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「ブレイド」「ハーツ」から人気キャラが参戦。新システムの搭載で遊びやすくなった「BLADE ARCUS from Shining VER.2.0」ロケテストレポート
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印刷2015/06/12 20:58

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「ブレイド」「ハーツ」から人気キャラが参戦。新システムの搭載で遊びやすくなった「BLADE ARCUS from Shining VER.2.0」ロケテストレポート

ロケテスト会場の一つとなった「クラブセガ秋葉原新館」。あいにく小雨がぱらつく空模様だったが,開店直後から多くのプレイヤーが詰めかけた
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 セガ・インタラクティブのアーケード用格闘ゲーム「BLADE ARCUS from Shining VER.2.0」(以下,VER2.0)のロケテストが,本日(2015年6月12日)開始された。日程は本日から1週間程度の予定で,東京の「クラブセガ秋葉原新館」「セガ 神楽坂」「クラブ セガ 新宿西口」の3店舗での開催となっている。

 本作は,人気RPG「シャイニング」シリーズから,さまざまな人気キャラクターが集結した2D格闘ゲーム。2015年11月に稼働を開始した前作に,新たなキャラクターやシステムが加わり,またバランス調整が施された「VER2.0」がいよいよ登場するというわけで,筆者が取材に訪れたクラブセガ秋葉原新館には,開店直後から本作を体験しようと待ち構えていたプレイヤー達がつめかけていた。本稿では,そのロケテスト会場の模様をお伝えしていこう。

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「クラブセガ秋葉原新館」には,3組の対戦台が用意されていた
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「BLADE ARCUS from Shining VER.2.0」公式サイト



参戦を果たした4名のキャラクター達


 今回のVER.2.0では,「シャイニング・ブレイド」から「リック」と「ディラン」「シャイニング・ハーツ」から「ローナ」「裏雪姫」という,計4名が新キャラクターとして登場する。

 リックは難しいコマンドを入力しなくても楽しめる初心者向けキャラクターという位置づけのよう。本作には[A]→[B]→[C]の順でボタンを押すだけでコンボになる,いわゆるチェーンコンボがシステムとして用意されているが,リックの「ダンシングソード」は同じボタンを連打するだけでもコンボとなる。ダンシングソードはこのほかにもユニークな特性があり,繰り返し使うとことで攻撃力がアップ。さらにはリックに残像が付いて攻撃が多段ヒットするようになる。ボタン連打だけで簡単にコンボが作れるというわけで,なかなか爽快感のあるキャラクターとなっていた。
 このほか,4+[C]の「シールドバッシュ」など必殺技のコマンドがとにかく簡単なのも印象的なキャラクターとなっている。

リック
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 ディランはコマンド投げである「派手にいくぜ!」からの連携が面白い。派手にいくぜ!が決まったあと,[A]or[B]or[C]の追加入力でそれぞれ異なる追撃が可能なのだが,相手がディラン側と同じボタンを入力できれば,追撃を回避できる。対戦での読み合いが楽しいキャラクターになりそうだ。

ディラン
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 ロケテストでとくに人気だったローナは,空中ダッシュや急降下技を備えた高機動タイプのキャラクターだ。また,高速移動した後,3種類の派生技を繰り出せる「疾風」や,瞬間移動するタイプのワープ技も持ち合わせており,これらを駆使して画面内を縦横無尽に動き回れる。一方で,技のリーチには欠ける印象だったので,使いこなすにはそれなりに熟練が必要なキャラクターに思えた。

ローナ
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 また熟練が必要そうということなら,裏雪姫も間違いなくその一人だ。刀による長いリーチを活かして戦うキャラクターだが,必殺技コマンドを最速で入力することで性能が変化するという要素が組み込まれている。これを活用すれば,通常ではつながらないコンボも作れるとのこと。本日はロケテスト初日ということもあり,そこまで使いこなせている人は見かけなかったが,研究が進むにつれて猛威を振るうかもしれない。

裏雪姫
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 システム面では,「リバーサルストライク」「リジェクションガード」の2つの要素が追加されている。

 リバーサルストライクは6+[B]+[C]入力で繰り出せるアーマー付の打撃技だ。後述するAPゲージがある場合はボタンを押し続けることでタメが可能で,その間はずっとアーマー状態となる。ボタンを離すか,もしくはAPゲージが尽きると打撃が発生し,これがヒットすると,相手は吹き飛びダウンとなる。また,一定以上のタメを行った場合は,吹き飛んだ後に壁バウンドが発生し,追撃も可能になるようだった。

 一方のリジェクションガードは,[B]+[C]入力で発動できる特殊ガード。発動するとキャラクターが防御の構えをとり,相手の打撃技を受け止めると,はじき飛ばして大きく間合いを離す効果がある。こちらはいわゆる当て身技のような扱いで,待機時間を延長することはできないようだった。

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 上記のシステムは,いずれも新設の「AP(アクションポイント)ゲージ」が必要で,リバーサルストライクは0〜100%消費(タメ時間で異なる),リジェクションガードは50%消費となっていた。
 APゲージは時間経過によって自動的に回復していく仕組みになっているので,リバーサルストライクや履ジェクションガードの乱発はできない。どちらも切り返しに用いる防御的なシステムなので,Ver.2.0では相手のAPゲージを見て,攻め方を考えるといった駆け引きが必要になりそうだ。

 そのほかダッシュ中にジャンプが可能になるなど,ゲーム全体のテンポも向上しており,前作よりスピーディなバトル展開が楽しめそうな本作。冒頭にも述べたとおり,ロケテストは本日から1週間程度続く予定なので,都内近郊の読者はぜひ会場に足を運んでみてはいかがだろうか。

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“らしさ”を残しつつ遊びやすくなった「2.0」――ディレクター・近藤敏信氏 ミニインタビュー


 最後に,ロケテスト会場を訪れていた本作の開発元・スタジオ最前線の近藤敏信氏への合同インタビューの模様を掲載して,本稿の締めとしよう。


――いよいよ登場したVER.2.0。今作の方向性について,概要を教えてください。

本作の開発を担当する,スタジオ最前線の近藤敏信ディレクター
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近藤敏信ディレクター(以下,近藤氏):
 前作では“差し合いとコンボの楽しさをうまくく両立させる”ことを目標としていましたが,VER.2.0では“より対戦の駆け引きが楽しめ,かつコンボが気持ちいいゲーム”を目指しています。新システムが加わって,一皮むけた楽しさになっているのではないかと思います。

――リバーサルストライクとリジェクションガードが追加されましたが,この意図は?

近藤氏:
 切り返しの手段は,前作にも「サポートインタラプト」がありましたが,これはサポートキャラクター頼りのシステムでした。今回は,操作キャラ自身が身を守る行動として,この2つのシステムを加えています。これにより,より複雑な駆け引き,読み合いが可能になっています。

――4名の新キャラクターについて,それぞれの見所を教えてください。

近藤氏:
 リックは攻撃ボタンを押すだけでコンボになるキャラクターで,初心者でも楽しめる作りになっています。これまであまり格闘ゲームをプレイした事のない人は,ぜひ彼を使ってみてほしいです。
 ディランはとくに対人戦が面白いキャラクターです。コマンド投げを軸に相手に選択を迫ることができ,読み勝つことで大ダメージが与えられます。
 ローナはいわゆる忍者系で,相手を翻弄することに長けたキャラクターですね。移動系の技が多くて使いこなすのは大変ですが,愛があれば楽しいと思いますよ。
 あと裏雪姫は,最速入力で性能がアップする要素があるので,やり込むことによって世界が広がるキャラクターになっています。入力に成功すると身体が光るので,ぜひ試していただければと。

――前作プレイヤーには,どのあたりを見てほしいですか?

近藤氏:
 大きく進化しつつも,ブレイドアークスらしさは残すように調整しました。結果,多くの格闘ゲームファンに遊びやすいゲームなったと思うので,前作プレイヤーの方には,その辺りに注目しつつ,プレイしていただけると嬉しいです。

――既存キャラクターの調整はどんな方針で行われたのでしょうか。

近藤氏:
 既存キャラにも,かなり細かい部分まで手を入れています。方針としては,強さを平均化するのではなく,不遇と言われていたキャラクターにアッパー調整をかける形を心がけました。

――VER2.0に期待するファンに向け,メッセージをお願いします。

近藤氏:
 いい意味で生まれ変わったゲームになっていますので,ぜひ遊んでみてください。それで面白いと感じてもらえたら,ぜひ“ブレイドアークス勢”に加わっていただけたら幸いです。

――本日はありがとうございました。

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「BLADE ARCUS from Shining VER.2.0」公式サイト

  • 関連タイトル:

    BLADE ARCUS from Shining VER.2.1EX

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