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  • 日本一ソフトウェア
  • 発売日:2016/07/07
  • 価格:パッケージ版:6264円(税込),ダウンロード版:5143円(税込)
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真 流行り神2

真 流行り神2
公式サイト http://hayarigami.com/shin_hayarigami2/
発売元・開発元
発売日 2016/07/07
価格 パッケージ版:6264円(税込),ダウンロード版:5143円(税込)
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このゲームの読者の評価
53
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  • 雰囲気は原点回帰。ただ、良くも悪くもそれだけではない。 75
    • 投稿者:めひ(男性/40代)
    • 投稿日:2016/07/24
    良い点
    ●雰囲気が流行り神のそれ。
     ストーリーではなく、雰囲気が旧作の流行り神に戻っているように思えるので、フレーバーで遊ぶ人には問題なく流行り神…なんですが。

    ●ADVゲームとしてのシステム完成度が相変わらず高い。
     バックログ、スキップ、チャート管理など、ストレスなく遊べるシステムが高次元でまとまっていると思います。前作のレビューをコピペしました。

    ●テキストの表示も相変わらず整っている。
     基本は三行でのテキスト表示で読みやすい部分での改頁、禁則処理も良しと、ADVゲームとして整っている作りになっています。少なくとも文章を読むのがストレスにはなりません。。

    ●ストーリーの一部が流行り神に戻っている
     流行り神の基本は都市伝説のようなフォークロアを題材にしてストーリーを作っていくところにあると思うのですが、前作のように都市伝説がないがしろにされることは無いです。雰囲気のところにもつながりますが、安心して遊ぶことが出来ます。が、それがストーリーになじんでいるかといわれると、別項で。

    ●EDに歌つきテーマを採用
     これが評価点につながるのは、原点の初代でエピローグからのPhantomへのつながりが神がかっていたことを思い出させるのが実に良かったです。歌詞もフィットしていてここは良い点でしょう。

    ●旧作メンバー
     堂々と出てくるメンバーはいませんが、あちこちに散りばめられているエッセンスが旧作ファンには良いものです。旧作ファンはとりあえずEDを見て欲しいかなと。
    悪い点
    ●ストーリーの全てが流行り神というわけではない。
     正直、良かれ悪しかれ前に進むのが次回作という存在なので、全てを流行り神を踏襲する必要は無いのですが、もう少し雰囲気以上に流行り神成分が欲しかったです。都市伝説を題材にしているのですが、その題材にする方法が今までと異なっていて、旧作では真っ向から都市伝説に取り組む形にしているのですが、今作取っ掛かりが都市伝説でそこから先は都市伝説じゃなくてもいいよねとなっています。
     広義ではフォークロアになるんでしょうが、正直、それをして失敗したのが前作なので、もうちょっと練って欲しかったかな。

    ●新キャラクターが微妙
     愛染刹那という新キャラが主人公の相棒になりますが、新風にはなってくれていますが、正直、キャラクターが濃過ぎて馴染めませんでした。後、とある万能キャラも個人的にデウス・エクス・マキナが一緒にいるように思えて、流石にやり過ぎではないかと。
     思うに、旧作からキャラクターの先鋭化は行われていて物議を醸し出していましたが、今回は、いきなり先鋭化が終わった状態でキャラクターが生み出されたような気はします。

    ●設定が大雑把
     例えば被害者の数とか、とある組織の目的とか、よくよく考えると???と矛盾点を見つけてしまうくらい設定が大雑把です。これはブラッシュアップできた部分のはず。

    ●四話
     おまけシナリオでどうぞ、悪ノリが過ぎた感じです。とあるキャラクターの紹介のためにやったのでしょうが、その割には冗長かなと。
    総評
    タイトル通り、雰囲気は原点回帰。なので、流して遊ぶ分には普通に流行り神なのですが、色々と粗を探す事も出来ます。但し、粗を探せることが出来るレベルまで到達しているというのは大きいことだと思います。正直、前作はそんな気にもならなかったですし。それにレビュー書こうと思ったので細かく見ながら遊んでいましたが、雰囲気だけでよければ十分に合格点。

    正直、ADVなのでネタバレにならないようにレビューを書くのは難しいですが、とある組織が今回は表に出すぎかなと思いつつ、上手く消化させれば旧作と合流できるシナリオに発展できそうなので、是非、次回作では気になるところを練って出して欲しいものです。

    全般的に、流行り神2くらいまでには評価を回復しても良いのではないでしょうか。手放しに褒められるものじゃないですが、及第点には達している…そんな感じです。前作でがっかりした人でフレーバーを楽しめる余裕のある人は遊んでみても良いと思います。

    後、蛇足ですが、舞台のG県の郷土紹介ネタは賛否あるでしょうが、こういう町おこしも悪くはナイト思いました。伏字になっていますが、ゲーム内でそうなっているので。
    プレイ時間
    20〜40時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    4 5 5 4 4
  • 原点回帰とはなんだったのか…… 旧作好きであればあるほど心を砕かれます。 5
    良い点
    1話科学ルートまでは流行り神らしい雰囲気。
    分岐ツリーで周回プレイが楽。
    悪い点
    上記以外のすべて。
    これを原点回帰というメーカーの神経を疑うほどに流行り神らしいところがないひどいストーリーとキャラクター。
    総評
     そろそろあちこちで評判が漏れ聞こえてきているころだと思いますが、第4話からがまったくのベツモノです……旧作が好きで、旧作の雰囲気を取り戻した流行り神に惹かれて買った人ほどダメージがでかいと思います。
     4話は同メーカーが出しているアドベンチャー「特殊報道部」を悪い方に発展させたようなギャグマンガ展開、5話は○ーゼンメイデンやま○マギの劣化コピーのキャラとストーリー、隠しシナリオは何十年前のギャグマンガ?というようなものです。
     全体をとおしてろくな推理はしないし、疑問点は科捜研の所長がぱっと出てきてぱっと解消、都市伝説は出てくるものの変にイジってギャグにしてるだけです。10年前に出ていたとしても目新しさも面白さもないようなお粗末ストーリーでした。
    最大の欠点は、これらが流行り神でやるような内容では全くないということでした。


     後半のひどいできに隠れがちですが、前半1〜3話も褒められた出来ではありません。後半があんまりすぎるために相対的にまともに見えるというだけです。第一話開始時から5分くらいの間に主人公が「いやいや」「おいちょっと」というふうにセルフツッコミをやたらやるところからいやな予感がしていました。

     旧作の雰囲気を出そうとしているのはわかりますが、恐怖や推理要素を描く力量がまったく足りていません。話をすすめていくごとに描写がどんどん雑になっていきます。正体不明の怪異に責められる恐怖、その正体の分からないものに対して挑んで解決を試みるキャラクターの姿を説得力を持って描写してきたのが流行り神の魅力だったと思っています。曖昧なものが圧倒的な恐怖を示すというのは描写するのに相当の技量が必要だと思います。
     今回のライターさんにはそれがないのか、恐怖の対象を隠す気もなくまるのまま出してしまっています。それで怖ければ救いようがあったのですが、それもありません。旧作でも死者の霊のようなものがダイレクトに出てくるところはありましたが、それでも恐ろしく感じさせてくれるような凄みがありました。自分は、1話を科学ルートからやりましたが、もしオカルトルートからやっていたらもうそこで投げていたと思います。解決方法もお粗末です。
     とくに第3話のオカルトルートはあんまりすぎて「は?」と本当に声に出してしまいました。ストーリーの肝に関係ない部分なので言ってしまうと、科捜研所長がイタコをやって被害者の霊に真相を喋らせるということをやります。犬童警部のように、おちゃらけていても決めるところは決める態度なら締りのある場面になったと思いますが、「アタシにまかせて★うーんえいっ★ミ」という恥ずかしい上に雑きわまりないことをやるので説得力も何もないです。しかも本当に霊がおりてきていろいろ喋るというトンデモ展開です。すべての事件でイタコやってれば全部解決なのにやらない理由もわからないです。
     このとおり科捜研の所長が「もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな」状態の完全にファンタジーの世界の住人なので、それがすべてをダメにしている原因でもあります。旧作であった、閑職部署にいるために警察組織から助けや手がかりを得る方法が限られてくるために、できるかぎりの行動をとって真相に近づこうとする主人公たちの姿が旧作のストーリーを重厚にし、キャラクター描写に深みを与えていましたが、本作では高性能所長が主人公たちが頼む前から解決してくれているので雰囲気もキャラ性もスカスカになっています。

     キャラクターの話が出たのでついでにいうと、登場人物の性格が軽すぎるのも雰囲気を壊してくれます。主人公のセルフツッコミ、相棒の寒すぎる上にすべったギャグ、科捜研所長のシモネタ、これが全体にまんべんなくちりばめられているので疲れます。それらがまたセンスが大変古臭いので読んでいるこっちが恥ずかしくなる状態です。旧作の流行り神3でキャラの性格が極端になりすぎたのはかなり不評だったはずなのにそこから学んでいないようです。

     このように、全体的にテキストを主体としたアドベンチャーゲームとしてこのクオリティで世に出すのはプライドがなさすぎるという印象です。
    評価の低かった真1のほうが、お遊びやメタネタは本編と関係ないオマケシナリオや隙間録でやって、本編はそれぞれの話でホラーの雰囲気を貫き通したという点で立派です。つまり、本作は評価が散々だった前作がまともに見えるくらいのひどさということです。


     原点回帰!旧作の雰囲気!を推しに推して、旧作開発にかかわった社長までもが「原点回帰、シリーズ存続に影響する」とまで大見得を切ったのなら旧作ファンとしてはそれ相当の出来だと期待しちゃうのに、フタを開けたら壮大な釣りでした、なんて笑えません。
    日本一ソフトウェアの想定している、「旧作ファン」っていったいどんな人たちなんでしょう……「旧作」といえばポンとお金をだしてくれる集金装置かなにかと思っているのでしょうか?
    結局この作品は何をやりたかったのかわかりませんでした。

     最終話の展開から、次回作は能力バトルものキャラゲーになる未来しか見えません。
     真から入ったプレイヤーならこういうのはアリだと言ってくれるかもしれませんが、旧作ファンは2度にもわたって心を粉砕されたのですからもうついてこないと思います。このテンションで旧作4を出されてもシリアスな雰囲気をめちゃくちゃにされるだけなのでやめてほしいです。
    プレイ時間
    20〜40時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    2 4 2 1 1
  • シリーズのファンなら買うべき作品 80
    良い点
    シナリオ:シナリオが流行り神のシナリオを担当された方なので、前作をプレイして「こんなの流行り神じゃない!」と絶望した方にこそ遊んでほしいと思います。あの背筋が寒くなる様な濃いテイストの都市伝説達があなたを待っています。

    システム:前作から引き続きライアーズアートシステムが登場し事件の駆け引きに臨場感を持たせます。またシリーズの醍醐味である科学ルートとオカルトルートの分岐が復活しており1話で2度美味しい!
    悪い点
    G県愛が重い(笑)、前作の事件後、舞台をG県へ移しておりG県への愛が止まりません。グルメからはたまた名所までG県盛りだくさんです。

    主人公のトラウマを補完する為に前作の事件が随所に出てくるのが少しクドイ様に感じた。
    総評
    正直、私自身が前作の真流行り神をプレイして絶望(安易な全滅シナリオ、科学オカルトルートの廃止等々)したのですが、今回の真流行り神2をプレイして「ああ、これが流行り神だよね」と安心することが出来ました。不気味な事件、魅力的なキャラクター達、この先どうなるのか続きが気になって睡眠不足になった程です(笑)。流行り神シリーズが好きな人は満足できる作品だと思います。是非とも真流行り神で絶望したファンの方にこそ遊んでほしいです!
    プレイ時間
    10〜20時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    3 4 4 5 4
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【PS Vita】真 流行り神2
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