Tequila WorksがVRミステリーアドベンチャー「The Invisible Hours」の開発を発表

　スペインに拠点を置くデベロッパのTequila Worksが，同社初のVRゲームとなるミステリーアドベンチャー「The Invisible Hours」を，アメリカのカリフォルニア州サンノゼで開催中のSilicon Valley Virtual Reality 2017で発表した。プラットフォームはPC（Rift，Vive）とPlayStation 4の予定。発表に合わせてトレイラーも公開されている。


　2017年5月に発売予定となっているPS4用アドベンチャーゲーム「Rime」と並行して開発が進められているという「The Invisible Hours」では，20世紀前半に名声を得た発明家，二コラ・テスラが自宅の豪邸で催した晩餐会で殺害されたという架空の事件を追うストーリーが展開される。
　プレイヤーは冴えない捜査官のグスタフとなって，集まったゲスト7人の中から犯人を探すことになるが，どこかアガサ・クリスティの小説を思わせる，クラシカルな雰囲気だ。


　ゲストたちにも歴史上の著名人がいて，トレイラーの中で紹介されているのがトーマス・エジソン。同年代に生きた2人の発明家はお互いをライバル視していたそうで，当然ながらエジソンにも疑惑の目が向けられることになるだろう。
　そのほかのゲストは今のところ明かされていないが，トレイラーの中で「この時代を代表する舞台女優」と紹介されている人物がいるなど，一癖も二癖もある登場人物が集いそう。

　プレイヤーは邸宅内にあるさまざまな証拠を集めつつ，ゲストとの会話から動機やアリバイを探っていくことになるが，Tequila WorksのCEOであるRaul Rubio（ラウル・ルビオ）氏によると，どのようにアプローチするかでストーリーも変化していくという。


　「Rime」も2017年期待の作品として注目を集めているが，「The Invisible Hours」も楽しみにしておきたいところだ。