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「PUBG JAPAN SERIES」,β1部リーグ PHASE2が開幕。前半戦1位と2位がまさかの失速,Rascal Jesterが1位に躍りでたDAY4レポート
本大会は,熾烈な予選,あるいは2部リーグを勝ち抜いてきたトップクラスの実力を持つ国内20チームが集まる。国内のPUBG大会において最高峰にあるといっても過言ではないだろう。
また,βリーグのPHASE1とPHASE2の獲得ポイントを合計して1位と2位になったチームは,PUBGが主催し,ドイツ・ベルリンで開催される「PUBG Global Invitational 2018」の出場権を得られる。国内最強の称号と海外への挑戦権を目指して熱い戦いが繰り広げられる。
PHASE2からはPHASE1の2部リーグでの上位6チームが1部リーグへと昇格。逆にPHASE1の1部リーグでの下位6チームは2部リーグへと降格した。
新たなチームが参戦することで,PHASE1とは違った試合展開となるだろう。また,PHASE2では,新たに「ミラマー」マップが試合ローテーションに追加される。どのような展開となるのか注目したい。
というわけで,PUBG JAPAN SERIES βリーグ CLASS1 PHASE2 DAY4の模様をお届けしよう。
- THE SHABLES(SBL)
- SengokuGamingDestroy(SGD)
- Crest Gaming Xanadu(CGX)
- Crest Gaming Windfall(CGW)
- Rascal Jester(RJ)
- SunSister Suicider's(SSS)
- CYCLOPS athelete gaming(CAG)
- V3 FOX(V3F)
- Zaphkiel Gaming(ZAP)
- Zoo Gaming / Penguin(Zoo)
- 野良連合 Grim Reaper(nGR)
- SCARZ(SZ)
- USG-Hyster1cJam(USG)
- Gaming Team AEGIS(AGS)
- Astro9(AS9)
- ISG Albatorss Bloom(IAB)
- PENTAGRAM Revive(PGR)
- ROX Orcas Blue(ROB)
- PNG Fairy(PNF)
- oracleNox(ocN)
ROUND1
PHASE2の最初の試合は,PHASE1と変わらずFPPモード(一人称視点のみ)の「エランゲル」で行われる。三人称視点で身を隠しながら周囲を確認できるTPPと違い,視界確保が難しいため,突発的な戦闘が起こりやすい。
このラウンドで最初に脱落したのは2部リーグから昇格したoracleNox(ocN)だった。第2サークルで小屋を確保するが,すぐ近くにSengokuGamingDestroy(SGD)が陣取っており,さらに射線の通る場所にSunSister Sucider's(SSS)がいるという状況だ。離脱も難しかったocNはSGDの突入を受け,全滅した。
最終盤戦で強かったのはCrest Gaming Xanadu(CGX)だ。安全地帯がCGXに寄ったという運もあったが,この段階で4人生存し,なおかつ押し寄せる敵を確実に排除してポジションを確保し続けた。
最後の決戦で生き残っていたのは,SCARZ(SZ)のBONON選手,Fa6ye選手,ROX Orcas Blue(ROB)のYone選手,Clutch選手,Affe-選手,Rascal JesterのSeaKingJAWS選手,kendesu選手,Maron選手,野良連合 Grim Reaper(nGR)のfiachan選手,そしてCrest Gaming XanaduのShianblue選手,Kaiph0ne選手,Rio01選手,Aries選手の5チーム13名だ。
安全地帯がずれて窮地に陥ったのはROBとSZだ。お互い隣接する家屋を確保しており,安全地帯に侵入を試みる際,確実にぶつかる。家屋脱出戦を制したのはROBだったが,生き残ったのはClutch選手のみ。行く先にはCGXが展開していたが,スモークを使い何とか生き延びた。
その間にRJが移動を開始する。安全地帯の途上にいたfiachan選手にKendesu選手がダウンを取られるが,SeaKingJAWS選手がしっかりと排除する。しかしその隙を見逃さす,CGXのAries選手がSeaKingJAWS選手をダウンさせた。RJで生き残ったのはMaron選手のみという状況,2人の蘇生は難しいと判断し,潜むことを選択した。
一方,先ほどの戦いで生き残ったCluth選手だが,決死の移動を試みるもAries選手がそれを許さずキッチリ討ち取った。最後は4名生存しているCGXがMaron選手を包囲して危なげなく討ち取り,見事,CGXがドン勝に輝いた。
ROUND2
ROUND2はPHASE2で初めて採用された「ミラマー」のTPPモード(三人称視点あり)だ。通称砂漠と呼ばれるマップだが,特徴は,山あるいは丘と起伏が多く,視界を遮る草地,遮蔽物となる木が少ないことだ。道路は多いのだが,左右が崖となっている場所も多く,銃撃を受ける危険も大きいため,起伏の多さも相まって,安全地帯へのルート選びがカギとなる。
公式戦で初めて採用されたこともあり,序盤の小競り合いは多めで,第2サークルの収縮までに12名が脱落する。見通しの良い場所が多いこともあってか,エランゲルより脱落するペースがやや早い印象だ。
最終盤,CAYCLOPS athlete gaming(CAG)のfuki6選手が魅せた。試合の終盤でチームメンバーを失い,1人になっていたfuki6選手。周囲にSSSとCrest Gaming Windfall(CGW)がいる状況の中,息を潜めて機会を狙う。安全地帯がずれたあと,周りの2チームが移動を開始しぶつかっているときも,じっと耐え抜く。SSSが全滅し,CGWが生き残り,さらにPENTAGRAM Revive(PGR)と衝突したタイミングで強襲し,PGRを打倒していたCGWのMrYoppy選手とMarimoSTAR選手を討ち取りCGWを全滅させた。
その後,安全地帯に移動する途中,Astro9(AS9)に撃たれながらもギリギリ生き残る。その後,AS9のGiru選手を討ち取り,ポジションを確保しつつ,物資の補給に成功。移動するPNFの背後を突き,1GODzilla1選手とd_AzuR選手を討ち取った。
その間,RJとZaphkiel Gaming(ZAP)がぶつかり,ZAPが勝利するが,直後にPNFの強襲を受け,全滅。最後に残ったのはCAGのfuki6選手と,PNFのSw_bear選手,Apple選手となった。
快進撃を続けたfuki6選手だったが,PNFが丁寧に挟撃する形を作る。最終的にはSw_bear選手がfuki6選手を討ち取り,PNFがドン勝を手にした。
ROUND3
DAY4最後の試合はお馴染みのTPPモードの「エランゲル」だ。CLASS2からの新チーム参戦,そしてマップとモードが増えたことによる練習時間の割合の変化などがあり,そういった要素が試合にどう関わってくるかが注目される。
そして今回も序盤で脱落する選手が多く出た。第2サークルの時点で,CGWとISG Albatorss Bloom(IAB)が全滅し,18チーム64名生存となった。PHASE2になって序盤の脱落者が増えた印象を受ける。
最終盤,生き残っているのはSSSのCrazy Sam選手,XanZ1119選手,RJのSeaKingJAWS選手,CAGのMeuta選手,SZのFa6ye-選手,Icebahn選手,cocorou選手,BONON選手,nGRのliavely選手,LyzeFelt選手,Wesker選手,fiachan選手の5チーム12名となった。
粘り強く生き残っていたCAGだったが,liavely選手に討ち取られ,この中で最初に脱落する。一方,SSSもSZの強襲を受けて全滅した。RJのSeaKingJAWS選手はLyzeFelt選手のダウンを取るも,多勢に無勢でliavely選手に討ち取られる。
最後に残ったのはSZとnGRの2チーム。お互い最終盤まで4人を残していたが,SeaKingJAWS選手にLyzeFelt選手のダウンを取られていたのが響いた。蘇生に動いたliavely選手もダウンを奪われたうえ,グレネードでLyzeFelt選手にトドメを入れられ,4対2の状況になる。逆転のチャンスを狙うが,SZが数の優位を生かして突撃し,2人を討ち取ってSZがドン勝を得た。
DAY3で華々しい活躍を見せたCAGの好調ぶりも気になる。DAY3の終わりに「今日の最後の動きがちょうどよかった」と語っていたCAGだが,持ち前の生存能力を生かしつつ,好戦的に,リスクを背負いながら戦う姿が印象的だった。
PHASE2はDAY5とDAY6で残り6試合行われる。何が起こるか予想がつかないPUBG JAPAN SERIES βリーグ。ドイツ行きの切符を手にするのはどのチームなのか,6月23日のDAY5,6月30日のDAY6も引き続き注目しておこう。
「PUBG JAPAN SERIES」公式サイト
「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」公式サイト
- 関連タイトル:
PUBG: BATTLEGROUNDS
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