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AGF2016で開催された「マジきゅんっ！ルネッサンス」ステージイベントをレポート。噴水広場でキャスト陣の魔法（!?）にきゅんきゅんさせられた

2016/11/29 15:47 　2016年11月5日，6日の2日間で開催された，乙女のための大型イベント「アニメイトガールズフェスティバル2016」。その2日目となる6日，池袋・サンシャインシティの噴水広場では「マジきゅんっ！ルネッサンス」スペシャルパーティーが行われた。本稿では，そのイベントの模様をお届けする。

「マジきゅんっ！ルネッサンス」公式サイト

　「マジきゅんっ！ルネッサンス」とは，ゲームやアニメ，コミカライズなど，さまざまなコンテンツで展開するメディアミックス作品だ。芸術が魔法になる世界を舞台に，主人公と男性達の青春と恋模様が描かれる。
　今回のイベントに出演したのは，キャラクターの声優を務めるKENNさん（墨ノ宮 葵役），蒼井翔太さん（土筆もね役），羽多野 渉さん（庵條瑠衣役），江口拓也さん（響 奏音役）の4人だ。


　彼らをひと目観ようと，噴水広場には大勢のファンが集結していた。B1Fにある噴水広場は3Fまで吹き抜けとなっているため，上を見上げると取り囲むように1Fから3Fまで，びっしりと人で埋まっていた。キャスト陣が登壇する前から，すでに会場のボルテージはかなり上がっていて「彼らが登場したらどうなってしまうのか？」と心配になるほど，とにかく会場はすさまじい熱気に包まれていた。

　そして待ちに待ったキャスト陣が登場すると，これまで溜めていた熱気を爆発させたかのような，ものすごい大歓声が巻き起こった。一応確認しておこう。ここはショッピングモールの中央にある噴水広場だ。けっしてライブハウスではない。しかし，そう勘違いをしてしまうほどの声援が起こっていた。

　四方八方から感じる熱い眼差しと声援に応え，手を振って登場したキャスト陣。彼らがステージを歩いたり，声をかけたりするたびに声援はさらに大きくなった。熱く出迎えられたキャスト陣が自己紹介とともに担当キャラのセリフ付きで挨拶すると，会場のボルテージはさらに上昇。これはとにかく“スゴイ”としか言いようがない光景だった。


　羽多野さんが上から見学するファンに「スカートの方は気を付けて！」と声を掛ける場面も。紳士的な発言に黄色い歓声が起こった直後，KENNさんが意外な行動を起こす。なんとステージ上で仰向けに寝そべったのだ。これにはファンから「きゃあああ！」と悲鳴が上がるが，あきらかに喜びの悲鳴であったのは言うまでもない。すぐさま羽多野さんや蒼井さんらが止めに入って，会場を沸かせていた。

　一応書いておくが，KENNさんが仰向けになった位置は中央なので，実際は何も見えない。もちろん，場を盛り上げるための一興だ。それに筆者も下から見ていたが，大丈夫，誰も見えてない。ちなみに，KENNさんは噴水広場で寝そべったのは初体験だったとのこと。貴重な瞬間（？）に立ち会えたことに感謝しよう。

　最初の掴みをバッチリ取ったところで，キャスト陣と観客全員で「きゅんきゅん！　マジきゅんっ！」とコール＆レスポンスしてイベントがスタートした。


　最初のコーナーは，現在放送中のTVアニメをふり返る，というもの。11月6日の時点で放送された第5話までを，画面カットとともにふり返っていった。毎話ごとにキャラクター達が歌う挿入歌が挟まれているのだが，第1話の挿入歌「Art Session!!!!!!!」について，「!」がいくつあるのか，という話題に。7つあるらしいが，どうやらとっさには数えられないようで，羽多野さんは台本を何度も凝視していた。

　5話分をふり返りつつ，キャラごとにとくに気になるシーンのセリフをピックアップして，そのセリフを生で聴かせてくれるという場面も。

　まずは，蒼井さん演じる才気あふれる新進気鋭の画家・土筆もねから。星フェス（星ノ森サマーフェスタ）直前のシーンより，もねが小花（ヒロイン）に声をかける場面を再現してくれた。蒼井さんが天使スマイルで手を差し伸べる仕草をすると，ファンも大興奮。きっとこれで付いていかない人はいないだろう。


　続いては，KENNさん演じる，我が道を行く孤高の書道家・墨ノ宮 葵だ。いつも猫背の葵がシャキッと背筋を伸ばして小花に言うセリフを披露した。アニメで聴いているセリフとはいえ，実際に生で聴くとまた違った新鮮な気持ちになる。セリフを話すキャストの真剣な表情も観られるからだろうか。

　3番目は，羽多野さんが演じる，甘い言葉を囁くセクシーダンサー・庵條瑠衣。彼がバスケでシュートを華麗に決めるシーン（“セクシーシュート”と言うらしい）を，なんとセリフだけでなく身体で再現することに！　スタッフのカンペによる無茶振りだ（笑）。しかも，なぜか羽多野さんが“セクシーシュート”を，残る3人が“セクシーディフェンス”と，全員で参加することになっていた。いったいセクシーバスケとはなんなのか……。


　謎のポーズをとっていたのは江口さん。これがセクシーディフェンスと呼ばれるものだったのだろうか!?　かなりの無茶振りであったが，会場は大盛り上がり！　そのあとは，しっかり瑠衣の甘いセリフも囁いてくれた。

　最後は，江口さん演じる包容力のある心優しいチェリスト・響 奏音。ソファで寝ている奏音に，小花がジャケットをかけてあげるシーンを披露してくれた。なんだかワンシーンだけ見ると，抜け駆け感が半端ないシーンのため，江口さんはごめんなさいと意味深に謝っていた。「もう付き合ってるじゃん！」と収録の際にも突っ込まれたんだとか。

KENNさんの機転でステージ中央に出てセリフを言うことに！　ステージに腰かけて，かっこよくキメる江口さん。セリフもさることながら，江口さんのスタイルのよさに驚愕。座る姿も，サマになっている

　ほかにもバスケに誘うシーンを再現するなど，ドキドキするセリフからコミカルなシーンまで，さまざまな場面を披露してくれた。ワンシーンをふり返るだけでも見どころが満載な「マジきゅん」。非常に贅沢なひと時となった。


　また，TVアニメでは，本編ストーリー以外でもこだわり部分があるらしい。それは，キャラクターの日常を切り取ったアイキャッチ（CM前と後に入るイラスト）だ。


　このアイキャッチでは，毎回「マジきゅん」とセリフは入るのだが，そのセリフもちゃんとひとつひとつ演出がついているという。キャラクター達がどんな気持ちでセリフを言っているのか，注意して聴きいてみるのもおもしろそうだ。いろいろなシチュエーションがあるので，第5話以降もどんなものが出てくるのか楽しみにしていよう。

　イベント後半では，最新グッズやコラボ情報が紹介された。どうやらキャラをイメージしたアクセサリーが発売されるらしく，なんとKENNさん，羽多野さん，江口さんの3人はすでに身に付けていた。葵は筆をモチーフにしたネックレス，瑠衣はバレエシューズをモチーフにしたブレスレット，奏音はチェロのアクセサリーで，どれも普段から身に着けられそうな，おしゃれなものばかりだ。もねのアクセサリーも今後公開される予定らしいので，お楽しみに。

　さらに，キャラクターソングCDやTVアニメのBD＆DVDの情報も紹介され，するっとスクリーンに表示されたが，実はこのジャケットイラストは初公開のもの。高貴なオーラを放つ一条寺帝歌が眩しい……。筆者は帝歌推しなので，思わずスクリーンをガン見してしまった。


　エンディングでは過去に開催されたイベントでKENNさんが生み出した“マジきゅんダンス”を全員で踊ってしめることに。4人で合わせて踊る姿に，みなさん最後の最後まで，マジできゅんきゅんしたに違いない。今後の「マジきゅん」イベントでは必須のダンスになりそうだ。

「マジきゅんっ！ルネッサンス」公式サイト

（C）Project マジきゅんっ！

（C）Project マジきゅんっ！