「No Man’s Sky」でアップデート「Foundation Update」が配信。新しいゲームモードや増設可能なプレイヤーの基地が登場

　Hello Gamesは，宇宙探索アドベンチャー「No Man’s Sky」（PC/PS4）で初となる大型アップデート「Foundation Update」を配信した。


　2016年8月にリリースされて以降，厳しい意見が相次いでいた「No Man’s Sky」。この3か月にわたって，Hello Gamesのメンバーはゲームの改良に専念してきたようで，公式サイトで公開されたパッチノートにはさまざまなバク修正やゲームシステムの調整が記されている。
　大きなところでは，これまでのゲームモードを楽しむ「Normal」モードに加えて，プレイヤー個人の基地を増設していくなど，より自分のペースでゲームをプレイしていく「Creative」モードや，資源の入手がさらに困難になる「Survival」モードの2つが新たに加わり，それぞれ異なるセーブデータでプレイ可能になる。


　また「Foundation Update」では，プレイヤーが選んだ好みの惑星に基地を建設することが可能になり，モジュール型の施設を次々と増設していけるようになった。さまざまなエイリアン生物を使って，新しいテクノロジーを研究したり，農業やエンジニアリングに励んだりもできる。さらに，テレポーターを使ってスペースステーションとの往来が自由にできるだけでなく，ウェイポイントを宇宙のさまざまな地点に設置していくことで，希少な鉱物資源の獲得も容易になる。これに合わせて，鉱物の自動収集装置なども利用可能になるという。


　新たに輸送船の購入も可能になっており，プレイヤーはさまざまな地点に輸送船を呼び出して，余った鉱物資源をトレードできる。この輸送船には，さまざまな特性を持つ乗組員を搭乗させ，改造を行うことも可能だ。鉱物も増えており，生産可能なアイテムも増加している。


　ユーザーインタフェースやグラフィックスにもアップデートが加えられており，Temporal Anti Aliasing（TAA）というアンチエイリアス技術により，エッジもさらにスムーズなものになった。モーションブラー効果によってスピード感もさらに表現されているほか，PC向けにはテクスチャのストリーミングを採用することで最低動作環境も下げられているとのこと。
　細かい部分の改善点は膨大な量なのでパッチノートを見てほしいが，さまざまな点で大きく改良されたのは間違いない。久しくプレイしていないという人も，もう一度宇宙に飛び出す価値はありそうだ。

「No Man’s Sky」公式サイト