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Nemo選手と竹内ジョン選手が名門・Team Liquidに加入。ALIENWARE,スポンサー選手に関するプレスブリーフィングを開催
それに伴い,東京・秋葉原のARIENWARE STORE AKIBAにて,今回の移籍に関するプレスブリーフィングが本日開催された。Nemo選手と,同じくTeam Liquidに加入することとなった竹内ジョン選手が登場したこのブリーフィングの模様をレポートする。
まずは,Team Liquidの共同CEOであるSteve Arhancet氏によるビデオレターが公開された。映像の内容は,Team LiquidがALIENWAREと協力して設立したAlienware Training Facilityのテープカットの模様を紹介するとともに,Nemo選手と竹内ジョン選手がチームに参加することを伝えるというもの。
さらにArhancet氏は,Team LiquidがNemo選手と2年間の契約を結んだことを明かし,「彼は,格闘ゲームコミュニティの中でも経験豊かなプレイヤーです。経験を積んで多くの大会で優勝しています。このような有名なプレイヤーをTeam Liquidに迎えることができ,我々は最高に興奮しています」とコメントした。
また柳澤氏は,今後もNemo選手へのサポートを続けていくこと,そして新たに竹内ジョン選手へのサポートを開始することを表明するとともに,新たなプレイヤーに対するサポートも検討することを明かした。
続いてTeam Liquidへの加入について,Nemo選手と竹内ジョン選手からの発表が行われた。竹内ジョン選手は,プロゲーマーになるという2年前からの夢が叶ったことを喜びつつ,「現状で満足はせず,次への目標であるカプコンカップ優勝を目指して頑張っていきたい」と述べた。また,自身がTeam Liquidへ加入するきっかけを作ったのがNemo選手であること,そしてこれまではNemo選手がさまざまなサポートをしてくれていたことを明かし,「プロゲーマーになるまで,Nemo選手だけではなく,いろんな人にお世話になってきました。今後はNemo選手や,格闘ゲームコミュニティへのお返しができたらと思います」と自身の想いを語った。
そしてNemo選手は,自身がプロゲーマーとなった経緯として,さまざまな企業にスポンサーを断られた中で,ようやくALIENWAREからのサポートを受けられたエピソードを紹介し,「これからはTeam Liquidの一員として活躍していくわけですが,最初に支援いただいたALIENWAREには感謝しつつ,その気持ちを忘れずに活動していこうと思っています」とコメント。また,自身が社会人としても働く兼業プロゲーマーとして活動していることに対して,「自分もそうでしたが,将来への不安でプロゲーマーにならなかった,という人が多かったと思うんです。自分が仕事とゲームの両立をうまくやっていく姿を見せていくことで,ほかの人達にも希望を与えられたらいい」と述べ,「Team Liquidとして実績を残し,自分を目指すような人を増やしていきたいと思っています」と,今後の活動に対する意気込みを語った。
またブリーフィングでは, Nemo選手と竹内ジョン選手のTeam Liquid加入に際したファンコミュニティイベントの開催が告知された。場所はARIENWARE STORE AKIBAで,3月11日の14:00から開催予定となっている。イベントでは両選手によるエキシビションマッチやサイン会などが行われるほか,来場者にはTeam Liquidのグッズが当たるチャンスもあるとのこと。詳細は後日,Nemo選手と竹内ジョン選手のTwitterで告知されるとのことなので,ファンはこちらもチェックしてほしい。
ブリーフィングの最後には,Nemo選手と竹内ジョン選手,そして柳澤氏への質疑応答が行われた。その内容をお伝えすることで,本稿の締めくくりとしたい。
――活動拠点は日本と海外,どちらになりますか。
Nemo選手:
Capcom Cupに向けた大会に出るという形になりますね。なので,Capcom Pro Tourの予選大会に多く参加していきます。また,日本を盛り上げたいという気持ちもあるので,日本のイベントにも多く参加していこうと思っています。基本的には日本で活動して,大会などがあれば遠征する形です。
竹内ジョン選手:
自分もCapcom Cupを目指して大会に出場しつつ,日本のイベントにも出させてもらうという形です。基本的な拠点は日本ですね。
――これまでは「ストリートファイターV」をメインでプレイしていますが,ほかのゲームをプレイする可能性はありますか。
Nemo選手:
可能性自体はあると思っています。ただ自分の考えでは,大会で優勝して,スポンサーがついて賞金などの付加価値がつく,あるいはメディアに取り上げられたりといった,そういったことを自分が実践して見せていくことで,それに憧れた下の層もついてくると思うんです。そうしたスター選手になることが前提と思っていますので,まずは「ストリートファイターV」で勝たなければならないと考えています。
ただほかのゲームをやらないわけではなくて,自分の中に自信があれば手を出したいと思っています。去年のような勝ちを重ねていた時期であれば,やってみたいという気持ちも元々ありましたし,「MARVEL VS. CAPCOM」シリーズのような新しいゲームにも挑戦しました。しかし今はちょっと自分に自信がないので,まずは「ストリートファイターV」で強くなることが大事です。そして強くなってから時間に余裕がありそうだと思ったら,ほかのゲームにも手を出してみたいと思っています。
竹内ジョン選手:
Nemo選手のようなトップで活躍しているプロプレイヤーには,自分はまだ実力がおよびません。まずはそういったトッププレイヤーに追いつけるくらいまで,できれば勝ち越せるくらいまで,「ストリートファイターV」で実力を付けたいと考えています。ほかのゲームをやった知識や経験が活きる時も多いと思いますし,いろんなゲームをやりたいという気持ちはありますが,まずは「ストリートファイターV」をプレイしたいという思いです。
――ALIENWAREが新たな選手へのサポートを検討しているとのことですが,サポートを受けるための条件はなんでしょうか。
柳澤氏:
私としては,Nemo選手をサポートした時のようなものを想定しており,プレイヤーやコミュニティなど,実際にプレイしているゲーマーに対して希望を与えられるようなストーリーを一緒に作っていけたらと思っています。例えばNemo選手の場合は社会人プロゲーマーとして,社会人になってもゲームを続けていけるきっかけとして,社会人ゲーマーという層を厚くできるのではという思いがありました。プレイヤーの方と一緒にお話をしていく中で,そういった形を見つけられればと考えています。ですので,一緒にゲーマーやコミュニティに希望を与えられるストーリーを一緒に作っていける,というのが第1ですね。
――ありがとうございました。
Team Liquid 公式サイト
ARIENWARE 公式サイト
- 関連タイトル:
ストリートファイターV アーケードエディション
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