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最新作「ダライアスバースト クロニクルセイバーズ」は,PC/PS4/PS Vitaにて2015年末発売。電撃発表に会場が沸いた「REAL ZUNTATA NIGHT〜大発表会2015〜」レポート
ZUNTATAとキャラアニのコラボレーションによる今回のイベントでは,ZUNTATAメンバーによる最新楽曲の紹介や,スペシャルゲストを招いてのトークショーが開催されたほか,シューティングゲームの最新作「ダライアスバースト クロニクルセイバーズ」(PC / PS4 / PS Vita)が発表。本稿では,その発表で大盛り上がりとなった会場の模様をお届けする。
「ダライアスバースト クロニクルセイバーズ」公式サイト
今回はホールにファンを招いての公開放送ということで,放送開始1分前からカウントダウンが始まるという特別なオープニングから番組がスタート。ZUNTATAメンバーの石川勝久氏,小塩広和氏,土屋昇平氏の3名によって番組は進行していった。その模様は,レギュラー放送同様,ニコニコ生放送やYouTubeにて生配信も行われた。
開始早々,大きなマイクを手にした石川氏は「皆さんの声,録らせてくださいっ!」と,効果音素材として来場者の声を録音させてほしいと懇願。「歓声」「拍手」「ブーイング」の3つの声を録音し,「次のゲームに使いたい」と宣言された。もしかすると,この後に発表され,ZUNTATAがサウンドを担当する最新作「ダライアスバースト クロニクルセイバーズ」で使われる可能性があるかもしれない。
ステージではZUNTATAがサウンドを担当する「グルーヴコースター2 オリジナルスタイル」(iOS / Android)「グルーヴコースター 2 ヘヴンリーフェスティバル」「Wizrogue - Labyrinth of Wizardry - 彷徨える冥王」などの最新情報や,ZUNTATAのサウンドCDについての解説が,合間に楽曲を挟みながら進行していった。
Wizrogueのサウンドは土屋氏が担当。BGMだけでなく効果音も全て手掛けていて,「全ての音を作って音で演出できるのは本当に楽しい」とコメントした |
石川氏がWizrogueサントラの需要について尋ねると,会場からは大きな拍手が。土屋氏秘蔵の楽曲も含め,かつての「ZUNTATA RARE SELECTION」のようなアルバムはどうかと企画が持ち上がった |
デジタル音源で収録された「タイトーデジタルサウンドアーカイブス -ARCADE- Vol.4」では,「トップランディング」のデジタル音源とアナログ音源を会場に流して,その違いを聴き比べる試みが行われた |
8月8日にオープンするタイトーステーション船橋店のオープニングイベントとして,同日にZUNTATAによるトークショーや交流会が開催される予定だ |
そしてここからは,メインイベントとなる発表会。「ダライアス」シリーズの「WARNING」音が会場に鳴り響き,同シリーズのタイトルロゴを集めた映像とともに,シリーズ最新作となる「ダライアスバースト クロニクルセイバーズ」が電撃発表された。
PC,PlayStation 4,PlayStation Vitaでの発売が決定した本作。ダライアスバーストシリーズは,2009年にPSP「ダライアスバースト」が,2010年にアーケード「ダライアスバースト アナザークロニクル」が,2011年に「ダライアスバースト アナザークロニクルEX」が,2012年にスマートフォン版「ダライアスバースト セカンドプロローグ」がリリースされており,本作はそれに続く最新作となる。ダライアスバーストシリーズでは,初の据置機型ゲーム機であるPlayStation 4を含めた,マルチプラットフォーム展開となるわけだ。
本作の企画・制作はピラミッド/キャラアニとなり,発売はキャラアニから行われるとのこと。その経緯について針谷氏から説明が行われた。針谷氏は,もともとアーケード版リリース後の最終目標として,本作のコンシューマゲーム機への移植を希望していたそうで,柏木氏からPS Vitaでダライアスバーストを発売できないかと相談を受けたのが2年ほど前。しかし,その当時は既にタイトーはコンシューマゲーム事業から手を引いてしまっており,発売元となる企業を探さなくてはならなかった。そのとき手を上げてくれたのがキャラアニだったというわけだ。
針谷氏は「このご時世にシューティングを発売するのは,“魂”がないとできないこと。協力いただいた皆さんのお力添えと,その魂に感謝したい」と語っていた。
ゲーム内容については,「ダライアスバースト アナザークロニクルEX」の完全移植になるそうで,本作の特徴の一つである横長の画面もそのまま再現したいと考えているとのこと。
高解像度で画面を出力できるPS4ならば,80インチ程度の大型モニターがあれば,アーケード版と同じ感覚でプレイすることもできるかもしれないと柏木氏は語っていた。残念ながらネットワークによる4人同時プレイは仕様として難しいそうだが,ローカルでの4人プレイは可能とのこと。アーケード版オリジナルの「クロニクルモード」では,3000以上もあるステージがあり,その中には4人プレイ必須のステージなども用意されていたが,そういった再現が難しい要素については,何かしらのフォローを用意するつもりだと,柏木氏は話している。
アーケード版の完全移植のほか,本作には新たなステージやボスキャラクターなども追加される予定だ。その一つとして,カニの姿をしたボスのビジュアルも公開された。ラグ氏によれば,カニはアーケード版で入れたかったボスとのことで,かなりトリッキーな動きをするとのこと。なお新ボスのメカデザインは,これまでのシリーズ同様,海老川兼武氏と柳瀬敬之氏が担当している。
2015年末の発売に向け,現在開発は佳境に入っているとのこと。針谷氏からは,「長い間お客様に支えられてきたダライアスというシリーズにおいて,今回も“買ってよかった”と思えるものに仕上げたい」と,来場者や視聴者に向けたメッセージが贈られ,さらには新作が発売されることをSNSなどで「拡散」してほしいと続けて,コーナーは終了となった。
イベント後半には,小塩氏によるDJプレイと,ZUNTATAによるライブが行われた。ライブのアンコールでは土屋氏が作曲したダライアスバースト クロニクルセイバーズのメインテーマ「Freedom」を,ボーカリストのオメガ・ボーンさんが熱唱し,約3時間30分にわたるイベントを締めくくった。
スマホ版グルーヴコースター2 オリジナルスタイルも,同様にFreedomがプレイできた。配信はまだしばらく先で,会場でプレイできた人はかなりラッキーだったといえる |
物販コーナーは,こちらもクロニクルセイバーズ発表後に,同作のロゴ入り特製Tシャツの販売が行われていた |
「ダライアスバースト クロニクルセイバーズ」公式サイト
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(C)TAITO CORPORATION 1986, 2015 ALL RIGHTS RESERVED.
Developed and Published by CHARA-ANI CORPORATION.
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