イベント
角川ゲームスの完全新作「√LETTER ルートレター」と「GOD WARS 〜時をこえて〜」が発表された「KADOKAWA GAMES MEDIA BRIEFING 2015 AUTUMN」をレポート
(関連記事)
- 【速報】PS4/PS Vita向けミステリーアドベンチャー「√LETTER ルートレター」が2016年春に発売
- 【速報】日本神話をテーマにしたシミュレーションRPG「GOD WARS 〜時をこえて〜」が発表。PS4/PS Vita向けに2016年発売
- 「デモンゲイズ2」が2016年にリリース。プレイヤーからゲームのアイデアを募集する企画も本日スタート
発表会の冒頭には,KADOKAWA 代表取締役社長 松原眞樹氏が登壇し,現在,KADOKAWAグループが地域振興への貢献を目的とする事業「クール・リージョン」を展開していることに言及。今回発表する角川ゲームスの取り組みもまた,「日本の各地域が持つ魅力をゲームで表現し,世界に発信していく試み」であるという。
「角川ゲームミステリー」第1弾タイトル「√LETTER ルートレター」
角川ゲームス 代表取締役社長 安田善巳氏によって紹介された「√LETTER ルートレター」は,同社の完全新規タイトルである。本作は,日本各地の文化や歴史を土台とした人間ドラマをテーマとするアドベンチャーゲームシリーズ「角川ゲームミステリー」の第1弾で,島根を舞台に繰り広げられる「青春サスペンス」とのこと。
ゲームは,高校時代のペンフレンドである文野亜弥を探し出す「アドベンチャーパート」と,彼女の心を掴む「シミュレーションパート」で構成され,ストーリーは,凍りついた過去を溶かし,前を向いて歩き出す若者達の人間ドラマを描いていくものになっている。
島根を舞台に選んだきっかけは,安田氏が友人である島根県庁の職員から「ゲームを使って島根の魅力を世界に発信できないか」という相談を受けたことにあったという。そこから話が広がり,本作では島根県庁の協力を得て半年以上にわたる現地取材を行ったそうだ。その結果,本作では島根に住む人々の暮らしや息遣い,価値観などを,角川ゲームスの得意とする物語性やキャラクター性に活かすことができたと,安田氏は語った。
開発スタッフは,企画/キャラクターデザインに箕星太朗氏,シナリオには角川ホラー文庫「貞子3D ──復活」などを手がけた藤 ダリオ氏,コンポーザーに新田高史氏がそれぞれ起用されている。またディレクターは角川ゲームスの長谷川 仁氏,製作総指揮/プロデューサーは安田氏自身が務める。
会場には,文野亜弥のボイスを演じる声優の日髙のり子さんがゲストとして登壇。安田氏によれば本作の開発スタッフ全員が日髙さんのファンとのことで,起用が決定する前から日髙さんのイメージで文野亜弥のキャラクターを作っていたという。
また日髙さんは,ミステリー作品への出演が初めてとのこと。実在する特定の地域で事件が発生し,それを解決していくことや,その謎を自身の演じるキャラクターが投げかけるという部分が面白く,ゲームの仕上がりが楽しみだと話していた。
神話を交えて古代日本を描くタクティクスRPG「GOD WARS 〜時をこえて〜」
もう一つの完全新作タイトル「GOD WARS 〜時をこえて〜」は,古代日本の若きリーダー達の葛藤と成長を描くタクティカルRPGだ。本作では,古代の瑞穂国を舞台に,王子と王女達による群像劇が展開されていく。
ストーリーは古事記とお伽話をベースとし,日本神話を取り入れた形の古代史を描いていく。その中では,日本人の心に残るキャラクターを独自の視点から再現しているという。またグラフィックスは,アニメと大和絵の融合に挑戦しているとのこと。
タクティクスRPGとしては,30種類以上におよぶジョブと200種類以上の武具,そして600種類のスキルが登場するなど,やり込み要素の充実にこだわっているという。
開発スタッフは,キャラクターデザインに箕星太朗氏,モンスターデザインに竹安佐和記氏,コンポーザーに新田高史氏が起用されている。またディレクター,シナリオ,原作は安田氏自身が務める。
会場では,「GOD WARS 〜時をこえて〜」の開発バージョンを使った実機デモプレイも披露された。残念ながら撮影禁止だったのだが,各キャラクターが日本神話やお伽話をモチーフにしていることや,「主職業」「副職業」に加えキャラクター専用の「固有職業」が存在することが明かされた。
またバトルでは,地形効果やバックアタックの概念があることや,敵キャラクターのAIが戦況に応じてターゲットを変更すること,味方キャラクターの行動に応じてゲージが溜まっていき,MAXになると必殺技を放てることなどが紹介された。
「英雄伝説 空の軌跡 SC Evolution」および「デモンゲイズ2」の新情報も発表に
12月10日発売予定のPS Vita用ソフト「英雄伝説 空の軌跡SC Evolution」のプレゼンでは,Evolution化にあたってキャラクターグラフィックスのリニューアル,フルボイス化,ムービーシーンの再構成などが行われたことが紹介された。
さらに会場では,「英雄伝説 空の軌跡 the 3rd Evolution」の制作が決定したことも発表された。これにより,「英雄伝説 空の軌跡」シリーズ三部作は,すべてEvolution化されることとなる。
また開発中のPS Vita用ソフト「デモンゲイズ2」が2016年リリース予定であること,そしてプレイヤーからゲームのアイデアを募集する「+ONE アイディア募集企画」が11月30日まで実施されることも発表された。
発表会のエンディングでは,安田氏が,角川ゲームスでは上記のタイトルを含め7タイトルを開発中であると明かした。各タイトルの情報は順次,正式に公開していくとのことで,安田氏は「ぜひ今後の発表に期待してほしい」として,発表会を締めくくった。
- 関連タイトル:
√Letter ルートレター
- 関連タイトル:
√Letter ルートレター
- 関連タイトル:
GOD WARS 〜時をこえて〜
- 関連タイトル:
GOD WARS 〜時をこえて〜
- 関連タイトル:
デモンゲイズ2
- 関連タイトル:
英雄伝説 空の軌跡SC Evolution
- この記事のURL:
キーワード
(C)2015 KADOKAWA GAMES
(C)2015 KADOKAWA GAMES
(C)2017 KADOKAWA GAMES
(C)2017 KADOKAWA GAMES
(C)2015 KADOKAWA GAMES/Experience Inc.
(C)2015 Chara-ani Corporation. All Rights Reserved. / (C)Nihon Falcom Corporation.