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「Fate/Grand Order Arcade」ファンミーティングレポート。新サーヴァントの追加や,育成が捗りそうなキャンペーンが発表に
人気スマートフォンRPG「Fate/Grand Order」(iOS / Android)のサーヴァントを操作し,3対3のチームバトルを行うFGOアーケード。イベントには,本作のディレクターを務める「ゲームセンターいかみ」こと伊神公博氏に加えて,マーケティングディレクターのクイック石倉(石倉正啓)氏,FGO PROJECT クリエイティブプロデューサーの塩川洋介氏が登場した。
稼働1か月で寄せられた不満点に,いかみ氏が真摯に回答
登壇者3名のあいさつが終わると,さっそく始まったのは「教えて!! ゲームセンターいかみさん」のコーナー。ここではゲームの疑問点や改善の要望など,稼働後に寄せられたプレイヤーの声の中から,代表的なものがピックアップされた。会場で議題に挙がったのは以下の5点だ。
- 1.強化素材ドロップの「渋さ」について
- 2.グレイルウォー(対人戦)のマッチング条件
- 3.ターゲット切り替えの使いにくさ,改善の要望
- 4.対戦バランス,サーヴァントの性能を告知なしで行う「サイレント修正」について
- 5.期間限定サーヴァントの召喚機会について
これらにいかみ氏が回答しつつ,塩川氏とクイック石倉氏が左右から“厳しめの”ツッコミを入れていくという形式で進行した。
1については,いかみ氏が「本家の『FGO』よりはかなり出るようにはしているのですが……」と前置きしつつも,「早急に改善します」と即答。実際,その言葉通りに,後述の「マスター30万人記念突破キャンペーン」で,素材,種火ともにドロップ量が大幅に増加することが発表された。
また,素材が足りないと感じる背景には「FGOアーケードでは,本家の『FGO』と違いイベントが開かれていないからでは」といかみ氏は認識しており,将来的には「FGOアーケード」でもイベントを実施し,解決を図りたい意向を明かした。
続いては,対戦におけるマッチングの不公平感に言及した。「FGOアーケード」には対人戦の勝率表示やランク分けが存在しないため,プレイヤーとしては「完全ランダムで適当に振り分けられているのでは?」と勘繰りたくなる部分かもしれない。
しかし,いかみ氏によると,実際は直近の勝率,サーヴァントの構成を考慮しつつ,チーム3人の実力をトータルで見て,大きな差がないようにマッチングしているという。
ただ,マッチングにおいて最重要視しているのは,「待ち時間を短くして,6人での対戦を成立させる」だそうで,「そのために,実力差のあるマッチングが生まれているのも事実」とコメント。今後,不公平感を小さくしていく改良を行っていくことを約束した。
なお,1回目の調整を行う時期は「みなさんが長袖を着始めるころ」で,「9月中に何かしらお知らせできれば」と続けた。
続いては,「対戦時に敵がどこにいるか分からない」という質問だ。「FGOアーケード」には,近くの敵サーヴァントや攻撃に反応して自動でターゲットが切り替わるという独特なロックオンシステムが採用されているが,これについていかみ氏は,初めてこの手のアクションゲームをプレイする人を想定して実装したと語る。
今後は,現在のシステムの操作方法をそのまま残しつつ,プレイヤーの任意でターゲットをロックオン&切り替えできるもう一つの操作方法を,オプションとして実装する用意があることを明かした。
しかし,新たに操作方法をつけ加えるためには短くない時間が必要なようで,追加される時期については「長袖よりはコートが必要になる時期?」(クイック石倉氏)と説明された。
続く話題は,対戦バランス,サーヴァントの性能を告知なしで行ういわゆる「サイレント修正」について。会場では,「クー・フーリンの遠距離Q攻撃の判定が密かに弱体化されているのではないか」という質問が紹介された。
巷で話題になるこの「サイレント修正」だが,いかみ氏は「クー・フーリンはもちろん,ほかのサーヴァントについても,行ったことは一度もない」と断言した。
一方,8月の頭に行われた,「カーミラと清姫のダッシュモーションの変更」に関しては,「言葉足らずで技の性能まで変わっているのではないかという疑念を生んでしまった」と謝罪。今後,調整の際は,必ず具体的な告知を心がけると誓った。
そして,最後に紹介されたのは,「8月から実施されていたピックアップ召喚を引けるのが,グレイルウォーモードのプレイ後に限られており,ギルガメッシュを引くチャンスが少なかった」というものだ。
こちらは,後述する30万人突破キャンペーンで改善が発表となり,現在行われている「アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕」のピックアップ召喚は,どのモードでプレイした後でも利用できるようになっている。
ファンミーティング終了直後,30万人突破キャンペーン&アップデート
いかみ氏への質問コーナーが終了すると,進行が塩川氏にバトンタッチ。9月7日7:00から9月25日1:39まで実施される「マスター30万人キャンペーン」と,アップデート情報がアナウンスされた。
マスター30万人キャンペーンについては,まず始めに期間中の「グランドオーダー」と「カルデアゲート」での獲得報酬のアップが発表された。
質問コーナーでも話題になった種火や素材のドロップ率だが,スライドで,グレイルウォーや,修練場,種火集め,宝物庫,それぞれの戦闘後のリザルト画面が比較され,通常時とキャンペーン期間での報酬の差が,分かりやすく提示された。
続いては,ヤスダスズヒトさん描き下ろしの記念限定概念礼装「★4(SR)相打つ宿命」が必ず召喚できるキャンペーンが発表された。
こちらは「FGOアーケード」はもちろん,スマートフォンの「Fate/Grand Order」でも配布される予定とのことだ。
そしてキャンペーンの締めとして発表されたのが,「★4以上サーヴァント確定召喚」。これは文字通り,★4以上のサーヴァントが確実に手に入る召喚で,確実に手持ちの戦力を増強できるチャンスだ。
また,この日は「FGOアーケード」の最新アップデート情報,グレイルウォーの戦場マップ変更と,新サーヴァントである「呪腕のハサン」(★2アサシン)と「アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕」(★4セイバー)の追加もあわせて発表された。
なお,本記事で紹介しているアップデート内容は,ファンミーティングが終了した直後,9月6日20:00に実装され,マスター30万人キャンペーンは9月7日7:00からスタートしている。新サーヴァントを入手したい人やキャンペーンを利用して手持ちの戦力を強化したい人は,さっそくゲームセンターで「FGOアーケード」をプレイしよう。
「Fate/Grand Order Arcade」公式サイト
- 関連タイトル:
Fate/Grand Order Arcade
- この記事のURL:
(C)TYPE-MOON / FGO ARCADE PROJECT