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HW短評:Plantronics「RIG Surround」(1)ヘッドセットの巨人によるゲーマー向けモデルの外観をチェック
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印刷2015/10/27 12:00

テストレポート

HW短評:Plantronics「RIG Surround」(1)ヘッドセットの巨人によるゲーマー向けモデルの外観をチェック

総試用時間:3時間
短評(3)短評(2)

RIG Surround
メーカー:Plantronics
問い合わせ先:ゲート CP営業部(販売代理店) 06-6208-7172(平日10:00〜18:00)
実勢価格:1万2000〜1万3500円程度(※2015年10月27日現在)
画像集 No.002のサムネイル画像 / HW短評:Plantronics「RIG Surround」(1)ヘッドセットの巨人によるゲーマー向けモデルの外観をチェック
 業務用ヘッドセットの大手であるPlantronics(プラントロニクス)は,これまでも散発的にゲーマー向けヘッドセットを出していたのだが,そんな同社から,最近になって新ブランド「Plantronics Gaming」,そして2つの製品シリーズ「RIG」「GameCom」が立ち上がった。今回取り上げる「RIG Surround」は,Plantronics Gamingの上位モデルシリーズであるRIGに属し,「Dolby Pro Logic IIx」と「Dolby Headphone」によるバーチャル7.1chサラウンドサウンドに対応するワイヤードモデルだ。まずはハードウェアの仕様をチェックしてみょう。

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ブームマイクとケーブルが一体化しており,ヘッドフォン側に対して着脱可という,不思議な仕様になっている
画像集 No.004のサムネイル画像 / HW短評:Plantronics「RIG Surround」(1)ヘッドセットの巨人によるゲーマー向けモデルの外観をチェック
やや小さく,耳が当たりやすいイヤーパッド。スピーカードライバーのカバー部も(単なるカバーではなく)クッションになっているのは,装着時の不快感を軽減するためと推測される
 本体は,ヘッドフォンと,着脱式ブームマイク,そしてUSBおよびアナログ接続に対応するプロセッサユニット「USB Amp+Audio Mixer」という3ピース構造。つや消しの黒が基調色で,一部に朱色という,ツートンタイプだ。全体的な高級感はあまりない。

 スピーカードライバーの径は40mmと標準的で,エンクロージャは少し小さめ。イヤーパッドはメッシュ素材で,実測約2cmの厚みがあった。エンクロージャを支えるヘッドバンドは片手で苦もなく長さを調整でき,かつ,しっかりしたクリック感がある。ヘッドバンド裏のクッションは非常に硬い。
 装着してみると,側圧は強めで,締め付け感を結構感じるうえに,頭頂部のクッションが硬くて用をなしていないので,頭頂部が“当たった”感も強い。また,標準サイズである筆者の耳でも,イヤーパッドや,ドライバー部に貼り付けられたクッションに耳が少し当たる。

マネキンに装着させてみたところ。側圧が強く,イヤーパッドの接触感もよくないのと,細身のヘッドバンド裏のクッションがとても硬いのとで,長時間の利用はつらい。よくない意味で,大手ヘッドセットメーカーらしくない作りだ
画像集 No.005のサムネイル画像 / HW短評:Plantronics「RIG Surround」(1)ヘッドセットの巨人によるゲーマー向けモデルの外観をチェック

 マイクは「よく言えば業務用」といった,無骨な作り。マイクブーム長は根本から実測約13cm。マイクブームの根元には2極の3.5mmミニピン,根元から延びる,実測約1.48mあるケーブルの先は3極の3.5mmミニピン端子になっており,プロセッサユニットたるUSB Amp+Audio Mixerとは完全なアナログ接続となる。

左,中央:ブーム部にあるいくつかの孔はデザイン。マイク部も内側と外側に1つずつ孔が空いているが,2マイク対応なのかどうかはまだ分からない
右:マイク部分は装着した時左耳後方から横に差し込むタイプだ。落ちる心配はまずないが,深く押し込まないときちんと内部的に接続されないので注意。ちなみに,ブームの設置位置は融通が利かず,ほとんど変えられない。ほとんど「この形で固定」と言い切ってしまって問題ないほどだ
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USB Amp+Audio Mixerの接続イメージ
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 というわけでUSB Amp+Audio Mixerだが,こちらには,全長実測約1.98mのUSBケーブルと,同0.4mのアナログケーブルが用意されており,PCとはUSB経由,スマートフォンなどのモバイルデバイスとはアナログで接続すると,PCとモバイルデバイスとで同時再生を行えるのが特徴だ。「Audio Mixer」として使えるわけである。
 ただ,マイクは排他で,USB Amp+Audio Mixerの中央にあるシーソー型スイッチから,付属のマイクを使うか,モバイルマイク側を使うかを選択できるようになっている。

 総じて,価格を考えると多機能ながら,その分のしわ寄せが見栄えと作りにきてしまっている,といった感じだろうか。

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PlantronicsのRIG Surround製品情報ページ(英語)


※HW短評に関する注意
  • HW短評は,各執筆者が,テスト経過時点でのインプレッションをまとめたものです。最終的な評価の掲載を目的とするわけではないため,次回以降のHW短評,もしくは別途掲載されるレビュー記事などとは異なる評価が掲載されることもあります
  • HW短評について,お気づきの点や,「こんな追加テストをしてほしい」という要望があれば,問い合わせフォームの「記事について(掲載情報の間違いや修正依頼など)」からお伝えいただければ幸いです。ただし,ご要望にお応えできない場合もありますので,この点はご容赦ください
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