「ファークライ5」のプレイを紹介する最新トレイラー公開。自由度の高さとハプニングに期待しよう

　1か月弱の延期となる2018年3月29日の発売がアナウンスされたオープンワールドのFPS，「ファークライ5」（PC/PlayStation 4/Xbox One）のプレイシーンを収録した最新トレイラーが公開された。

「ファークライ5」公式サイト

　南洋の孤島やヒマラヤの小国など，司法の手の届かない辺境を舞台に人間の狂気を描いてきたシリーズの最新作となる本作。新たな舞台となるのはアメリカで，手つかずの大自然が残るモンタナ州の架空の土地，ホープ郡のホーランドバレーを武力で占拠したカルト教団「エデンズ・ゲート」と，それに対抗する主人公の姿が描かれる。


　派手なアクションシーンがたっぷり詰め込まれたトレイラーだが，これまで紹介されていない場面やゲーム内イベントも含まれている興味深い内容になっている。乗用車やバギー，ヘリコプター，小型飛行機，大型トラック，さらにはスカイダイビングやウイングスーツで地域内を自由に移動できるが，気になるのが徒歩での探索だ。人目につかない小道を歩けば，車では見逃していたであろう景勝地や釣りスポットなどを示す標識に遭遇するという。


　アメリカでは核戦争や最後の審判に備えて個人用のシェルターを作る「ドゥームズデイ・プレッパーズ」と言われる人々が存在するが，郡内でそうしたシェルターを探せば，新しい武器を入手することも可能になると説明されている。さらに，1970年代の架空のスタントマン，クラッチ・ニクソンの車でレースするといった，さまざまなゲーム内イベントも楽しめる。


　本作の基本的な流れは，エデンズ・ゲートのメンバーが占拠する施設を襲撃して，1つ1つ奪っていくというもので，解放した施設は仲間のレジスタンスに任せていくことになるようだ。施設を解放した際には，捕虜になっていたり，作業員として働いていたキャラクターの中から少なくとも1人のNPCがレジスタンスに加わり，そのようにして仲間を増やしつつ敵に対抗していくわけだ。


　これとは別に，「ガンフォーハイヤー」と呼ばれるシステムもあり，これは4人と1匹の強力なNPCの協力をミッション単位で得られるというもの。彼らは負傷してもキルされることはなく，一定時間をおいて回復すれば，再度協力を要請できる。
　このようにしてカルト教団の影響を取り除き，「レジスタンスメーター」をある程度上げていくことで，エデンズ・ゲートの影響を取り除いていくのだが，それぞれの地域は，教祖ジョセフ・シードの部下である使徒達によってコントロールされているようだ。
　発売は延期されてしまったが，遊び込める作品になっているのは間違いなさそうで，リリースを指折り数えて待ちたい。