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「デススマイルズ」や「ダライアスバーストCS」などPC向けSTGが大集合したイベント「トランジション」の模様をレポート
本イベントは,PCゲーム配信サービス「Steam」で提供されている国産シューティングゲームにフォーカスしたもの。会場では試遊台で実際にゲームをプレイできたほか,スコアアタック大会や物販も実施されていた。
試遊コーナー
デススマイルズ |
ダライアスバースト クロニクルセイバース |
アスタブリード |
REVOLVER360 RE:ACTOR |
星霜鋼機ストラニア |
クリムゾンクローバー ワールドイグニッション |
雷電III デジタルエディション |
雷電IV OverKill |
虫姫さま |
斑鳩 |
XIIZEAL(トゥエルブジール) |
エスカトス |
また,ステージ上ではさまざまなゲストが出演しての“STGトークショー”が行われた。その模様を以下に紹介する。
STGトークショー
開幕にあたり,Steamタグの「全方位シューティング」が「シューティング」へと修正されたことがデジカから発表された。「全方位シューティング」は,英語圏でシューティングを指す「Shoot 'Em Up」というジャンル名を意訳したものだが,日本製のシューティングは固定スクロールのタイトルが多い。そのため「全方位シューティング」という表現は適当ではなく,タグを利用する人も少ないので,デジカはValveに働きかけ,タグ名称を修正してもらったとのことだ。
ケイブは,「虫姫さま」に続くPC用タイトル第2弾の「デススマイルズ」を発表した。本作はタイトルこそ「デススマイルズ」だが,PVや試遊台から確認できる限りでは,内容的には新要素の追加や調整が行われた「デススマイルズ メガブラックレーベル」のようだ。いくつかエディション違いのある「デススマイルズ」だが,PC版はどういった実装になるのか気になるところだ。
AMDは,同社APUを用いたPC構成を紹介。低価格帯のAPUでも「ダライアスバースト クロニクルセイバース」を十分にプレイできること,同社の「FreeSync」搭載ディスプレイはSTGに最適であることなどがアピールされた。
ユニットコムは,Steamクライアントがプリインストールされた「LEVEL∞」を紹介した。なお,会場に設置されていた試遊台の多くは,実際のLEVEL∞製品。同社は今回の他にも,「e-Sports Night 2015」などさまざまなPCゲームのイベントを主催・協賛していくとのことだ。
続いて,日本では2016年1月14日に角川ゲームス/キャラアニから発売される「ダライアスバースト クロニクルセイバース」のトークショーが実施された。登壇したのは,タイトーの針谷 真氏,同社ZUNTATAの石川勝久氏と土屋昇平氏,ピラミッドの柏木准一氏とジェームス・ラグ氏といった5名。また,司会はMAGES.の盛 政樹氏が担当した。
壇上で語られたのは,本作の開発経緯や新たに搭載されるCSモードなどについて。これらの話題は先日掲載したインタビュー記事でも触れられているので,本作について詳しく知りたい人はそちらもチェックしてほしい。
トライアングル・サービスの藤野俊昭氏は「PCでシューティングをしようじゃないか」と題し,Steamで配信されている良作STGを紹介した。取り上げられたタイトルは,敵に乗り移って進む横スクロールSTG「Enemy Mind」,敵の弾速が遅い「Sky Force Anniversary」,美麗なグラフィックスと攻撃の熾烈さが特徴的な「Solar Shifter EX」の3作品。それぞれを将棋で例えるというオマケ付きで,観客を楽しませていた。
また,Steamで「シューティング技能検定」が配信されることも告知されている。詳しくは,こちらの記事を参照してほしい。
キュートの米沢氏は,PC版「ESCHATOS(エスカトス)」が4Kディスプレイに対応していることや,本作をプレイすると得られるSteamトレーディングカードなどについて紹介を行った。エスカトスはウインドウサイズにあわせて描画を行うので,理論上では8Kモニタでも対応するという。また,データ処理量が比較的軽いため,ハードウェア的に対応していればミドルレジクラスのPCで4K/60fps出力が可能とのことだ。
藤野氏と米沢氏は,続けて「Steamで開発するイマドキSTG!?」と題したセッションも実施。スプライトを扱えるようになったときの感動やマルチコアCPUを活用してCPU時間を抑えるコーディングなど,開発に関するディープな話題で盛り上がった。スクリーンには普段は公開されない開発画面が投影され,多くの観客が見入っていた。
STGトークショーのラストを飾ったのは,グレフの丸山博幸氏,M2の堀井直樹氏,エイティングの外山雄一氏,四ツ羽根のよつば氏,ケイブの清水則雄氏が登壇したトークセッション「これからの『STG』の話をしよう!アーケード,コンシューマ,PCとその未来」。ここでは,世代と国によるプレイ感覚の違いやゲーム市場の現状などについて意見がかわされた。
その中では,「外山氏と組んで『蒼穹紅蓮隊2』を作りたい(丸山氏)」,「ZUN氏が池田恒基氏に東方Projectのライセンスを貸したら,若いプレイヤーが増えるのではないか(堀井氏)」といった内容の,STGファンにとって興味深い発言も行われていた。
以上のステージの模様は,Tokyo Otaku Modeの公式YouTubeチャンネルでアーカイブを視聴できる。残念ながら会場へ行けなかったという人は,こちらをチェックしよう。
「トランジション」公式サイト
- 関連タイトル:
デススマイルズ
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ダライアスバースト クロニクルセイバーズ
- 関連タイトル:
シューティング技能検定
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ESCHATOS
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