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Huaweiの新型スマートフォン「Mate 20」シリーズ実機レポート。大型でも握りやすい「Mate 20 Pro」に注目
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印刷2018/10/23 00:00

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Huaweiの新型スマートフォン「Mate 20」シリーズ実機レポート。大型でも握りやすい「Mate 20 Pro」に注目

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 既報のとおり,10月16日にHuawei Technologies(以下,Huawei)は,英国・ロンドンにて,ハイエンド市場向けスマートフォンの新シリーズ「Mate 20」のグローバルローンチイベントを行った。
 Mate 20シリーズの概要については,イベントレポートを参照してもらうとして,本稿では,発表会後に会場内で行われた新製品ハンズオンの模様を,日本市場で展開する可能性が濃厚な「Mate 20 Pro」を中心にレポートしよう。詳細なスペックについては,以下のイベントレポートを参照してほしい。

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 英国時間2018年10月16日,Huaweiは,英国・ロンドンで独自イベントを開催し,ハイエンド市場向けスマートフォン「Mate 20」「Mate 20 Pro」「Mate 20 X」の3製品を世界市場に向けて発表した。いずれも新型SoC「Kirin 980」を採用するのが特徴で,とくに7.2インチ級のMate 20 Xは,専用ゲームパッドと組み合わせてゲーム用途も訴求している。

[2018/10/18 20:02]


Mate 20 Pro


 Mate 20シリーズのなかでも,フラッグシップモデルとなるのがMate 20 Proである。Proという名称からすると,なんとなく大きな端末という印象を持つ人が多いかもしれないが,実は本製品,今回発表されたラインナップのなかでは最もコンパクトな端末だ。

Mate 20 Pro
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 ディスプレイには,6.39インチサイズでアスペクト比9:19.5という,かなり縦長なアスペクト比の有機ELパネルを採用している。縦長ディスプレイの採用や左右ベゼルの狭額縁化によって,横幅を72.3mmに抑えているのがMate 20 Proのポイントだ。この横幅は,「iPhone XS」の70.9mmよりも1.4mmほど広いが,「iPhone XS Max」(77.4mm)や「iPhone XR」(75.7mm,関連記事)よりも狭い。

Huawei製端末同士で大きさを比較してみた。左から,2017年モデルの「Mate 10 Pro」,Mate 20 Pro,「P20 Pro」という並びだ。Mate 20 Proは,2017年登場の2製品と比べて,前面における画面占有率が向上した。ちなみに,P20 Proは前面下側にボタン風の指紋認証センサーを備えているが,Mate 10 Proは背面に,Mate 20 Proは有機ELパネル直下と,いずれも配置が異なる
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 前面だけでなく背面も両サイドがカーブしているのに加えて,カバーガラスに滑り止めと指紋の付着防止を兼ねた表面加工を施すことで,握りやすくなっている。ただ,価格が最小構成でも1049ユーロ(税込,約13万6000円)という高価な製品を,カバーも付けずに裸で持ち歩くかどうかは疑問を感じる。
 おそらく,何らかの保護ケースを使いたいと思う人が多いだろうと判断したのか,Huaweiでは,製品ボックスに保護ケースを同梱するそうだ(※欧州の一部エリアでは同梱されない)。

同じ並びで背面側からサイズを比較してみた。Mate 10 ProやP20 Proと比べて,アスペクト比の分だけ縦長になっている印象だ。ちなみに,Mateシリーズは,左右対称の背面デザインにこだわっているという
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 なお,有機ELパネルの解像度は1440×3120ドットで,ドットピッチは538ppiという高精細なパネルを採用する。縦長アスペクト比がブームとなり始めた頃は,「9:21までは受け入れる」とうそぶいてきた筆者だが,今回の製品は9:19.5に達しており,かなり現実が近づいて来たようだ。

背面カラーがグラデーションとなっているトワイライト。P20シリーズで採用が始まったカラーだ
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 Mate 20 Proのカラーバリエーションは,公式のリリースや製品情報ページでは,Midnight Blue(ミッドナイトブルー),Black(ブラック),Emerald Green(エメラルドグリーン),Twilight(トワイライト)の4色なのだが,発表イベントの中では,Pink Gold(ピンクゴールド)を含む5色が紹介されており,ハンズオンエリアにあった端末も5色分であった。

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ミッドナイトブルー
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ブラック

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エメラルドグリーン
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ピンクゴールド

 側面のボタンやインタフェース類も見てみよう。Mate 20 Proは,上側面にはマイク孔と環境光(アンビエント)センサーを備えており,下側面には唯一のポートであるUSB 3.1 Gen.1 Type-Cポートがある。USBポートでの充電機能は,Huawei独自の独自の充電技術である「Huawei Super Charge」による40W(10V,4A)や,USB Power Delivery(PD)に対応するとのこと。
 底面にはUSBポートのほかに,SIMカードスロットと複数のマイク孔がある。ちなみにMate 20 Proは,Mate 20シリーズで唯一,IP68準拠の防水防塵に対応する製品だ。当然,これらのポート類も防水防塵仕様である。

上側面(左):写真左側にあるのは,環境音を拾うマイク孔で,右側に見える丸い窓が環境光センサーである。
下側面(右):SIMスロットは下側面にある。写真右側に見えるのはマイク孔だ。SIMトレイのイジェクトピン用の孔と間違えないように
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右側面:赤いアクセントカラーが付いた[電源/スリープ]ボタンと音量調整ボタンが並ぶ。なお,左側面には何もない
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 Mate 20 Proの背面は,中心線上のやや上寄りに,アウトカメラのトリプルレンズとLEDフラッシュを,左右対象のスクエア状に配置しているのが特徴だ。レンズやフラッシュの並びは,左上から時計回りにフラッシュ,標準(ワイド)レンズ(27mm相当),ウルトラワイドレンズ(16mm相当),望遠レンズ(光学3倍,80mm相当)の順となる。
 背面はフラットではなく,アウトカメラユニットのスクエア部分が,わずかに突出していた。ちなみに,NFCのアンテナも,カメラ部分に位置しているという。

 ところで,P20シリーズは,背面左上にレンズを縦に(※横置き状態では横に)並べたアウトカメラに合わせて,メーカーロゴや認証情報なども横置きで正位置になるレイアウトになっていた。しかしMate 20シリーズは,従来通りの縦置きで正位置になる配置となっている。

ワイヤレス給電機能「Reverse Charging」は,ほかのワイヤレス充電対応デバイスに,Mate 20シリーズから充電する機能だ。設定アプリのバッテリに関する項目にあるReverse Chargingトグルスイッチをオンにすると,Qi対応デバイスに対する給電が可能になる(左)。右写真は,下に置いたMate 20 Proから,上に重ねたiPhone XSに対してワイヤレス充電をしている様子だ。写真をクリックして拡大すると,iPhone側に充電中のアイコンが出ているのを見てとれる
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 Huaweiは,イベントに参加した報道関係者に対して,Mate 20 Proの評価機を貸し出している。Huawei製品では初搭載となるAndroid 9.0(Pie)や,バージョンアップしたHuawei製ホームソフト「EMUI 9.0」といったシステム部分の変更点やカメラ機能,そしてゲームにおける性能といった詳細については,この評価機を使ってあらためてレポートしたい。


PORSCHE DESIGN Mate 20 RS


 Mate 20シリーズのラグジュアリーモデルに位置付けられている「PORSCHE DESIGN Mate 20 RS」(以下,Mate 20 RS)は,Mate 20 Proの高級仕様モデルといった製品なので,続けてみていこう。

Mate 20 RS。いくつかの専用テーマや壁紙がプリインストールされるほか,専用革ケースなども製品ボックスに同梱するとのこと
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 Mate 20 Proと比べたときのスペック面における主な違いは,メインメモリ容量が標準で8GBとなったことと(※Mate 20 Proは6GBまたは8GB),内蔵ストレージ容量は256GBまたは512GBに増量(※Mate 20 Proは128GBまたは256GB)されたところだ。
 主たる相違点はデザイン面で,たとえばMate 20 RSの背面パネルは,「Genuine Leather」と称する革素材と,強化ガラスを用いている点が異なる。背面の両サイドには革張り部分を,中央には強化ガラスを配置して3本のラインのように見せるデザインは,スポーツカーの塗装をモチーフとしたものだ。

Mate 20 RSのアウトカメラ部分は,背面パネルから突出していない
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 革素材を使うことでやや厚みは増すそうだが,それを逆手にとってMate 20 RSでは,Mate 20 Proでは背面パネルから突出していたアウトカメラ部分が出っ張らないデザインを採用した。センターラインの強化ガラス部分とレンズ面が,フラットに並んでいるので,Mate 20 Proよりも自然な印象を受ける。
 この背面パネルは,左右に緩いカーブを描いているので,両端をつかんで持ち上げるのも容易だ。

Mate 20 RSの背面は,両サイドの革張りと強化ガラスの並びが,スポーツカーを彷彿とさせる。本体のカラーバリエーションはBlack(左)とRed(右)。Redモデルは,側面フレームやボリュームボタンなども赤い。付属品も専用で,革製ケースなどが製品ボックスに同梱されるとのこと
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 残念ながらHuaweiのPORSCHE DESIGNモデルは,これまで日本における販売実績がなく,今回もおそらく国内発売はされないだろう。ただ,どうしても欲しいという人は,欧州のPORSCHE DESIGN店舗や,ドイツ国内の空港免税店であれば購入可能だ。


Mate 20


 Mate 20シリーズの“無印”モデルである「Mate 20」は,今回発表されたラインナップのなかでは,スタンダードモデルに位置づけられる。
 ディスプレイはこちらも有機ELパネルで,パネルサイズは6.53インチ,解像度は1080×2244ドットで,アスペクト比は9:18.7となる。Mate 20 Proには及ばないが,けっこうな縦長だ。

Mate 20。6.53インチの有機ELパネルはフラットで,インカメラのレンズ部分に小さなの切り欠きがある
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 前面における画面占有率もアピールポイントの1つで,インカメラのレンズホール部分だけが切り欠きになっているMate 20は,Mate 20 Proよりも画面占有率が高い。なお,Mate 20 Proは画面左右が湾曲していたが,Mate 20の画面はフラットである。

 背面のアウトカメラ部分は,Mate 20 Proと同様に左右対称のスクエア配置で3つのカメラとLEDフラッシュを並べたものだが,LEDフラッシュや各レンズの並びは,Mate 20 Proとは左右が逆になっていた。
 見た目ではレンズの違いが分かりにくいので,スペック表を見ないと確認しにくいのだが,Mate 20は左上からウルトラワイドレンズ,LEDフラッシュ,望遠レンズ,標準(ワイド)レンズという並びだ。
 ちなみに,ウルトラワイドレンズは,Mate 20 Proが16mm相当なのに対して,Mate 20は17mm相当。望遠レンズも,Mate 20 Proが光学3倍に当たる80mm相当なのに対して,Mate 20は光学2倍に当たる52mm相当となっている。

Mate 20は,背面に指紋認証センサーを備える。トリプルレンズとLEDフラッシュライトはMate 20 Proと同様のスクエア型だが,カメラユニットの配置が異なるという違いもあり
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 インタフェースにも簡単に触れておくと,Mate 20は,下側面にUSB 3.1 Gen.1 Type-Cポートを備えるほか,上側面には,Mate 20 Proが装備していなかった3.5mmミニピンのヘッドセット端子を備えているのが見どころだ。
 カラーバリエーションは,公式のリリースや製品情報ページではミッドナイトブルー,ブラック,トワイライトの3色であるが,会場ではそれに加えて,エメラルドグリーンとピンクゴールドの5色が展示されていたので,Mate 20 Proと同じラインナップだ。


Mate 20 X


Mate 20 Xの概要
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 7.2インチサイズの有機ELパネル搭載という大きさで注目を集めている製品が,「Mate 20 X」である。大型ディスプレイと5000mAhの大容量バッテリーを搭載するファブレット(Phablet)タイプの端末であるのが特徴だ。
 ただ,サイズは大きいものの,有機ELパネルの解像度を含む主なスペックはMate 20と変わっておらず,たとえば,カメラ機能はMate 20 Proとまったく同じだ。3.5mmミニピンのヘッドセット端子も備えている。

Mate 20 Xのカラーバリエーションは,写真のPhantom Silver(ファントムシルバー)のほかに,ミッドナイトブルーがある。スクエア配置のアウトカメラ下側には,指紋認証センサーを装備
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左は6.1インチ級のP20 Proで,右がMate 20 X。7.2インチサイズのファブレットはこれだけ大きい
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周辺機器のゲームパッド。これ自体はHuawei製ではなく,サードパーティが製造しているそうだ
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 Huaweiは,Mate 20 Xの対応周辺機器として,十字キー(D-Pad)とアナログジョイスティックを備えたサードパーティ製合体型ゲームパッドとの組み合わせを大きくアピールしていた。ただ,このゲームパッドが,Huawei製品用のオプションとしてHuaweiの販路で販売するものなのか,それとも汎用のスマートフォン用周辺機器として売られるものかは,現場で確認しても明確な答えが得られなかった。

 スマートフォンへの装着は,ゲームパッド側に本体を挟み込んで,バネによるロック機能で押さえる単純な仕組みだ。かなりガッチリと固定するので,ゲーム中に多少振り回した程度では外れそうもない。

Mate 20 Xに取り付けたところ。確かにNintendo Switchと比較したくなるサイズ感ではある
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 ただ,スマートフォンとゲームパッドのペアリングには,一般的なBluetoothを使うのだが,パッド入力の送信は独自のワイヤレス方式とのことでで,対応スマートフォンでなければ入力できないとのこと。Mate 20 Xに限らず,Mate 20シリーズはいずれも対応しているとの説明だった。
 対応ゲームはどうなっているのかなど,分からないことだらけの周辺機器ではあるが,国内でも展開してほしいデバイスと言えよう。

ショルダー部分には,[LB]と[LT]という2つのトリガーボタンがある(左)。グリップ部分には充電用のUSB Type-Cポートと,ペアリング用のBluetoothボタンがある。ペアリングにはBluetoothを用いるが,データ通信は独自方式で,スマートフォン本体側の対応が必要だ(右)
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表 Mate 20,Mate 20 Pro,Mate 20 Xの主なスペック
Mate 20 Mate 20 Pro Mate 20 X
メーカー Huawei Technologies
OS Android 9.0(Pie)
ディスプレイパネル 6.53インチ有機EL,解像度1080×2244ドット,381ppi 6.39インチ有機EL,解像度1440×3120ドット,538ppi 7.2インチ有機EL,解像度1080×2244ドット,346ppi
プロセッサ HiSilicon製「Kirin 980」
・CPUコア:Cortex-A76(最大2.6GHz)×2+Cortex-A76(最大1.92GHz)×2+Cortex-A55(最大1.8GHz)×4
・GPUコア:Mali-G76
・AI処理プロセッサ:NPU×2
メインメモリ容量 4GB,6GB 6GB,8GB 6GB
ストレージ 128GB 128GB,256GB 128GB
アウトカメラ 三眼式,光学式手振れ補正機能搭載
標準:約1200万画素,F1.8
ワイド:約1600万画素,F2.2
望遠:約800万画素,F2.4
三眼式,光学式手振れ補正機能搭載
標準:約4000万画素,F1.8
ワイド:約2000万画素,F2.2
望遠:約800万画素,F2.4
インカメラ 約2400万画素,F2.0
対応LTEバンド FDD LTE Band 1/2/3/4/5/6/7/8/9/12/17/18/19/20/26/28
TDD LTE Band 34/38/39/40/41
FDD LTE Band 1/2/3/4/5/6/7/8/9/12/17/18/19/20/26/28/32
TDD LTE Band 34/38/39/40
FDD LTE Band 1/2/3/4/5/6/7/8/9/12/17/18/19/20/26
TDD LTE Band 34/38/39/40
対応3Gバンド Band 1/2/4/5/6/8/19
バッテリー容量 4000mAh 4200mAh 5000mAh
待受時間 未公開
連続通話時間 未公開
無線LAN対応 IEEE 802.11ac
Bluetooth対応 5.0
USBポート USB 3.1 Gen.1 Type-C
公称本体サイズ 77.2(W)×158.2(D)×8.3(H)mm 72.3(W)×157.8(D)×8.6(H)mm 85.4(W)×174.6(D)×8.15(H)mm
公称本体重量 約188g 約189g 約232g


スポーツ用途を重視したスマートウォッチやリストバンドも披露


 Huaweiのイベントでは,Mate 20シリーズと合わせて,スマートウォッチの「HUAWEI GT」,スマートリストバンド「HUAWEI Band 3 Pro」(以下,Band 3 Pro)といった製品も説明された。直接ゲーマーに関係するものではないので,写真で簡単に紹介しておこう。

HUAWEI GTのSportsモデル(左)とClassicモデル(右)。バンド部分は,Sportsモデルがシリコン製,Classicモデルは革製となっている
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HUAWEI GTは,Googleのウェアラブルデバイス用OS「Wear OS」ではなく,独自のOSを採用。非GPSモードでは,1回のフル充電で最大2週間の動作が可能という(左)。水泳では泳法の違いも認識できる(右)。ただ,トレーニングジムのスイミング施設では,こうしたデバイスは破損時の対応が困難なために,利用できない場合が多い
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心拍計測モード(左)や睡眠のモニタリング機能(右)も備える
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タッチ対応の有機ELパネルを搭載するスポーツ用途向けのスマートリストバンドBand 3 Pro(左)。国内でも販売中だ。Mate 20シリーズ用の純正アクセサリーも多数発表となっている。国内でどれくらい販売されるかは不明だ
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[2018/10/18 20:02]

Huaweiのスマートフォン製品情報ページ(英語)

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