インタビュー
「リネレボ」公式大会の開催直前インタビューを掲載。公式解説者と強豪血盟のプレイヤー達に聞いた「LRT SEASON4」の見どころや面白さ
LINEAGE2 REVOLUTION TOURNAMENTを略して通称「LRT」と呼ばれる,恒例の本大会シリーズは今回で4回目を迎えた。血盟戦闘力上位128の血盟が王者の座をかけ,30vs.30の戦いを繰り広げて勝ち上がっていくというトーナメント戦の視聴を楽しみにしている人は少なくないだろう。
さて,そんな「LRT SEASON4」の開幕からさかのぼること数日前,4Gamerはネットマーブルジャパン社に足を運んでいた。経緯としては同社からお呼びがかかって馳せ参じた形だが,時期的に大会取材陣向けのレギュレーションなどをあらかじめ確認させてもらえる打ち合わせか何かだろうとタカをくくっていたところ,実際には「リネレボ」プロデューサーへのインタビューの依頼だった。
このときは「大会前にプロデューサーから話を聞けるのはこちらも嬉しい」と二つ返事で引き受けたが,直前になって予定が変更。公式解説者のS嶋さんを交えて,現役プレイヤーかつ本大会にも出場している4名から,「LRT SEASON4」の見どころや,LRT全体の面白さを聞き出して記事にしてもらいたいという話に変わった。大会前に,それも大会出場者である特定のプレイヤーと運営サイドが同席している場をそういった主旨で表に出すのは……と一度断ったが,実際に話を聞いてみると,大会に臨む彼らの真剣さは記事の形で残してもよいのではないかと思えたので,運営スタッフの熱意に押された形もあり,こうして実現に至っている。
以下,最低限の編集はしているものの,現役プレイヤー,それも前回のLRTでベスト4入り血盟の代表という誰よりも「リネレボ」に精通した4名に,公式解説者のS島さんを交えた現場からの生の声である。
●インタビュー出席者
・S嶋さん(「リネージュ2 レボリューション」公式解説者)
・rysterさん(前大会1位「Vertex」血盟)
・とと☆@さん(前大会4位「ぱんどら」血盟)
・Revenge.. さん(「Nero」血盟)
・みずるさん(「LogicDonater」血盟)
前回ベスト4の各血盟代表と公式リネレボ公式解説者は,LRTのどこが魅力と考えているか
4Gamer:
本日はよろしくお願いいたします。まずは自己紹介を兼ねて皆さんの「リネレボ」におけるプロフィールをお聞かせください。
S嶋さん:
「リネレボ」の公式解説者でLRTでも解説を担当しているS嶋です。
とと☆@さん:
「ぱんどら」血盟で要塞戦の指揮をしているとと☆@です。
rysterさん:
「Vertex」血盟主のrysterです。LRTでは1回目と3回目で優勝させてもらい,4回目は兄弟血盟の「SFiDA」と共に出場する予定です。
Revenge.. さん:
「Nero」で血盟主をしているRevenge..です。前回大会では姉妹血盟の「Bianco」で出場し,3位にランクインできました。
みずるさん:
「LogicDonater」血盟のみずるです。第2回大会は「PUZZLE」血盟で出場し,前回大会では「Waltz」血盟で2位になりました。
4Gamer:
皆さんはそれぞれLRTの魅力はどこにあるとお考えでしょうか。
とと☆@さん:
ほかのアプリにはあまりない30対30の多人数対戦ですね。レベルが上がるほど出場者の想いも熱くて,まるで部活の大会のように感じられます。出場と観戦のどちらでも,童心に帰ったかのように,純粋に熱くなれるんです。戦術や作戦なんかも奥深いですし。
rysterさん:
いい年をした大人が一生懸命にやっていること,そして童心に帰らせてくれるゲームの面白さといったところでしょうか。出場するために毎晩練習しているんですが,ほかの血盟に見られないように動画を共有して反省会をするなど,みんな一生懸命なんです。
Revenge.. さん:
LRTの面白さは,かなり研究が進んでいるにも関わらず,最適解が見つかっていないところでしょうか。そんな中で大の大人が優勝という目標に向け,睡眠時間を削ってまで切磋琢磨していく熱さが魅力ですね。練習をしっかりとやっているのはもちろんですが,勝負は有望なプレイヤーさんをスカウトするところから始まっていますから,熱いですよ。
みずるさん:
リネレボのジャンルはMMORPGなんですが,LRTの要塞戦はMOBAに近い競技性があると思います。個人として強い人たちが集まっても,戦術や戦略で勝ち負けがひっくり返るので,いろいろな戦い方や職構成を考えるのが楽しいですね。
今回のLRTでは「オーク」と「フロストアーマー」に注目
4Gamer:
今回は新種族「カマエル」と新システム「デュアルクラス」が実装(関連記事)されてから初の大会となりますが,新要素の影響は大きいんでしょうか。
「デュアルクラス」の実装に伴い,サブクラスが装備しているアーティファクトデッキも効果を発揮するようになったのが大きいでしょうね。
rysterさん:
「デュアルクラス」については,職対策という側面で影響があると思います。ほかの職業を自分で使ってみると,どういうことができるのか,スキルの範囲はどれくらいあるのかといったところを実体験できるわけですからね。
4Gamer:
「カマエル」についてはどうでしょうか。
みずるさん:
「カマエル」は実装されてからまだ日が浅いので,LRTに出場するところまで育成が進んでいないと思います。
rysterさん:
「カマエル」よりも「オーク」の育成が進んだことが大きいでしょうね。
Revenge.. さん:
「オーク」は,「ウォークライヤー」のパーティバフとパッシブスキルが強いんです。これまでダメージを反射するスキルは「パラディン」しか持っていなかったんですが,「ウォークライヤー」はこれをパーティ全員にかけられるのが大きな強みです。また,クリティカルダメージをアップする「デスウィスパー」も強いですね。一方の「タイラント」は,沈黙スキルの「フェアリーサークル」が活用できる血盟なら,力を発揮すると思います。今はキャラクターの育成も進んでいて,バフをいかに確保するかがより重要になってきていますから。
みずるさん:
これまではひとかたまりになって動く血盟が多かったんですが,そこにダメージ反射が絡むとめちゃくちゃ怖いですね。従来の環境だとこうした集団には範囲攻撃系のレアスキルを打ち込めばよかったんですが,敵集団に「ウォークライヤー」がいたら,反射スキルでこちらがひどいめに遭わされます。たとえこちらのHPがフルであっても,死んでしまうほどの大ダメージを食らいますから。
rysterさん:
「ウォークライヤー」がいる血盟とそうでない血盟が対決したとしましょう。「ウォークライヤー」がいる血盟は、例え戦闘力で負けていても,キル/デスレートでは上回れるでしょうね。
4Gamer:
「LRT SEASON4」では「オーク」,とくに「ウォークライヤー」と「タイラント」の動向に注目ですね。
現環境ではまさにトップメタだと思います。ほかの種族より実装が遅かっただけに,高い戦闘力を持つ「ウォークライヤー」は各血盟のあいで取り合いになっているんじゃないでしょうか。
みずるさん:
血盟主はすべてのサーバーにスカウト用のキャラクターを作って駆けずり回っていますね。戦闘力を調べて,有望そうな人に声をかけていくわけです。
rysterさん:
サーバー統合が行われるものと考えて,先んじて行動していましたからね。最初のLRTではウチの血盟がほかからスカウトして人材を集めて優勝できたんですが,第2回からはほかの血盟も同じことをしてきましたし。
Revenge.. さん:
スカウトするうえでは血盟のアピールが大事でしたね。Vertexさんなんかは,LRT優勝血盟のブランドがあるから有利だったんじゃないですか?
rysterさん:
いや,逆ですね。優勝した血盟を倒したいと考える人の方が多いですから,本当に強い人たちはいろいろな血盟に散らばりましたよ。
4Gamer:
では現状,人材の一極集中は起こっていないんですね。
Revenge.. さん:
今回は優勝が読みにくい大会になるでしょうね。前回のLRTは戦闘力が大きい順に,順位が決まっていったところがあります。しかし今回は戦闘力の順位が10位の血盟であっても,戦略次第で1位の血盟を倒すようなこともあると思いますね。
S嶋さん:
今回は番狂わせが起きるかも……。
4Gamer:
そのほかのアップデートで影響を及ぼしているものはなんでしょうか。
みずるさん:
レアスキルに「ホーリーショック」と「フロストアーマー」が追加されたのは大きいです。
昔の環境と違い,敵の「ゴーストハンター」が「ヴィシャススタンス」と「ホーリーショック」を組み合わせてくると,こっちが一発で倒されるようなことがザラに起こりますからね。レアスキルに加え,装備に+40強化が実装されたことも大きいでしょう。資本力のある方を擁している血盟が伸びている印象です。
S嶋さん:
「LRT SEASON1」のレアスキル関係といえば「メテオストーム」をいかに使うかという戦いでした。その後「ディフェンスゾーン」に加えて「フロストアーマー」と「ホーリーショック」も実装されたので,2つしかないレアスキル枠に何を入れるべきかの選択が重要になっています。なので,解説としての視点だと,「フロストアーマー」の使われ方に注目したいですね。
rysterさん:
今回のアップデートというわけではないんですが,もっとも大きく環境を変えたのは要塞大戦だと思います。要塞戦の練習ができるようになったことに加え,前回のLRTから見本となるべき血盟の試合動画が出回っていますから,どの血盟も動きがかなり良くなってきていますね。我々「Vertex」も相当に研究されているでしょうし。あとはLRTまでの期間でどれだけ戦闘力を上げるかもみんな必死に考えているでしょうね。
FPSあり,MOBAあり……血盟代表たちのMMO経験
オンラインゲーム経験に富んだ人だからこその意見も
4Gamer:
そもそも皆さんは「リネレボ」が初めて遊んだゲームなんですか?
とと☆@さん:
MMORPGをやったのは「リネレボ」が初めてですね。
rysterさん:
「ラグナロクオンライン」「アスガルド」「グラナド・エスパダ」など,いろいろわたり歩きました。「GunZ the Duel」では大会にも出ています。
4Gamer:
「GunZ the Duel」大会出場時のプレイヤーネームは教えてもらえますか?
rysterさん:
当時の名前は教えられないです(笑)。
Revenge.. さん:
私は「リネージュ」で攻城戦やレイドをずっと楽しんでいました。そのあとリネージュも引退し,新たに「リネレボ」を始めたんですが,そこで前に一緒だったKanzakiと偶然再会して,「Nero」血盟を立ち上げたという経緯があります。「リネレボ」の要塞戦は「リネージュ」の攻城戦に近いものがあると思いますね。
元々対戦ゲームが好きで,PCを使って「Alliance of Valiant Arms」や「スペシャルフォース」「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」「オーバーウォッチ」「リーグ・オブ・レジェンド」なんかをやっていました。社会人になってから自由に使える時間が限られてきたんですが,要塞戦の動画を見て,スマートフォンでMOBA的なエッセンスのある対戦ができるなら……ということで,「リネレボ」を始めました。
S嶋さん:
出身ゲームは「サドンアタック」です。「ドラゴンネスト」や「TERA」なんかも遊んでいたんですが,就職すると自由な時間がなくなって,PCも売り払ったんです。そのときに「パズドラ」が流行して,会社でゲームのお仕事を受けるようになり,それからとにかくたくさんゲームを遊ぶようになりました。
4Gamer:
昔ながらのMMO経験者あり,FPSやMOBAあり,スマートフォンからMMOを始めた人ありとバラエティに富んでいますね。
rysterさん:
私もスマートフォンで遊べることと放置機能が魅力でリネレボを始めたんですが,最近はなかなか放置もしていられないですね(笑)。周囲を見ていても,3〜40代はPCゲーム経験者で,それより若い世代はほかのソーシャルゲームから「リネレボ」にやって来た感じがあります。
Revenge.. さん:
昔のMMOはとにかく時間をたくさん取れる人が勝てていましたね。今のような時短につながるような課金システムもなかったですから,それこそ3日間寝ないで狩り続けたようなこともありましたし。リネージュのときはデスペナで失うものが大きいからこそ,FPK(ここでは,通常フィールドでのPK,Field Player Killを指している)をやっていたところがありますね(笑)。
今の「リネレボ」はPKを事実上無意味にするオート復帰が実装されてしまっています。ただ,FPKを楽しんでいた者もいて,運営側に声が届きにくい状態にあるので,こうしたコンテンツを復活させてほしいですね。
rysterさん:
我々血盟側も「リネレボ」のコンテンツを全力で楽しむため,攻城戦をやる気のない血盟が入札する「入札妨害」や,上位血盟での談合をしないようにしています。
Revenge.. さん:
血盟同士が談合すると,そのコンテンツが死んでしまいますからね。そうした意味では,多くの人が楽しめる全サーバー攻城戦のアップデートを急いでほしいです。LRTが終わると一区切りができて引退してしまう人も多いんですよ。「LRT SEASON2」が終わったあとなんかは,「Nero」と「Bianco」で合わせて2〜30人が引退してますから。LRTの前にキャンペーンを集中させるというのは商売として理解できるんですが,そうするといいプレイヤーさんが息切れしてどんどんいなくなってしまいます。ゲーム自体の寿命も短くなってしまうんです。
強豪の彼らが注目する血盟
4Gamer:
ライバル視している血盟はありますか?
とと☆@さん:
うちがライバル視するのは,同じサーバーの「Hortensia(オルタンシア)」さんですね。戦うのは本戦になるでしょうが,お互いに負けられない,熱の入る試合になると思います。
兄弟血盟の「SFiDA」と「Good Fellows」さんですね。「SFiDA」はユーザー大会「UET」でも上位に上がってくるほどの実力があるので,キツい戦いになるでしょう。「Good Fellows」さんは職の構成と戦闘力という面ではかなり強くて,本番までにどう仕上げてくるかが怖いです。
Revenge.. さん:
ここにいる血盟さんの中では戦闘力も低いんですが,戦術や戦略で勝てれば楽しいんじゃないかと考えています。「Vertex」さん,「SFiDA」さん,「Good Fellows」さん,「LogicDonater」さんに勝てればジャイアントキリング成立だとは考えていますが(笑)。あと,ウチはここまでLRTにフォーカスして血盟を運営してきましたが,方針を変えることにしました。LRTのために無理してお金を使ったり,そのあとに引退される方もいたりしたので,LRTはリネレボにあるコンテンツの1つとして楽しもうと考えるようになったんです。
みずるさん:
強いと思っているのは,「Vertex」さん,「SFiDA」さん,「Good Fellows」さんです。「LogicDonater」自体はLRTのみのための血盟ではありませんから,いろいろなコンテンツを楽しみながらベスト4を目標としていきたいところですね。
S嶋さん:
解説として注目しているのは「Vertex」ですね。とはいえ,「Vertex」も一強というわけではなく,かなり苦戦するんじゃないでしょうか。「UET」決勝戦のカードは「Vertex」対「SFiDA」というLRTでもありそうな組み合わせだったんですが,強いのは「SFiDA」で,勝ったのは「Vertex」だったんです。この差を生んだのは,「Vertex」が「LRT SEASON2」で,絶対に負けたくない血盟に負けるという大事な経験をしたことにあるんじゃないかと思います。
LRT大会運営サイドに言いたいこと
4Gamer:
LRTの大会運営に対して,何か思うところはありますか。
とと☆@さん:
要塞戦で使うマップの種類を増やしてほしいですね。また,制限時間を10分くらいにすれば,展開も早くなって観戦者もハラハラするんじゃないでしょうか。
rysterさん:
血盟の強さでランク分けすれば,いろいろな血盟が楽しめると思います。現在だとどうしても上位血盟のみに偏ってしまっていますから。あと,サイズは小さくてもいいので全員分のトロフィーを用意してほしいです。いつも大会が終わってから分配で揉めるので,ウチは自費で小トロフィーを50個ほど作って血盟員全員に配布しています。あと,「LRT SEASON4」では舞台上でボイスチャットを使えるようにしてほしいです。
広報&マーケティングスタッフ:
会場でボイスチャットのマイクを使用いただくと,実況解説含む会場音が耳に入るなど,公平な試合進行に影響が出てしまう懸念があります。消防法との関係もあり,完全密閉空間が作れないなどの制限もあります。会場との兼ね合いなども出てきますが,改善できるように検討を続けていきます。
4Gamer:
確かにボイスチャットの問題は何より解決法を見つけてほしいところかもしれません。
では,Revenge.. さんはいかがでしょう。
Revenge.. さん:
ランク分けをして1リーグを64血盟くらいに絞ったほうがいいでしょうね。負けを前提で記念出場するより,実力相応のリーグで優勝を目指すほうが,ゲーム全体での盛り上がりを期待できると思います。
みずるさん:
「ミスティック・スノー」のようなオブジェクトを増やしたり,複数マップをシャッフルしたりなど,対戦環境を毎回変えれば,見ている側も楽しいんじゃないでしょうか。
S嶋さん:
複数のキャラクターたちが入り乱れるので,スマホの画面だと分かりづらいところがあります。1人の活躍にフォーカスできるように,与えたダメージやキル数を出すなど,観戦補助機能を改善してほしいですね。
みずるさん:
リザルト画面にそうしたデータが出るなら,要塞戦の練習でも役立ちますよね。例えば,盾職なんかはいかにダメージを受けるかが勝負ですから,数値として分かるのであれば嬉しいです。
練習時間をいかに確保するか? 血盟ごとの運営術
4Gamer:
社会人がゲームをやり込むのは難しいと思いますが,練習時間などはどのようにメンバーで合わせているんでしょうか。
とと☆@さん:
血盟に入ってもらう時点で,練習時間を確保していただけるように条件を出しています。戦争もありますから,状況に応じてすぐにスマートフォンの画面を見られる人を集めた感じです。
rysterさん:
モチベーションが上がると,人が足りなくなることはないですから,普段からどれだけ要塞戦の面白さを伝えられるかが重要だと思っています。面白いコンテンツにはみんな時間を作ってくれますから。そのためにはボイスチャットしかないので,普段から盛り上げげられるよう工夫しているんです。
Revenge.. さん:
要塞戦が好きな人はなんとか時間を作ってくれるので,ウチは人数不足に困ったことはないですね。事前告知していればしっかりと調整してくれますし。血盟を運営する側が,いかにメンバーたちのモチベーションを管理できるかに尽きると思います。平均睡眠時間は減りましたけど(笑)。
みずるさん:
うちはほかの血盟さんと定期戦を行っています。そうすると中長期的な予定が決まるので,予定を組みやすくなる。また,普段からコミュニケーションを取っていると参加しやすくなりますね。「LogicDonater」はチャットが多くて,Discordもいつも盛んですし。
4Gamer:
例えばアップデートやイベントの内容で不満が募るなど,ゲーム側による原因でメンバー全体のモチベーションが低下した際はどうしていますか?
とと☆@さん:
そうしたときは,Discordのチャットでまったく関係のない話をしますね。イベントの場合は,まず静観して攻略情報を集めてから考えようみたいな。
Revenge.. さん:
モチベーションといえば,「LRT SEASON3」のときが大変でしたね。野球でいう一軍と二軍のように,CPが高い人は「Bianco」に,それよりも低い人は「Nero」に分割していたため,「Nero」のモチベーションをいかに保つかがテーマになったんです。そのときは“血盟の運営側が絶対にネガティブな発言をしない”ことを心がけていました。運営側にも悩みはあるんですが,そうしたところを見せずに,ポジティブなイメージを発信することでモチベーションを維持していたんです。
みずるさん:
要塞戦で負けたときは反省会をお通夜にしないことが大事ですね。お互いに責め合うのではなく,良かったところも探して反省していく。
4Gamer:
なるほど。基本的にはコミュニケーションと血盟運営サイドの意識が重要というわけですね。……残念ながらお時間のようなので,最後に「LRT SEASON4」への意気込みを聞かせてください。
とと☆@さん:
メンバーもいろいろ入れ替わったので,昔のぱんどららしく,楽しみつつやることはやって,上の血盟に噛みつきたいです。
rysterさん:
「Vertex」と「SFiDA」のどちらも優勝を狙えるくらいに仕上がっています。最後はこの組み合わせで決勝戦をすることを目標に頑張っていきます。もちろん「Vertex」としては,初の2連覇を狙っていきます。
Revenge.. さん:
優勝は目指すんですが,LRTにのみフォーカスしている血盟ではないので,行けるところまで行き,たとえ負けてもそこまでの過程を楽しめるようにしていきたいです。
みずるさん:
うちも優勝を目指して集まった血盟ではないので,ベスト4を目指したいです。うちの一番いいところはチャットが非常に活発なところなので,それを消さないようにしつつLRTを楽しんで行ければと思います。
4Gamer:
S島さんはLRT大会解説者としての意気込みをお願いします。
いろいろなゲームの集団戦を体験してきましたが,その中でも「リネレボ」の要塞戦はずば抜けて面白いです。試合が進むごとにリスポーンに要する時間は延びていきますし,基本的に人数が多いほうが勝ちますから,後半になるほど逆転率が上がっていくんです。例えば,5人の集団は10人の集団にまず勝てません。だから,試合のあとのほうでこうした状況を2回作れれば逆転できるんですよ。これに加えて,カメラを自由に動かせないので戦場のすべてを把握できません。偵察や位置報告がうまくいかないと格上の血盟でも負けかねないんです。
今は誰もが要塞大戦でこうした戦いの精度を上げ続けています。大の大人が30人も集まって,報酬もないコンテンツでひたすら戦い,終わったら反省会を行うんですよ。そうしたものの集大成がLRTなので,その熱量を少しでも伝えられれば嬉しいですね。
4Gamer:
皆さん本日はありがとうございました。
──2020年1月20日収録。
「LINEAGE2 REVOLUTION TOURNAMENT 血盟王者決定戦 SEASON4」特設ページ
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