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舞台「アルカナ・ファミリア Valentino」ゲネプロ公演の公式レポートが公開
舞台「アルカナ・ファミリア Valentino」 | |||
配信元 | 映劇 | 配信日 | 2016/01/22 |
<以下,メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています>
舞台『アルカナ・ファミリア Valentino』ゲネプロレポート
1月20日(水)、東池袋にある「あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)」にて舞台『アルカナ・ファミリア Valentino』ゲネプロ・囲み取材が行われた。
<アルカナ・ファミリアとは>
イタリアを舞台にした強く美しいヒロインとそのファミリーが繰り広げる、アクション×恋愛の新感覚乙女ゲーム。2011年のゲーム発売後、新シリーズを3作出し、”少年マンガ×乙女ゲーム”という新コンセプトで多くの乙女ゲームファンを魅了している『アルカナ・ファミリア』。ゲームだけでなく、アニメや携帯ゲーム、文庫やコミックにもなっている大人気作品!そして2015年12月には待望のVita版の発売、2016年1月には初の舞台化となり今後の展開に目が離せない。
◆舞台オリジナルストーリー
今作は「アルカナ・ファミリア」初の舞台化であり舞台版オリジナルストーリーで展開する。とはいえ、原作ゲームをプレイしたことのある方にとってつい、「あ!」と言ってしまいそうなほど原作要素が沢山含まれており、原作ファンは大いに楽しめそうだ。
もちろん、わかりやすいストーリー展開は原作ファンならずとも十分に楽しめる。
また劇中では原作ゲームBGMが使用されていたり、アルカナ能力発動の言葉をセリフに盛り込んでいたりと、原作をプレイしているからこそ気づく面白さもあるようだ。
原作ファンの方に是非とも気づいていただきたいのは、フェリチータの能力発動の言葉。原作ゲームをはじめアニメ、コミックス、ライトノベルでは明かされることのなかったフェリチータの呪文が舞台版フェリチータによって披露される。
彼女の強い思いがアルカナを発動したとき…どのように演出されるのか、ぜひ劇場にて自分の目で確かめて欲しいところだ。
◆舞台美術
上段下段と大きくステージを使った舞台セットは、様々な場面転換を見せる。ファミリーの幹部が持つアルカナ能力を示す7つの“スティグマータ”、そして運命を示すタロッコカードを大きくデザインした回転扉。そこに色とりどりの照明効果が加わり、「アルカナ・ファミリア」の世界観が生み出される。彼らの能力発動時や、ストーリーのキーポイントではぜひ注目してもらいたい。
◆俳優・升毅がモンド役(声)で特別出演
テレビドラマや映画、舞台等、幅広く活躍されている俳優・升毅が、劇中でのパーパことモンド役として声の出演をしている。声のみの出演とはいえ、舞台にも「アルカナ・ファミリア」には欠かせない重要人物であるモンド。舞台でもその存在感はとても大きい。
◆毎公演見ても飽きない!日替わりでエンディングが変わる!?
ストーリーのエンディング部分は日替わりで、異なる演出が用意されているとのこと。お客様だけでなくキャストも楽しそうに演じている。さすが数多くの映像演出に携わってきた演出・八十島美也子。コメディ要素までしっかり魅せてくれる。
◆演出:八十島美也子
『マルモのおきて』を始めとする人気ドラマを手がけた八十島美也子(やそしまみやこ)が『アルカナ・ファミリア?Valentino』の演出を務める。舞台を手掛けるのは初めての経験との事だが、キャストや周りのスタッフから様々な意見を集め思考錯誤し稽古を進める中で、見事な演出を見出していったそうだ。映像ではなく生で人の心を動かす八十島美也子の演出を随所に感じることが出来る。
ここで八十島美也子からメッセージを頂いたので紹介しよう。
「この業界10数年かかわって初めて舞台にたずさわりましたが、映像と違い芝居をグループショットの中で付けるのに時間が掛かり、キャストにもたくさんアイディアなどをお借りしました。ここからは皆が皆を信じて演じる時間です。私の想像を超えた心打つ芝居、期待しています。Byヤソ」
最後はともに作品を作り上げてきたキャストへの期待の言葉で締めくくった。
この舞台は「全員で作り上げた作品」、そしてまだまだ進化する…
無事初日を迎えたが、公演を重ねるごとに進化する彼らの姿に期待できると言える。
◆アンサンブルも大活躍!
時には原作おなじみコートカードの一人として、時にはストーリーの鍵となるキャラクターの一人として、メインキャストやスタッフとともに舞台を支え魅せるのは10人のアンサンブル達。開演前ではエンディングの振り付けをレクチャーしてくれるようだ。
◆お客様と作り上げるシーン
オトメライブといえば、客席降り!
原作そっくりに作り上げたキャスト達は、ゲーム画面から飛び出すように舞台から客席に降りてお客様へと近づく。時にはレガーロ島の住人として、時にはレディとして接していくようである。脚本なのかアドリブなのか?お客様の言葉を彼らがストーリーの一部として話題にするのは、ファンにはたまらない演出。
場所によってはリベルタとノヴァの言い争いが目の前で見られるかもしれない…!?
◆涙なしには観られない…?
ドタバタコメディのイメージがある『アルカナ・ファミリア』だが、ストーリーのクライマックスでは、主人公・フェリチータの強い気持ちがファミリー全体に影響を与えるシーンが用意されている。謎の敵によるフェリチータの危機に、ファミリー全員が全力で敵へと立ち向かう。敵の真の目的、それは決して悪意によるものではなく実は切ない事情が背景にあることを知るフェリチータは、自らの危険を顧みずに行動する。
その揺るぎない強い思いに対し、フェリチータはどのような決断をするのか…。
お客様ひとりひとりの胸に問いかけるシーンとなっており、涙が溢れてくる。
舞台『アルカナ・ファミリア Valentino』は1/27(水)まで東池袋の「あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)」にて上演。何度観ても必ず楽しめるこの舞台、キャラクターに命を吹き込むキャストたちの生き様を、ぜひ観ていただきたい。
舞台「アルカナ・ファミリア Valentino」
(C)HuneX / COMFORT