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どうぶつの森 ポケットキャンプ公式サイトへ
  • 任天堂
  • 発売日:2017/11/21
  • 価格:基本プレイ無料+アイテム課金
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ゆるくつながる心地よさ,それが“どうぶつの森らしさ”。「どうぶつの森 ポケットキャンプ」メールインタビューでアレコレ聞いてみた
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印刷2017/12/28 00:15

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ゆるくつながる心地よさ,それが“どうぶつの森らしさ”。「どうぶつの森 ポケットキャンプ」メールインタビューでアレコレ聞いてみた

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 任天堂が配信中のスマホ向けアプリ「どうぶつの森 ポケットキャンプ」iOS / Android。以下,「ポケ森」)は,キャンプ場の管理人をしながらどうぶつたちとの暮らしを体験できるタイトルだ。
 スマホ向けに最適化された本作は,どうぶつのおねがいを叶えていくことでキャンパーレベルが上昇し,新たな家具やどうぶつが登場するようになる。管理人としてのミッションをこなすために,キャンプ場の家具を充実させてもいいし,どうぶつとの交流に精を出してもいい。大まかな目標がありつつも,ゲーム内で何を楽しむかはプレイヤー次第という“独特のゆるさ”も持ち合わせている。

 キャンパーレベルの概念によって生まれた本作ならではの遊びと,プレイヤーにある程度の自由を与える“どうぶつの森らしさ”が融合した本作は,どのようにしてこの形となったのか――。「ポケ森」開発チームにメールインタビューする機会を得られたので,シリーズのこれまでを振り返りながらその内容をお伝えしよう。

2017年12月18日にはキャンプ場の新エリア・ガーデンが実装。続々と新たなどうぶつたちが追加され,管理人デビューしたプレイヤーたちは充実の日々を過ごしていることだろう。今後どのようなイベントが行われるのか,気になるあの要素は……アレコレを聞いてみた
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ほかの管理人とゆるくつながる

それが「ポケ森」の“どうぶつの森らしさ”


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4Gamer:
 多くの人が「どうぶつの森 ポケットキャンプ」をとおしてシリーズならではの魅力的な世界に触れているようですね。配信後の反響を受けて,どのような手応えを感じていますか。

「ポケ森」開発チーム:
 とても多くのお客様に遊んでいただけて大変うれしく思っています。配信後は,まずはニンテンドー3DS「とびだせ どうぶつの森 amiibo+」を遊んでくださったお客様を中心に遊んでいただけるかな? と予想していたのですが,初めて「どうぶつの森」をプレイされる方や,どうぶつの森シリーズを久しぶりに遊ぶ方への広がりは想像以上でした。

4Gamer:
 さまざまな反響のなかで,コンシューマ機向けの「どうぶつの森」のような遊びを体験できるものを配信してほしいという声も一部では出ていますが,スマートデバイス事業の方針にもあるように,「ポケ森」は従来作とはまた違った遊びを提供して“任天堂IPに触れる人口の最大化”を図っているのではないかと感じています。なぜ,従来作に近い遊びを選択されなかったのでしょうか。

「ポケ森」開発チーム:
 まず,ゲーム専用機とスマートデバイスでは「遊ばれるシーン」が違うと考えています。携帯ゲーム機も外に持ち歩いて遊ぶことはできますが,スマートデバイスのアプリは,日々の生活の中で2〜3分のごく短い時間でもコツコツ遊べるのが特徴だと思います。
 「ポケ森」は「とびだせ どうぶつの森」のスタッフがディレクターを担当し,DeNAさん・エヌディーキューブさんに開発に参加していただいています。ゲーム専用機版の開発チームも主に監修という立場で参加しており,それらのスタッフが連携して開発を進めています。こういった開発体制のもと,シリーズでおなじみの遊びは残しつつも,従来のゲーム専用機向けシリーズとは別の視点から,スマートデバイスの特徴に合わせた「ポケ森」らしい楽しさをご提供したいと考え,この形になりました。

4Gamer:
 スマートデバイス事業の方針とは別に,「ポケ森」はどのようなコンセプトのもと作られたのでしょうか。

「ポケ森」開発チーム:
 “スマートデバイスで遊べるコンパクトなどうぶつの森”が「ポケ森」のコンセプトです。つりやムシとり,家具をかざるといった,「どうぶつの森」らしいのんびりとした遊びを体験できるようにしながらも,スマートデバイスに合った別の楽しさが出せるように試みました。
 例えば,手軽な操作でできる遊びや,次の起動が待ち遠しくなるような要素を散りばめ,「どうぶつのおねがいをかなえる」「キャンプ場にどうぶつを招待する」といった“分かりやすい目標”を立て,起動してすぐに気持ちを向けていただけるような遊びにしています。

4Gamer:
 本作ならではのところだと,どの時間に起動しても出張販売のお店がオープンしていたり,カイゾーがクラフトの注文を受けてくれたりするので「お店の閉店時間を気にしない」新しいプレイスタイルが生まれていますよね。

「ポケ森」開発チーム:
 スマートデバイスのアプリは気軽に遊べる分,夜寝る前だけ遊ぶ方や,一日の中でほんの少しだけ遊ぶ方が多くいると考えていました。なので今回は,開店時間を意識する今までの遊びよりも,いつでも全員に等しい体験をしていただくことを重視しています。

4Gamer:
 「とびだせ どうぶつの森 amiibo+」の条例のように閉店時間を変えられるのも面白そうですけど,生活に密接したデバイスだからこそスキマ時間にプレイすることが多いわけで,いつでも等しい体験ができるのは個人的にうれしかったです。ただ,カイゾーが24時間クラフトの注文を受け付けてくれるのは,ちょっと心配です。

「ポケ森」開発チーム:
 「カイゾー」はクラフトを頼まれたらずっと働いてますね……。きっとクラフトを頼まれていないときは,いねむりしていると思います。

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4Gamer:
 「どうぶつの森」シリーズでは“複数のプレイヤーが時間をずらして遊ぶ”ことが1つのテーマとされていて,昼は子供が,夜は親御さんが……と,1つの村での生活を複数人のプレイヤーで共有する“ならでは”の楽しさがあると感じています。本作では,1端末につきプレイヤーは1人とされていて,そのプレイヤー間のつながりをフレンド機能に託しているように感じました。

「ポケ森」開発チーム:
 何を残し,何をやめるのかは,スマートデバイスの特徴をふまえてひとつずつ慎重に取捨選択してきました。なかでも,つりやムシとりなどの基本的な遊びのほかに「ほかのプレイヤーを感じる」という点が,「どうぶつの森」の外せない特徴だと思っています。なので,“ゆるく”ほかのプレイヤーを感じながら遊ぶ体験は強く意識しています。
 つりをするビーチにフレンドのプレイヤーが立っていたり,バザーで出品したサカナを買っていたり……。自然とほかのプレイヤーを感じながら遊んでいただけると思います。アプリの今後のアップデートでも,ほかのプレイヤーとのゆるいつながりを活かした遊びには力を入れていきたいです。

4Gamer:
 ゆるいつながり,ですか。

「ポケ森」開発チーム:
 「とびだせ どうぶつの森 amiibo+」で家族と同じ村に住む,すれちがい通信でほかのプレイヤーの家を見ることができましたが,直接的でなくても,ゆるくほかのプレイヤーを感じることで,ちょっと面白いキャンプ場を作りたくなったり,気に入ったどうぶつを招待したりという,ゲームを遊ぶモチベーションにつながっていくと思います。

4Gamer:
 たしかに。フレンドのキャンプ場にある知らない家具や,バザーのマグロやアンコウを見ると自分でも揃えたくなってしまって,いつも以上に熱心に遊んでしまう瞬間がありました。

「ポケ森」開発チーム:
 また,大事な体験の中核として残しているのは,どうぶつの森シリーズの1年をとおして季節の変化を楽しむ遊びです。初めからある遊びだけでなく,初期に採用を見送った要素も含めた新しい遊びや体験を,アップデートによって継続的に提供していくつもりです。


「どうぶつの森」の思ヒ出(1)

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 本稿のそこかしこで“どうぶつの森ならでは”というワードが飛び出すが,これまでのシリーズに触れていない人にとっては,想像がしにくい部分もあるだろう。そこで,シリーズのこれまでを簡単に振り返ってみたい。

 「どうぶつの森」シリーズには,“本流”となるタイトル群といくつかのスピンオフ作がリリースされている。本流のタイトルは,どうぶつたちと村での暮らしを楽しめる“生活”に重きを置いた内容で,シリーズを重ねるごとに新しい遊びが追加されていった。

■「どうぶつの森」爆誕

 2001年4月にNINTENDO 64用ソフトとして第1作「どうぶつの森」が発売。生まれたころにはゲームキューブやWiiがすでにあった,そんなティーンエイジャーには分からないかもしれない「カセットをフーフー」していた時代だ。
 カセットの中の村を舞台にどうぶつたちとの生活を楽しめ,住民と話をする,手紙を書く,買い物にいく,つりをしてみる――村でどう過ごすか,どのように楽しむかはプレイヤー次第と,そんなゆるいゲーム設定は1作目から確立されていた。そのほのぼのとした世界が,子供や女性を中心に多くのプレイヤーの心をわしづかみにしたのだ。
 村を舞台とした「どうぶつの森」では,いまやあたりまえのことになっているが,1つのカセットにプレイヤーキャラを4人まで作成できるため,ソフトを持っていなくても友達の村に間借りして生活を楽しむこともできた(間借りさせてくれたあの子は元気かな……)。
 当時は「どうぶつの森」友達と「いえのローンが たいへん」「ローンを かえすには なにをすると いい?」なんて,小学生とは思えない会話ばかりしていたのが懐かしい。村生活の拠点となる家のローンを返すたび,「おかねを かせぐって たいへんだな」と子供ながらに感じたのは,いい思い出だ。

カセットごとに村の地形や住んでいるどうぶつが異なっており,友達の村へはコントローラパックを介して遊びに行けた。よその村で地形をチェックして,見たことがない住民を見つけただけでドキドキしていたものです
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■島とマイデザインが生まれたキューブ時代

 2001年12月にニンテンドー ゲームキューブ用ソフト「どうぶつの森+」,2003年6月に「どうぶつの森e+」が発売に。ゲームキューブの特性を活かした遊びとして,ゲームボーイアドバンスとの連動で楽しめる“島”の要素が加わった。どうぶつの島へ行くことで,限定のアイテムやどうぶつたちと出会えるのだ。加えて,オリジナルの服や傘などをドット絵感覚で作れるマイデザインのシステムはこの頃に生まれている。マイデザインが上手なプレイヤーは,クラスでちょっとした人気者だった……かもしれない。

ゲームに合わせて販売された「どうぶつの森+ カードe」の存在も忘れてはならない。カードに書かれたあいことばを入力するとプレゼントがもらえるというもので,今で言うamiiboカードに近いものかもしれない
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>>> その2へつづく



すべてのどうぶつたちと触れ合ってほしい

その想いがキャンパーレベルを生んだ


4Gamer:
 遊びのフィールドをこれまでのような村ではなく,キャンプ場にされたのにはどういった意図があったのでしょうか。

「ポケ森」開発チーム:
 ちょっと日常から離れて,たくさんの仲間と集まるような感覚が出せるよう,キャンプ場を舞台に選んでいます。プレイヤーもどうぶつたちも,自分の本当の家は別にあったうえで,キャンプ場やレジャースポットに集まっているんです。
 舞台選びはゲーム性にも関係していて,ゲーム専門機版では,プレイヤーとどうぶつが同じ村で暮らしを体験するゲームなのに対し,「ポケ森」は気軽にたくさんのどうぶつたちと触れあうようなゲーム性を目指しています。

4Gamer:
 どうぶつとの出会いでカギになるのが“キャンパーレベル”ですよね。村の発展度に近い概念ではありますけど,レベルが数値として可視化されているのは,シリーズファンの目線で見て新鮮でした。

「ポケ森」開発チーム:
 お気に入りのどうぶつだけでなく,すべてのどうぶつたちとふれあってほしいというのが,キャンパーレベルを取り入れた意図です。新しい家具・どうぶつを増やすなど,ゲームを進行するためには,今目の前にいる色々などうぶつと仲良くなることが必要です。
 レベルを数字として表現するかはとても迷ったところでしたが,数字を上げていくシンプルな体験は,ゲームの進み具合を人と共有したり,自慢したりするうえでうまく機能すると考えました。実際に「今,キャンパーレベル40です」と聞くと,この人すごいなと直感的にわかると思います。

4Gamer:
 キャンパーレベルの概念がまた違った遊びを生み,知り合い同士で共有したくなるコミュニケーションのネタとしても機能していますね。個人的には,プレイヤーの拠点としてキャンピングカーが導入されているのも,とてもユニークだと感じました。

「ポケ森」開発チーム:
 キャンピングカーは,家具を置ける“移動できる家”だと言えると思います。この家が移動する感覚が,どこにでも持ち歩けるスマホのイメージとリンクしたのがきっかけとなり,「ポケ森」のテーマが具体化していきました。

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4Gamer:
 スマートデバイスで遊びやすい塩梅を実現させるために,どのような点に気を配りましたか。

「ポケ森」開発チーム:
 ゲーム性の部分である程度の自由度を持たせているのも“どうぶつの森らしさ”だと思いますが,「プレイヤーが自由にキャラクターを操作できる」ということは,没入感を生む意味でとても重要だと考えていました。
 そのために,画面をタップしたら思ったとおりの反応が返ってくることを意識しています。リンゴをタップすればリンゴを拾い,キャンピングカーをタップすると車内に入ります。キャラクターの移動も「触った場所に向かって歩く」という,とてもシンプルな体感を大事にしているんです。

4Gamer:
 自由にキャラクターを操作できるけれど,面倒くささやストレスを感じさせないところもポイントですよね。

「ポケ森」開発チーム:
 「スマートデバイスでの遊びやすいバランス」にするうえで,タッチスクリーンで長時間キャラクターを操作するのはやはり疲れてしまうので,長距離の移動にはキャンピングカーを使う設定になっています。
 加えて,フィールドを「マップ」という単位に切り分けて,1つ1つのフィールドをあえて小さく設計してます。「つりをするならビーチ」というようにフィールドごとに目的を明確にして,プレイヤーが目的に合わせてマップからエリアを選べる形にしました。

4Gamer:
 本作で管理人生活を体験してみて,シリーズのいいところを少しずつ楽しめるタイトルだと感じました。シリーズに共通した遊びはもちろんですが,こもれび広場の存在やキャンプ場の設定など,これまでシリーズを追いかけてきたプレイヤーがニヤリとできる要素は,意識して取り入れられたのでしょうか。

「ポケ森」開発チーム:
 過去のシリーズを遊んでくださっているお客様に喜んでもらいたいという視点で,色々な要素を取り入れていますが,スマートデバイスで「どうぶつの森」を初めて遊んでくださったお客様に,専用機版にも興味を持ってもらいたいという気持ちも同じくらいありました。
 例えば「このたぬきちってどんなキャラクターなんだろう?」と,スマートデバイス版から興味をふくらませてもらえたらうれしいです。



「どうぶつの森」の思ヒ出(2)

■携帯ゲーム機向けに発売。爆発的ヒットへ

 2005年11月にニンテンドーDS用ソフト「おいでよ どうぶつの森」がリリースされた。シリーズ初の携帯ゲーム機向けということもあり,ゲームシステムや村の施設にも大きな変化があった。
 従来作のゲーム画面とは異なり,村の空も確認できるようになっていて,それを活かした遊びも取り入れられている。空を見上げると風船やUFOが飛んでいて,見つけたらパチンコで撃ち落とす,そんな感じだ。役所や関所,美容院の追加,アクセサリーの登場など,追加された要素はかなり多い。
 個人的には,船乗りをしていた“かっぺい”がタクシー運転手として登場していたことが印象深かった。ゲームキューブ時代は船乗りだったのに,まさか転職するなんて……。

ワイヤレス通信機能を使って,同じ村を舞台に4人の友達と同時に遊べるようになったのも重要なトピックの1つ。すれちがい通信機能で交換するメッセージボトルもありました
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■うれしはずかし街デビュー

 前作からおよそ3年後の2008年11月にWii専用ソフト「街へいこうよ どうぶつの森」が発売される。携帯ゲーム機から再び据え置き機へと移った。
 新たな家具やどうぶつの追加のみならず,前作との大きな違いとして村からバスで出かけられる“街”の要素が加わっている。ちなみに,そのバスの運転手は“かっぺい”だ。思わせぶりな会話の内容に学生ながらキュンとした記憶がある。
 村にはない施設が建ち並ぶ街では,高級な家具や服の購入,占い,オークションに参加できた。グレイシーグレースでびしっとクレジットカード払いを決める瞬間がとても気持ちよかった記憶がある。大人の買いものは楽しいなー。

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■住民から村長へ

 2012年11月にニンテンドー3DS用ソフト「とびだせ どうぶつの森」が発売される。従来作とは異なり,プレイヤーは一住民ではなく村長として村づくりに奔走することになる。もちろん,どうぶつとの生活をまったり満喫するのが本作のメインの楽しみ方であり,村長のミッション・公共事業は気が向いたときにやってみる,ぐらいのゆるいスタンスで問題ない。
 村に施設を設置する公共事業を行うことで村を発展させられるとともに,プレイヤーの個性を村全体で表現することもできるのだ。
 ゲームキューブ時代から姿を消していた島の要素も復活し,南の島で高価なムシをひたすら採集して公共事業のアテにしていた……そんな村長も多かったことだろう。ゴライアスハナムグリには目もくれず,オウゴンオニクワガタ狙いで島をぐるぐる周回したのはいい思い出だ。

他プレイヤーの家を拝見できるハッピーホーム展示場も誕生。カタログに載っていない家具を集めるのに,展示場にはだいぶお世話になりました
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 2016年11月には,「とびだせ どうぶつの森」に新要素を追加する更新データが配信され,タイトル名が「とびだせ どうぶつの森 amiibo+」に変更された。プレイヤーのお願いをかなえてくれる“ゆうたろう”や,イベントで登場するどうぶつたちがキャンピングカーに乗ってやってくる“オートキャンプ場”,かくし倉庫,くらしサポートの要素が追加され,より遊びやすさが増している。

タイトルに“amiibo”とあるように,アップデートによってamiiboと連動させた遊びも取り入れられている。「とびだせ どうぶつの森 amiibo+」のamiiboカードを読み取ると,カードに描かれたキャラクターがオートキャンプ場を訪れるのだ
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>>> その3へつづく



気になる「ポケ森」の今後のことを聞いてみる


登場というわけではないが,本作のメンテナンス中の画面にはリセットさんのイラストが!
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4Gamer:
 「とびだせ どうぶつの森」で事業仕分けにあったリセットさんは,本作でどのような登場をするのかとても気になっています。今後,みしらぬネコやかっぺいなど,特別などうぶつたちが登場する可能性はあるのでしょうか。

「ポケ森」開発チーム:
 リセットさんやほかのおなじみのどうぶつたちも,「ポケ森」の中での役割を考えて,今後のアップデートで少しずつ登場させたいと考えています。

4Gamer:
 家具は順次追加されるとして,オノやスコップといった「どうぐ」は今後入手できるようになりますか。捕まえられるムシやサカナが増えていくのかも気になっています。

「ポケ森」開発チーム:
 家具やどうぶつは,毎月追加していく予定です。「どうぐ」については,「ポケ森」は気軽な体験を大事にしていますので,適した形での登場を考えています。ムシやサカナの種類も,「ポケ森」に合った追加の方法を考えているところです。

画像集 No.024のサムネイル画像 / ゆるくつながる心地よさ,それが“どうぶつの森らしさ”。「どうぶつの森 ポケットキャンプ」メールインタビューでアレコレ聞いてみた

4Gamer:
 今後追加されるどうぶつのなかには,本作初登場の子もいたり?

「ポケ森」開発チーム:
 まずはシリーズおなじみのどうぶつたちが中心になると思いますが,まったく新しいキャラクター追加の可能性も考えています。

4Gamer:
 「どうぶつの森」といえば“季節イベント”も目玉の1つかと思います。クリスマスのような季節イベントは今後定期的に行われますか。つり大会,ムシとり大会など他プレイヤーと一緒に遊び,競い合うオンライン要素が拡充される可能性があるかもお聞きしたいです。

「ポケ森」開発チーム:
 イベントは毎月開催する予定です。イベントの内容は,そのときによって違いますが,「ポケ森」ならではの遊びと,つり大会などのシリーズでおなじみの遊び両方を考えています。ほかのプレイヤーと協力するような遊びも計画していますので,ぜひフレンドをたくさん作っておいてください!

4Gamer:
 今後のアップデートで衣装のクラフトができるようになると告知されていましたが,いずれはマイデザインへの対応,作成済みのマイデザインをQRコードで読み込む機能の実装は予定されていますか。

「ポケ森」開発チーム:
 まずは,ふくやぼうしなどがクラフトできるようになるアップデートを計画しています。

4Gamer:
 今後のアップデートに関係するところで,フレンドリストからバザーの素材を購入する際にキャンプ場へ行かずに直接購入できるようになったり,鉱山のヘルプをフレンドへ一括送信できるようになったりといった,利便性を重視した調整はされますか。

「ポケ森」開発チーム:
 いまある機能をより便利に使っていただけるように,お客様の声に耳を傾けながら,適宜改善を行っていきたいと考えています。

4Gamer:
 それでは最後に,本作で管理人生活を楽しんでいるプレイヤーや,これから本作に触れる人へ向けてメッセージをお願いします。「ミンナニナイショダモ」な耳より情報もあれば,ぜひ。

「ポケ森」開発チーム:
 すでに遊んでくださっている皆様。「どうぶつの森 ポケットキャンプ」を遊んでいただきありがとうございます。今後もより多くのお客様に楽しんでいただけるように,イベントや追加の遊び・新しい家具などを作っていますので,ぜひ楽しみにアップデートをお待ちください。
 クラフトの材料が足りないときは……メニューの「マイニンテンドー」から,マイニンテンドーに連携して頂くと,ポイントと交換でクラフトの材料が手に入ります。好きな材料がたくさん手に入るので,よろしければ活用してみてください。

 これから遊んでくださる皆さま。「どうぶつの森」はほのぼのとしたゲームです。毎日の生活の中で,のんびりと楽しんでいただけるとうれしいです。これからも「ポケ森」をよろしくお願いいたします。

4Gamer:
 ありがとうございました。



「どうぶつの森」の思ヒ出(3)

 村での暮らしを楽しむタイトルのほかに,「どうぶつの森」にはスピンオフ作がいくつか発売されている。代表的なものとしては,部屋作りに特化したニンテンドー3DS用ソフト「どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー」や,スゴロクやミニゲームが楽しめるWii U用ソフト「どうぶつの森 amiiboフェスティバル」があげられる。配信が終了となったWii U用ダウンロードソフト「どうぶつの森 こもれび広場」も,どうぶつ好きとしては忘れられない。

どうぶつたちの理想とする部屋作りをお手伝いする「どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー」は,村での暮らしがない代わりに,部屋のレイアウトを存分に楽しめるタイトルだ。たぬきちが上司になる今までにない設定もステキ
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どうぶつの森 amiiboフェスティバル」は,村をスゴロクのマップに見立てた“どうぶつすごろく”や,8種類のミニゲームで対戦を楽しめる
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Miiverseのコミュニティと連動しユーザー同士のコミュニケーションが行えた「どうぶつの森 こもれび広場」。広場にいるどうぶつのプロフィールが見られたほか,その姿をジックリと眺めることもできた
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 ここまで筆者の思い出とともにシリーズの軌跡をざっくりと振り返ってみたが,「ポケ森」からどうぶつの森シリーズを知った人は,よりどうぶつとの特別な毎日を過ごせるタイトルにもぜひ触れてみてほしい。「ポケ森」とはまた違った,どうぶつたちとのかけがえのない思い出をきっと作れるはずだ。


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