「No Man’s Sky」のアップデート3.5「Prisms」の配信がスタート。視覚面の強化を中心に，多岐にわたって改善

　惑星探査アドベンチャー「No Man’s Sky」（PC / PS5 / Xbox Series X / PS4 / Xbox One）の開発・販売を行うHello Gamesは北米時間の2021年6月2日，アップデート3.5「Prisms」を発表し，配信を開始した。

「No Man’s Sky」公式サイト

Prisms: Introducing Update 3.5

　今年でリリース5周年を迎える「No Man’s Sky」は，銀河に広がる無数の惑星を自由に探索するゲームで，惑星は自動生成されるため，プレイヤーはこれまで誰も見たことがないようなさまざまな場所や生き物を発見することが可能になっている。探索だけでなく，交易商人になったり，戦士として海賊を倒して財宝を手にしたりなど，ゲームの自由度は高い。
　リリース当初は，つまらない惑星ばかり生成されたり，プロモーションで紹介されていた巨大クリーチャーの出現頻度が低かったり，宇宙を飛び回っても何も起きなかったりと，評価はさんざんだったが，5年間にわたる絶え間ないアップデートにより，現在は多くのゲーマーの支持を得るまでに成長した。


　公開されたパッチノートによれば，最新アップデートとなる「Prisms」はグラフィックスの向上にフォーカスしたもの。最新のグラフィックスカードや新世代コンシューマ機などで採用されているスクリーンスペースリフレクションをサポートすることで，磨いた床面などへの映り込みがリアルになり，また，ボリューメトリックライトが改善されて，センチネルの鋭いヘッドライトや発光植物の柔らかな光，宇宙船の明かりなどの品質が大幅に向上したという。


　演出面ではハイパードライブ時のエフェクトが，サウンドも含めて全面的に作り直されたほか，洞窟や地下のバイオームにも手が入り，照明効果により，さらに異質でエキゾチックな雰囲気を生み出しているとのこと。
　このほか，コンパニオンとして使える生物の大幅な拡張やUIの改善など，アップデートの内容はいつものように多岐にわたっている。今回はとくに視覚面での向上が図られているだけに，適用すれば惑星探査がさらに捗りそうだ。詳しくは，パッチノートを参照してほしい。