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BEMANIシリーズ最新作「MÚSECA」ロケテストレポート。5つの“スピナー”とフットペダルで操作する,グラフィカルな新感覚リズムゲーム
同社のリズムゲームブランドBEMANIシリーズの最新作となる本作は,先にオープンしたティザーサイトや,KONAMI公式の「BEMANI生放送(仮)」などで告知が行われていたものの,その全貌は謎に包まれていたタイトルだ。それがいよいよ一般公開されるということで,ロケテスト初日にはBEMANIファンが会場に集まっていた。
本稿ではその初日の様子をレポートすると共に,本作が一体どんなゲームなのかを簡単に紹介していこう。
「MÚSECA」公式サイト
音楽×イラストの新感覚リズムゲーム
早朝から雨というあいにくの天気でスタートした今回のロケテスト。だが本作をいち早くプレイしてみたいファン達には大した問題ではなかったようで,筆者が会場を訪れたときには,すで当日分の整理券は配布終了となっていた。1日あたりの整理券配布は170人分前後とのことだが,初日分は開店直後になくなってしまったそうだ。
では,筐体からチェックしてみよう。本作のインタフェースは手で操作する大きなボタン5つと,足で操作するフットペダル1つで構成されている。
“スピナー”という名称の大きなボタンは,普通に「押す」だけでなく,ボタン全体をクルクルと「回転」させることができ,いわゆるターンテーブル的な操作が可能。これにフットペダルを「踏む」操作が加わって,3種類の操作を使い分けながらプレイすることとなる。
基本的なプレイ方法は,BEMANIシリーズではお馴染みの「流れてくる判定オブジェクト(ノーツ)に合わせて,各種インタフェースを操作する」という流れとなる。ただ,フットペダルはノーツに合わせて操作するものではなく,後述の“ギフト”を発動するためのもの。またスピナーの回転操作では,「回す」と「回し続ける」の使い分けが必要となるものの,シリーズプレイヤーなら直感的に楽しめるハズだ。実際,ロケテストを訪れていたファン達も,それほど戸惑うことなく楽しんでいるようだった。
本作独自の要素である,“Grafica(グラフィカ)”と“ギフト”について説明しよう。本作では,プレイ前にGraficaというアシストキャラクターを3種類まで選択できる。Graficaはキャラクターごとに“ギフト”という特殊効果を持っていて,プレイ中にギフトゲージが溜まることで,任意に発動できるようになる。気になるギフトの効果としては,「ミスしたHPを回復する」「ノーツの判定を緩くする」「獲得点数をブーストする」などがあるようだった。これによりプレイの幅が広がるというわけだ。
画面中央下にある下向きの矢印マークがギフトゲージ。ゲージが貯まった後にペダルを踏むと,Graficaのカットインと共に画面が暗転,ギフトが発動する |
ギフト効果はプラスに働くものばかりでなく,「HPは回復するけど得点は減る」といったマイナスの面もある。効果発動中にもう一度ペダルを踏むめば解除も可能だが,発動時に焦って2回踏んでしまわないよう気をつけよう |
なお,Graficaのキャラクターデザインには著名なイラストレーターが多数参加しており,見た目にも楽しい作りになっている。今後はイラストや性能の違いによって人気のGraficaも登場してきそうで,今から稼働が楽しみになってくる。またKONAMIの話では,Graficaのキャラクターデザインは一般公募を積極的に行っていく予定とのこと。こちらも期待しておこう。
ロケテスト参加者にもれなくプレゼントされるGrafica「ロクミ」(イラスト:TORIENA)。ギフト効果はHPを即時回復するが,得点は減少してしまうというもの |
Grafica「テオとみみずくのヴィント」(イラスト:黛)。HP回復と判定幅が増加するが,こちらも得点は減少してしまう |
シンプルなインタフェースながら,スピナー独特の操作感とGraficaによる新しいビジュアルが楽しい「MÚSECA」。ロケテストは明日6月21日(日)まで開催されているので,都内近郊のBEMANIファンは,ぜひ会場に足を運んでみてはいかがだろうか。
「MÚSECA」公式サイト
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