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「ドラゴンクエストXI カウントダウンカーニバル」が大阪にて開幕。堀井雄二氏,齊藤陽介氏,JOYさんが登場したスペシャルステージをレポート
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印刷2017/05/29 15:09

イベント

「ドラゴンクエストXI カウントダウンカーニバル」が大阪にて開幕。堀井雄二氏,齊藤陽介氏,JOYさんが登場したスペシャルステージをレポート

 スクウェア・エニックスは,2017年7月29日に発売が予定されている「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」PS4 / 3DS。以下,DQXI)の発売カウントダウンイベント「ドラゴンクエストXI カウントダウンカーニバル」を,5月27日に大阪で開催した。

 このイベントは,5月から7月にかけて全国5都市で開催されるもので,DQXIの試遊体験やステージイベント,スタンプラリーなどが行われる。初日となった当日は,会場の大阪あべのキューズモールにて,DQXIのスペシャルステージが行われた。本稿ではそのステージの模様をお届けする。

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 ステージには,ゲームデザイナーの堀井雄二氏とプロデューサーの齊藤陽介氏が登場し,JOYさんの進行のもと,本作についてのトークやデモプレイなどが行われた。ちなみに当日は,ちょうど31年前にファミコンで「ドラゴンクエスト」(以下,DQ)が発売された日(5月27日)と同じという,記念すべき日でもあるそうだ。

MCはJOYさん。今年をDQシリーズ30周年と勘違いし,齊藤氏に突っ込まれた
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堀井氏(左)と齊藤氏(右)。DQXIキーマンのトークを聞くために,大勢のファンがステージ前に集まった
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 シリーズとしてはかなり久しぶりとなる「勇者」が主人公の本作では,16歳になった勇者が「悪魔の子」と呼ばれ追われるという衝撃的なストーリーが展開される。発売ハードが同時に2機種になるというシリーズ初の試みで,堀井氏は「ゲーム画面の進化を,自分の好みで選んで体験できる」ということを推している。
 ハードは2種類であるものの,3DS版は2Dと3Dの2つのモードが用意されていて,齊藤氏も「作る手間は3本分」と開発の苦労を述べ,「すべて触っている感覚が違う」と続けた。

主人公が城に行っても歓迎されず,逆に追われてしまうというストーリーが展開
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 ステージでは,JOYさんによるPS4と3DSのデモンストレーションプレイも行われた。披露されたのは,掲載済みのプレイレポートのPS4版でも紹介したサマディー地方のボス,デスコピオン討伐のシーンで,PS4版と3DS版の2Dモードで同じシーンを比較するような形で進行した。

 全編3DでプレイするPS4版はシンボルエンカウントで,敵のシンボルに触れるとバトルが展開する。バトル時のカメラの動きを2種類から選べるということもプレイレポートでもお伝えした通りだ。

サマディー城下町のイメージビジュアル。砂漠にある町だが,かなり賑わっている
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DQシリーズのファンというJOYさんは,サマディー地方の冒険をそつなくこなしていく
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巨大なモンスター「ワイバーンドッグ」も登場。ボスではないがかなりの強敵だ
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「さくせん」には「まんたん」以外に,適度にHPを回復する「ほぼまんたん」というものもあるようだ
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砂漠の殺し屋として恐れられるボス,デスコピオン。全体攻撃も強烈だ
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 3DS版の3Dモードと2Dモードの切り替えは,キャンプにある「女神像」に話しかけることで行える。2Dモードに切り替えると上画面のフィールドは懐かしいドット絵のスタイルとなり,敵もランダムエンカウントで出現する。
 2Dモードは,特定の場所を行き来するだけでモンスターが現れる仕様により,経験値稼ぎなどがしやすい。一方の3Dモードはシンボルが見えるので,敵から逃げたり逆に追い詰めたりできる。

 このように,モードによって異なるメリットがあり,堀井氏も「2Dモードはランダムエンカウントならではのドキドキ感があります」と語った。

2Dモードはこのとおり完全2Dだ。フィールドからはモンスターが消え,ランダムエンカウントに
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ボスのデスコピオンもこのようになる。なんとなく懐かしさと味わいがある
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 続いては堀井氏と齊藤氏に,JOYさんから3つの質問が投げかけられた。最初の質問は,本作を作るにあたって参考にしたものやインスピレーションを受けたものについて。

 堀井氏は本作の開発にあたり,開発陣とともにペルーのマチュピチュを取材し,その取材に基づいた何かしらの要素が本編に反映されていると語る。ペルーまでの移動は20時間以上かかり,かなり大変な取材だったそうだが,その甲斐のある取材旅行だったという。

 続く,「ドラクエライフ」企画のイメージイラストに存在した謎の白いキャラクターが一体何者なのかという質問に対して堀井氏は,「時の化身」と回答した。筆者がプレイレポートでも遭遇した謎のキャラクターで,その正体はまだ不明だが,「旅の途中でちょくちょく出会う存在」らしい。すでにぬいぐるみも完成していて,齊藤氏がステージでそれを披露した。

本作のキーキャラクターとなる「時の化身」。ゆるキャラ的な見た目は人気が出そうだ
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 そして最後は,DQXIの世界には一体どんな町や村が登場するのかという質問だ。堀井氏が「この世界には20ほどの町や村がある」と述べ,新たな町のビジュアルを公開。和風テイストのその町は,「DQIIIのジパングのような雰囲気がある」そうで,ここでもかなり大変なイベントがあることを明かしている。

ビジュアルが公開された和風の町。JOYさんは町中に太鼓があることも指摘した
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 イベントの最後に,本作について2つの新たな情報が明らかにされた。1つは初代「ドラゴンクエスト」からこのDQXIに至るまでの全作品をフィーチャーした本作の新しいPV「あの頃,僕らは勇者だった」だ。

 学校の友達同士で情報交換したり,量販店の前に行列を作ったり,長時間プレイをお母さんに怒られたり,彼女に間違ってプレイ中のコンセントを抜かれたりと,シリーズを遊んだ世代が体験してきたDQシリーズ31年にまつわるエピソードを映像化したもので,それがこの31年目の記念すべき日に公開となったわけだ。客席からはあまりの懐かしさに,所々で大きな笑いが上がっていた。


 そしてもう1つ明かされたのが「しばりプレイ」の存在だ。これはいわゆるプレイヤーが特定の条件を意図的に課して遊ぶ「縛りルール」をシステム的に導入したもので,本作には4つの縛りが用意されるという。
 ステージのスクリーンショットで紹介されたのは「買い物ができない」というもので,ゲームスタート時に選ぶことができ,厳しいと感じたときはいつでも解除ができるらしい。4つの縛りルールの中には「かなりヤバいルールの縛りもある」と齊藤氏は語っていて,さらにその縛りのすべてをオンにして遊ぶこともでき,ハードコアプレイヤーに向けた開発陣からの挑戦ということにもなりそうだ。

しばりプレイはやるもやらないもプレイヤーの自由。遊び方の1つとして捉えよう
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 このDQXIのスペシャルステージは,カウントダウンカーニバルが開催される各都市でも毎回行われる予定で,そのたびに新たな情報を公開していくとのこと。会場の場所と日付は「こちら」の記事で確認できるので,近くに住んでいる人は足を運んでみてはいかがだろうか。

「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」公式サイト

  • 関連タイトル:

    ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて

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    ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて

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