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Epic GamesのAAA級VRシューター「Robo Recall」の配信がスタート
「Robo Recall」は,元々VRゲームにおける移動方法(最近では,“ロコモーション”という表現が一般化している)を調査する目的で2015年の9月に行われたOculus VRのイベントでアナウンスされた技術デモ「Bullet Train」がベースになっている,Touch専用のFPSだ。「Bullet Train」のときよりもグラフィックス面でも改良が施されており,「UnrealEngine 4」の底力も垣間見られる。
Robo Recallは,ロボット産業で成功した企業であるRoboReadyが開発したロボットたちが反乱を起こし,そういった“不良品”の回収を担当する業務員として,ロボット軍団と銃撃戦を繰り広げるというゲームだ。
アーク状の軌道を放出して,Touchコントローラで移動したい場所を指定して,ピョンピョンと位置を変えながらロボットたちと戦っていくのだが,敵のAIは,プレイヤーの動きに反応するために一定時間が必要なため,側面や背後に回り込むといった行動がとりやすい。以前体験したデモでも,その様子は紹介しているが(関連記事),アニメーションはかなり洗練されており,背後に回って相手ロボットの腕を引きちぎり,さらにその銃器で始末するといった複雑な動きも可能になっていた。
Oculus Touchのショーケース的なゲームで,Touchの所有者は無料でダウンロードできるが,そのゲーム体験はAAA級といっても過言ではない。今後のVRシューターの最低ラインとなるだろう。
ちなみに,ルームスケールに対応したOculus Riftを利用した場合,テレポートし終わった直後に反対の方向を向いてしまうというバグが報告されているが,ローンチ初日に専用MODで修正してしまったという熱いファンコミュニティが存在する(Epic Gamesも対応を表明している)。Touchを所持している人ならプレイしておいたほうがよさそうだ。
「Robo Recall」公式サイト
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