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[JAEPO2017]血晶武装,アルティメットレイドなど新要素が盛りだくさん。舞台を現代に移し生まれ変わった「LORD of VERMILION IV」ステージレポート
アーケードTCG「LORD of VERMILION」(以下,LoV)シリーズの最新作である「LORD of VERMILION IV」では,これまでのファンタジー色の強い世界観から一転,現代の東京を舞台としたストーリーが展開されるという(関連記事)。また本作では,新規プレイヤーの獲得を旗印に,世界観のみならず,「新カード」「新システム」といった新要素の導入が行われるとのこと。本稿では,プロデューサーの丹沢氏によって語られた,これらの注目ポイントについてレポートしていこう。
「LORD of VERMILION IV」プロデューサーの丹沢悠一氏 |
ステージ上では,丹沢氏が新筐体の序幕を行った |
「LORD of VERMILION IV」公式サイト
新たな世界観
ファンタジーをベースとした世界観から,現代へと舞台を変えたLoV4。その狙いは親しみやすく,新規プレイヤーにとってハードルが低い世界観をと考え,選ばれたという。とはいえ,これまでのシリーズでのダークファンタジー的な要素は,今作にも引き継がれているそうで,物語としてもつながりがあるとのこと。
さらに,女性に人気のイラストレーターを起用するなどで,女性プレイヤーにもアピールしたいとの狙いがあるそうだ。
新たなカード
本作では,新たなレアリティとして「EXTRA COSTUME RARE」が登場する。
これは,お馴染みの「使い魔」達が現代風の服装をしているというもので,能力は通常と変わらないものの,ゲームで表示されるモデルもちゃんと変化する。カードはエンボス加工が施され,見た目に美しい仕上がりだそうだ。
また旧作「LORD of VERMILION III」「LORD of VERMILION Re:3」のカードは本作と互換性がなく,戦力としてデッキに組み込むことはできないとのこと。しかし,後述する「アルティメットレイド」システムによって,使い魔を強化する「サポートカード」として使用できるそうだ。丹沢氏は,この狙いについて「システムに大きな改修を加えたので,たくさんのカードがあると初心者が把握しきれなくなる。どこかでリセットを掛けなければならなかった」と,プレイヤーの理解を求めていた。また今後のアップデートによって,過去の使い魔を使用できるようにする予定もあるそうなのでシリーズファンはお楽しみに。
新たなシステム
中でも大きな新要素として,新パラメータ「PSY」がある。これは使い魔の精神攻撃力を表すパラメータであり,主に施設制圧力やジョブの固有アクションの効果に影響を及ぼすのだそうだ。
使い魔だけでなく,主人公側にもシステムの再構成が行われている。
これまでは,装備する武器の種類でジョブが,武器の錬成でランダムにアビリティが決められていたが,本作では任意にジョブとアビリティが選択可能。主人公や使い魔を強化する「覚醒」「超覚醒」は「武装」「血晶武装」となり,血晶武装時にはプレイヤーが選んだアビリティが付与される仕組み。また,自分のデッキに合わせて自動でアビリティを選んでくれる「おまかせ」ボタンもあり,よりプレイしやすくなっているとのことだった。
また,切り札の魔法「アルティメットスペル」は,使い魔を強化する「アルティメットレイド」に変更となった。アルティメットスペルは,5種のスペルそれぞれの役割を理解する必要があったが,アルティメットレイドは使い魔のパラメータを底上げするという,単一の効果となった。ただし,どのパラメータが上昇するかは,サポートカードの種族とコストで決まるそうだ。
加えて,前作では期間限定のイベント扱いだったタッグ戦が常設となることが明らかにされた。モバイルサイトで登録したり,暗証番号を設定したりすることで,いつでも友達と同じチームで戦えるというわけだ。
最後に丹沢氏は「ようやくLoV4を発表できることになりました。シリーズの歴史も9年になりますが,10周年に向けて突き進んでいきますので,よろしくお願いします」と挨拶し,イベントを締めくくった。これまでどおり,「FINAL FANTASY XV」(PS4 / Xbox One)をはじめとしたさまざまなIPとコラボ,またアニメやコミカライズといったサプライズも予定しているそうなので,続報に期待しておこう。
「LORD of VERMILION IV」公式サイト
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