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「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」誕生25周年記念タイトル「Sonic Mania」のPS4用デモを体験。“らしさ”に溢れた期待できる逸品
「Sonic Mania」は,シリーズ第1作にあたるメガドライブ用ソフト「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」の発売25周年を記念したタイトルだ。ゲームシステムは,メガドライブ時代のソニックシリーズをオマージュしたものとなっている。開発はアメリカで行われており,メガCD専用のメガドライブ用ソフト「ソニック・ザ・ヘッジホッグ CD」を独自にiOSへ移植し,セガに売り込んで公式にリリースさせた,ディープな“ソニックマニア”のChristian Whitehead氏が参加している。
今回のデモでプレイ可能だったのは,GREEN HILL ZONEとSTUDIO POLICE ZONEの2ステージ。プレイアブルキャラクターは3体とアナウンスされているが(関連記事),会場で使用できたのはソニックのみだった。
GREEN HILL ZONEは,初代「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」の同名ステージ(第1ステージ)をリメイクしたもの。ゾーンのボスは鉄球をぶら下げたエッグモービルではなく,それをオマージュした2つの金属球によって構成されているロボットだ。
ちなみに,本作のソニックはスピンダッシュを行えるため,“GREEN HILL ZONEでのスピンダッシュ”が可能となっている(初代「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」にスピンダッシュは存在しない)。“GREEN HILL ZONEでのスピンダッシュ”と言えば,3DS用ダウンロードソフト「3D ソニック・ザ・ヘッジホッグ」で可能になったことがファンの間で話題となったのは記憶に新しい。機会があれば,両タイトルの仕様を比較してみても面白いだろう。
STUDIO POLICE ZONEは「ソニック・ザ・ヘッジホッグ2」のCHEMICAL PLANT ZONEやCASINO NIGHT ZONEが思い出される,ギミック盛りだくさんの市街地ステージだ。TV番組の撮影スタジオがモチーフとなっていて,アニメーションが上映されているスクリーンや巨大なポップコーンマシン,電波による転送装置などが設置されており,走っているだけでも賑やかで楽しい。
本作のテイストはメガドライブのソニックシリーズに忠実で,「スーパー32X用に作られていたソニック作品をPS4に移植したんだよ」と言われたら,少し信じてしまいそうな出来栄えだ。2Dアクションへの回帰を目指した「ソニック・ザ・ヘッジホッグ4」シリーズもいいゲームだったが,“らしさ”に関しては本作が圧勝している。日本よりもアメリカで高い人気を誇るソニック,そのすばらしい新作がアメリカで作られている現状は,「とうとうアメリカがソニックを自分のものにした」と言えるのかもしれない。
「Sonic Mania」公式サイト
- 関連タイトル:
ソニックマニア
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