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バラエティ豊かなストーリーが自動生成される「Living Dark」の制作が発表
「Living Dark」公式サイト
「Living Dark」は,ディストピアとなった未来都市「Vox」において,権力者の横暴に耐えながら,強権的な社会で生き抜いていくことが目的となる。プレイヤーは,オープンワールドで描かれた都市の好きな場所でゲームを始め,周囲の環境やプレイヤーのインタラクションによって自動生成されるストーリーの中で,自分のキャラクターを成長させていくという。
Voxには何百というNPCが存在しており,誰に接触し,誰を味方にするかといったことがほかのキャラクター達に影響を与え,さらにその影響を受けたキャラクターが,自分の周囲に影響を与える。このようにして,プレイヤーの選択や行動が次第に社会全体を動かしていくという。
本稿の執筆時点で2本のトレイラーが公開されているが,インゲームのプレイシーンは収められていないようで,映像を見ただけでは横スクロールの2Dあるいは3Dアドベンチャーといった感じだ。
また,2本のうち1つでは,ギャングに監視された麻薬精製工場に突入する警官隊(ロボットも含まれている)の姿が確認でき,もう1つは重力をコントロールする力を持ってしまったらしき男が描かれるという,まったく雰囲気の異なる内容になっており,これらがどのようにつながっていくのかは分からない。タイトルロゴに日本語が含まれているのも,興味深いところだ。
また,都市には異なる文化やアイデンティティを持つ人が集まって生活しているエリアがあり,プレイヤーがゲームを始める場所によってキャラクターのバックグラウンドが異なる。そして,ゲームを進めることで,人種や階級の違いを超えた人間関係を築き上げていけるという。何度プレイし直しても異なるストーリーが楽しめるリプレイバリューの高さにも期待できそうだ。
ゲームのアイデアは,RocketWerkzのクリエイター,ラシャド・レディック(Rashad Redic)氏によるもので,同氏は以前Bethesda Softworksに在籍し,「Fallout 3」や「The Elder Scrolls V: Skyrim」の開発にも携わるなど,15年のゲーム開発歴を持つ人物。
「Living Dark」はもともと,映画として制作するために作り上げてきたもので,それをユニークなゲームに仕上げるべく,能力の高い開発者達を選び出したという。
ちなみにホール氏は現在,「Stationeers」という新作を手がけており,「Living Dark」にはノータッチとのことだ。
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Living Dark
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