのではないだろうか。

 2006年にリリースされた「The Elder Scrolls IV: Oblivion」では,(コンシューマ機版のみであったものの)日本語化されたことで知名度が一気に上がった。2007年には同社の現副社長であるピート・ハインズ(Pete Hines)氏が東京ゲームショウに合わせて来日したが,そのとき行われたインタビューでハインズ氏は,「アメリカのゲームが日本で受け入れられないという固定観念は,なくなりました」と語っており,日本のゲーム市場に対してかなり高い期待感を持っている様子がうかがえた。2008年4月には,Bethesda Softworksの親会社にあたるZenimax Mediaの日本支社「ゼニマックス・アジア」が設立され,同年,「Fallout 3」が日本市場に投入された。

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 このように,日本のゲーマーとも密な関係を築いてきたBethesda Softworksだが,ゲーム開発に関しては「自分達が信じるゲームをしっかり作れば,ゲーマーは受け入れてくれる」という,職人気質が感じられる開発思想を持っていることで知られている。
 アートワークなどのアウトソーシングも行わず,120人前後の社員はほとんどが正規雇用であり,全員が同じプロジェクトに携わるという,この規模の欧米ゲームメーカーとしてはほかにあまり例のない,家族的なゲーム制作を貫いている。

 そんな彼らが「Fallout 4」の開発に本格的に着手したのは,「The Elder Scrolls V: Skyrim」の開発終了宣言が行われた2013年4月のことだ。もちろん,エグゼクティブ・ディレクターのトッド・ハワード(Todd Howard)氏が率いる脚本・デザインチームは,それ以前から新作に関する構想を練っていたはずで,「Fallout」シリーズの版権をめぐるInterplayとの協議が終了した2012年1月あたりから動き出していたのは確実だろう。

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 「Fallout 4」の制作が正式に発表されたのは2015年6月3日のことで,同時に公式サイトがオープンした。さらに6月15日,E3では初めてとなる同社のカンファレンス「Bethesda E3 2015 Showcase」において,北米で11月10日に発売することをアナウンスしたのだ(関連記事)。発表から発売まで1年や2年待つのは当たり前という感覚が,良くも悪くも一般的になった欧米ゲーム市場で,Bethesda Softworksのこの“早業”は,多くのゲーマーの度肝を抜いた。


2015年11月10日の海外発売について


 まず海外での発売が予定されている「Fallout 4」だが,10月15日に掲載した記事にもあるように,英語版PC版については,欧米と同じ11月10日に「Steam」からダウンロードすることが可能になる。これは,「The Elder Scrolls V: Skyrim」と同じスタンスで,英語(もしくはサポートされている他の言語)でプレイするのに支障がないという人,あるいは英語は得意でないけど,とにかく「Fallout 4」を一刻も早くプレイしたいという人は挑戦すべし。

 さて,そんなPCゲーマーのために,Bethesda Softworksが発表しているPCの必須&推奨動作環境を改めて紹介しておこう。

・必須動作環境
  • CPU:Core i5-2300もしくはPhenom II X4 945以上
  • メインメモリ容量:8GB以上
  • GPU:GeForce GTX 550 TiもしくはRadeon HD 7870以上
  • HDD空き容量:30GB以上

・推奨動作環境
  • CPU:Core i7-4790もしくはFX-9590以上
  • GPU:GeForce GTX 780もしくはRadeon R9 290X以上

 「The Elder Scrolls V: Skyrim」のプレイヤーなら,Bethesda Softworksが開発したゲームエンジン「Creation Engine」が,要求するPCのスペックの割に,素晴らしいグラフィックスを提供してくれたことを覚えているはずだ。しかし,PlayStation 4とXbox Oneに対応した最新の「Creation Engine」の動作環境はそれなりに高くなり,「『バトルフィールド 4』や『グランド・セフト・オートV』は,ギリギリ乗り切った」という人だと,グラフィックスカードの買い替えや新型PCの購入を検討したほうがいいかもしれない。

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 「Creation Engine」の最新版(Bethesda Softworksは「Creation Engine 2.0」といった表現は使っていない)では,オブジェクトによってレンダリングを細かく設定できる物理ベースレンダリング(Physical-Based Rendering)や,霧や煙の表現をさらにリアルにするダイナミック・ボリューメトリック・ライティング(Dynamic Volumetric Lighting)などの技術が採用されている。
 詳しくは,北米時間の11月4日に公式ポータルサイトBethesda.netに掲載された記事「The Graphics Technology of Fallout 4」などを参照してほしいが,これらにより,より現実に近いゲーム世界の構築が可能になっているわけだ。

「Creation Engine」の最新版で美しく表現された,文明が崩壊した世界。遙か遠くまで見わたせる距離感の表現も見事だ
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 「The Elder Scrolls V: Skyrim」で人気のあった公式MOD制作ツール「Creation Kit」は,2016年初めに公開される予定になっている。このツールは,PCだけでなくXbox One向けにも提供される計画だ。PlayStation 4版については今のところ,「Sony Computer Entertainmentと協議中」とのことで,MODに対するポリシーの違いがあるのかもしれないが,期待したい。
 「The Elder Scrolls V: Skyrim」の「Creation Kit」がPCゲーマーの間でMODをさらに認知させることに貢献したように,コンシューマ機でもMODが広がっていくきっかけになるかもしれない。Bethesda SoftworksはBethesda.netをこの6月にオープンさせたばかりなので,ここを拠点にコンシューマ向けのMODコミュニティを育てていく可能性もあるだろう。


「Fallout 4で初めて描かれる,核戦争“前”の世界


 「Bethesda E3 2015 Showcase」で公開されたように,「Fallout 4」では,核戦争が起こる前の世界が描かれており,これは,Bethesda Softworksが開発を担当する以前の「Fallout」シリーズを含めて,初めてのことになる。
 「Fallout」シリーズは,2066年に資源をめぐって勃発した「米中戦争」が,2077年にロシアを巻き込んで全面核戦争に発展したことで,人類がこれまで築き上げてきた文明が崩壊してしまうという世界観になっている。「Fallout 4」のオープニングでは,2077年のある土曜日の朝,アメリカのマサチューセッツ州の近郊にある架空の町,サンクチュアリ・ヒルズに住む家族の日常にスポットライトが当てられる。


 上のトレイラーを見ても分かるように,「Fallout 4」のプレイを始めてすぐに行うのが,プレイヤーキャラクターの作成だ。「鏡に映っている自分の顔」という設定の画面で,さまざまな顔のパーツを調整していくことできるほか,妻のノラ(Nora)として背後に立っている女性キャラクターに切り替えることも可能だ。
 またトレイラーに登場している赤ちゃんは,プレイヤーが作成したキャラクターを基本に自動生成される。肌や髪の毛の色を含めて,それらしい赤ちゃんがベッドで目をパチクリさせているのが分かるが,そこまでこだわっているのは,いずれこの赤ちゃんがストーリーに関わってくるということなのかもしれない。
 ちなみに「Fallout 3」では,物語で重要な役割を果たす父親の顔が,プレイヤーキャラクターから自動的に生成されていた。

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 ともあれ,こうしてキャラクター生成が終了すると,すぐに「ボルト」と呼ばれる核シェルターの入居資格を販売するVault-Tecのエージェントが玄関先にやってくる。セールスマンのような雰囲気なので,資格を購入するかどうかはそれぞれの市民に委ねられているようだが,ボルトの開発プロジェクトは政府主導で行われており,ゲーム世界ではアメリカ全土にたった112か所しか存在しないという設定がある。
 筆者の個人的な意見としては,プレイヤーキャラクターは何らかの深い意図をもってボルトへの入居資格を購入しており,その意図もまたストーリーに関わってくるのではないかと思うのだが,どうだろうか?

 さて,ボルトの入居資格を手に入れた時点で,プレイヤーは自分の名前を決め,後述する「S.P.E.C.I.A.L.」の基本値を決定する。名前は自由に選択できるが,少なくとも英語版においては,事前の音声収録で1000種類を超えるパターンが用意されており,よほど珍しい名前でもない限り,NPC達はその名前で話しかけてくるという。これは,どう考えても驚くほど細かい仕様で,やろうと思ってもなかなかできそうもない。日本語版で,このあたりをどうしているのかが気になるところ。
 もっとも,ゲーム中のニックネームとしては,「Fallout 3」のLone Wonderer(孤独な放浪者)や,「Fallout: New Vegas」のCourier(配達人)に続いて,Sole Survivor(唯一の生き残り)が用意されており,この名前で呼ばれることも多いかもしれない。

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 こうして家族の安全を念頭に,ボルトへの入居資格にサインしたプレイヤーキャラクターだったが,直後に非常サイレンが鳴り響き,テレビでは,絶望の淵に立たされた大統領が核戦争の勃発を告げる。ボストンを狙う核弾頭が炸裂する直前,サンクチュアリ・ヒルズに設置された「ボルト111」に逃げ込むことに成功する主人公だったが,次に彼が気づいたのは,妻子を含めて誰もいなくなった200年後の世界,つまり2277年だった。事情が飲み込めないまま,プレイヤーキャラクターは文字どおりSole Survivorとして,荒れ果てた土地に足を踏み入れる。

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 「Fallout」を理解するうえで重要なのは,ゲームの世界観が独自のオルタナティブヒストリーに基づいている点だ。核戦争前の2077年は,浮遊型の多目的ロボット「Mr.ハンディ」やレーザー銃,そして腕に装着する小型で多機能なパーソナルターミナルピップボーイなどが発明されている。その一方で,CPUは大量生産されることなく,1950年代から1960年代にかけてのファッションや髪形が流行しており,テレビもブラウン管のままだ。これがゲームに独特の雰囲気を与えている。
 ちなみに,「Fallout 4」に登場するピップボーイは,ボストン周辺のボルトのみに配布されたらしい「Pip-Boy 3000 Mark IV」という最新モデルで,前作とは違ってアニメーション表示もできる高級品だ。ピップボーイは要するにインタフェース画面で,後述する「パークス」(Perks)やアイテムなどを管理するためのものなのだが,今回は「Atomic Command」「Red Menace」というゲーム内ゲームをプレイすることが可能になっているというから驚く。
 目を覚ましたプレイヤーは,これをボルトの中で発見することになるようだ。

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あなたのキャラクターを
よりS.P.E.C.I.A.L.なものにするために


 Falloutシリーズには,キャラクターの基本アビリティとして上記の「S.P.E.C.I.A.L.」システムが用意されている。これは,「Strength」(強さ),「Perception」(知覚),「Endurance」(耐久力),「Charisma」(カリスマ),「Intelligence」(知性),「Agility」(敏捷性),「Luck」(幸運)の7つの頭文字をとったもので,合わせて日本語で「特別」を意味する英単語になる,なかなか粋な名称だ。

 「S.P.E.C.I.A.L.」の7つのアビリティには,1から10までのポイントを振り分けることが可能で,「Bethesda E3 2015 Showcase」で公開されたトレイラーでは,ゲームの最初にそれぞれに1ポイントずつある各アビリティに,プレイヤーが残りの21ポイント(合計28ポイント)を自由に振り分ける様子が紹介されていた。前作「Fallout 3」で与えらえたポイントが40だったことを考えると,個性的なキャラクター作成に28ポイントというのは少な過ぎるような気がするが,「Fallout 4」ではプレイヤーがレベルアップするたびに「S.P.E.C.I.A.L.」もしくはパークスに使えるポイントが入手できるというシステムに変更されているので,プレイ時間が増えるにつれて,自分のスタイルに合ったキャラクターを育てていくことができそうだ。
 「Fallout」シリーズのマスコットともいえるボルトボーイを主人公にした白黒アニメによって,それぞれのアビリティを紹介するムービーが公開されている。以下に掲載したのが,それらだ。









改良されたパークスとクラフティング要素


 上記のとおり,「Fallout 4」ではキャラクターがレベルアップするたびに,「S.P.E.C.I.A.L.」もしくはパークスに使えるポイントが獲得できるシステムに変更されている。本作にはレベルキャップがないということなので,今回はプレイヤーキャラクターをかなり高いレベルまで成長させることが可能になっているのかもしれない。

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 パークスとは取得できる特殊能力のことで,「Fallout 4」では,「S.P.E.C.I.A.L.」の7つのアビリティ向けに,それぞれ10種類のパークスが用意されるという,新規プレイヤーにも分かりやすいものに変更された。例えば,Enduranceがレベル6に達しているキャラクターなら,パークスもレベル6を上限に,それ以下のものから選択できる。レベル1から段階的にアンロックするのではなく,好きなものから順に獲得できるというシステムだ。
 Luckのレベル8に「Grim Reaper's Sprint」というパークスがあることが事前に公開されたリストから分かるが,次のレベル9には「Luck of the Irish」という新パークスが追加されており,「Fallout 3」や「Fallout: New Vegas」とはセットが異なっている。そのため,従来作のプレイヤーでも新鮮な体験ができそうだ。

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 忘れてならないのが,ただでさえ何百時間も遊べるゲームのライフタイムをさらに押し上げること間違いなしの,クラフティング機能だ。「Fallout 3」に比べて大幅にパワーアップしており,例えば武器なら,50種類もあるベースにさまざまなパーツを組み合わせることで,自分なりの武器を作成できるようになっている。

 ゲーム世界で拾えるジャンクアイテムも,ほとんどすべてがただのジャンクではなく,何らかの利用価値を持っているという。例えばスナイパーライフル用のLong Scopeを作るには,「Adhesive」(接着用具),「Glass」(ガラス),「Screws」(ねじ),そして「Steel」(鉄鋼)という4つのアイテムが必要になるが,接着用具なら「Duct Tape」「Wonderglue」を見つければ良いし,ガラスなら目覚まし時計,デスクランプ,顕微鏡,哺乳瓶などから得られる。
 こうしたアイテムがゲーム内に何百種類も用意されているとのことなので,今回はセーフハウスに相当量のモノを溜め込んでおくことが必要になるだろう。Mr.ハンディやドッグミートなどのコンパニオンを活用して,すぐには必要なさそうなものでも,なるべく集めておくことが吉だろう。

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 クラフティングで忘れてはならないのは,本作ではセーフハウスの内装のみならず,建物全体の建築をプレイヤーが最初から行える点だ。公開されたトレイラーからは,廃屋をいったん解体して廃材を利用したり,新しく必要なものを集めて建て直したりしている様子が確認できる。安全を確保するため,ターレット(砲台)や火炎放射器などのトラップを設置して敵の侵入を防ぐことも必要になるし,NPCに植物を栽培させることで自給自足の生活も可能になるようだ。

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 このようにして安全な生活圏を広げていくと,コンパニオンはもちろん,商人なども定住してくれて,プレイヤーを中心とする1つの集落が形成させる。本作では,こうした安住の地を「The Elder Scrolls V: Skyrim」のようにさまざまな場所に作ることができるらしく,いずれメガトン(前作にあった街)級の城塞都市だって夢ではないかもしれない。


そういえば,2013年12月には,「Fallout」シリーズの最新作を思わせるフェイクサイト事件が起きている(関連記事)。それほどファンから熱望されてきた新作タイトルなのだ
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 以上,「Fallout 4」についての情報を整理してみたが,公開されたトレイラーを見る限り,アクションスタイルや登場するモンスター,クリーチャーなどは,「Fallout 3」や「Fallout: New Vegas」に比べてもあまり変わらないようだ。時系列としては「Fallout 3」とほぼ同時代で,場所も同じアメリカ東海岸であるため,状況があまりにも異なっていると,それはそれで違和感を覚えてしまうだろう。このあたりのバランスは開発側にとっても苦心する部分だが,上記のようにグラフィックスが大幅に向上しているので,従来作のプレイヤーにとっては,懐かしくも新しい気分で冒険できるはずだ。

 10月末にはプレビュー版を入手していた人の一部が,プレイ動画やスクリーンショットをアップしてしまうという問題も起きている。このスケールの新作には起こりがちなことだが,本日,海外版が発売された以上は,さらに多くの情報があふれてきそうだ。購入予定者にとっては,そういう情報を積極的に集めて研究するか,あるいは興奮を抑えてすべてをシャットダウンするか,悩ましい夜が続くことだろう。

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