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“低体温症”をやってみて。「ドルフロ」大型イベント第2弾は,極寒の嵐だった
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印刷2019/02/02 00:00

プレイレポート

“低体温症”をやってみて。「ドルフロ」大型イベント第2弾は,極寒の嵐だった

 サンボーンジャパンのスマホゲーム「ドールズフロントライン」iOS / Android。以下,ドルフロ)で,2019年2月22日まで実施される大型イベント第2弾“低体温症”を,クリアするまで一通りプレイしてみた。

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 本イベントは,2018年9月実施の「キューブ作戦」に続く,期間限定の大型コンテンツである。その難度にはなかなかの“骨太さ”があり,初心者にはボーダーラインが立ちはだかり,上級者には最後の壁が横たわっている。「極寒の嵐がやって来る。」のキャッチコピーは伊達ではなかったようだ。

 とはいえ,適性LVの編成さえ有していれば,固い頭をちょっと柔らかくするだけでクリア可能だ。攻略面も複雑怪奇なギミックの対処を求められるわけではなく,“人形をどれだけ育てているか”がクリアに至る大きな要因となる。そのため,申し訳ないがこちらが言えるのも「残りの期間で人形を育てよう」止まりである。

 そのうえで本稿では,「クリアを目指すためにどうやって行動ポイントを使っていくべきか」の観点から,筆者なりの感想をお届けする。すこしでも参考になっていれば,これ幸いだ。

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大型イベント第2弾“低体温症”の概要


 低体温症は第一段階「バーガータウン」,第二段階「灯火管制」,第三段階「帰郷行動」で構成されており,各段階の全4ステージをクリアすると次が開放される。敵作戦能力の目安は,第一が約5000,第二が約10000(夜戦),第三が約15000(夜戦/昼戦)ほどで,この数値の大体2倍の作戦能力を確保できていれば,完全クリアまでの道筋も見えてくる。

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 イベントクリア報酬の目玉は,☆5 SG「M1887」MP-446の限定スキン「ヒマワリ」で,いずれも第一段階の攻略で獲得できる。第二,第三の報酬はオマケ程度のものなので,初心者は無理せずに第一段階クリアを目指せばOKだ。まぁ,ただしくは「初心者だと以降はちょっと頑張らないと狙えない」と言ったほうが適切であるが。

 また,特定のステージでは限定人形の☆3 RF「OTs-44」☆4 RF「Gr G28」,そして一部の高レア人形がドロップする。さらにステージクリア時に入手できるアイテム「紅包」(中国のご祝儀袋。日本でいうお年玉袋)を使って,ホーム画面の「イベント」からガチャを引ける。ここでは限定家具などを入手できるほか,紅包999個を獲得すれば,56-1式の限定スキン「サルビア」が確定で手に入る。

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 これらのイベント目標を大雑把にまとめるとすれば,

・初心者なら「第一段階のクリア」
・完全クリアなら「戦術人形の育成」
・限定ドロップ,紅包確保なら「毎日のプレイ」
・上級者なら「ランキングステージの挑戦」

と言える。すでに既知の人も多いだろうから,野暮な説明はこれくらいにしておこう。


第一段階「バーガータウン」


 物語は,第七戦役の事件から40日後のこと(※ゲーム内では7.5章に該当)。極寒の嵐が吹き荒ぶ,鉄血の占領地で包囲された“AR小隊”と“404小隊”の活躍が描かれる。なお,プレイにあたって7章は未クリアでも構わないが,AR小隊に新加入する「RO635」については戦役7章,夜戦4章でその前振りが行われているので,できれば事前に済ませておきたい。

 第一段階の敵作戦能力は1000〜4000程度で,BOSSの鉄血エリート人形「ゲーガー」のみ10000程度となる。簡潔に言って,「LV70の4Link」を2部隊ほど持っていれば攻略は容易だ。また,マップ戦略が若干悩ましいが,1部隊だけでも時間をかければ十分クリアできる。

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 イベントマップは特大サイズとなり,特定の方向にしか進めない「一方通行路」,1回のみ補給可能な「補給ポイント」,3ターン中1ターンのみ使用可能な「臨時飛行場」が存在する。戦役などでよく使う,通常の飛行場は数少ないので,これらを駆使して弾薬・配給を確保し,踏破していくのが原則と言える。

 余談だが,ストーリー中では「15時間のうち5時間だけ飛行場が開く」という解説が挿まれている。もしかしたら,このゲームの1ターン,あるいはイベント中の時間の進みは「1ターン=5時間」なのかもしれない。

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 本イベントで最大級の存在感を放つのは,新鉄血ユニットの巨大砲台「ジュピター」だ。ジュピターは通常「巨砲モード」で配置されており,控えめな作戦能力に見えても無策で挑めば,1発200ダメージ前後の砲撃連射で,あっという間に部隊が壊滅させられる。かといって,マップの要所は大概ジュピターによって塞がれているので,クリアのために避けてとおれないケースも多い。

 その対処法だが,ジュピターは隣接マスをすべて占拠すると「機銃モード」に変化し,通常の鉄血兵程度の強さにまで落ちる。この仕掛けを駆使するためには,作戦開始時に“全体マップを俯瞰し,一方通行の道を把握して,あらかじめ攻略ルートを決めておく”ことが重要だ。すべて完璧でなくとも,クリアまでの行軍を多少イメージしておけば,無駄な資材消費に苦心することもなく進んでいける。ドルフロらしい脳トレタイムと言えるだろう。

 ただ,明らかに無駄なリソースを吐くことになるだろうが,後学のために1度でも「自分の最強編成でジュピターに突っ込んでみると,どうなるのか」は経験しておいたほうがいい。実際の強さを体感しておくのは,本イベントにおいてなによりも重要な経験だ。さあ,思う存分,巨大砲台に突っ込んでみよう。

周辺マスをすべて占拠すると「巨砲モード」から「機銃モード」になる。作戦能力も減少し,「ギブ! ギブです!」と言っているかのような弱々しい見た目になる
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 以下,イベントステージは【E1-n】と表記していく。E1-1は初心者の方々にも語ることがないほど容易なマップだが,E1-2からは上記のジュピターが出現するので,その実態の把握に努めよう。そしてE1-3では敵司令部への進路上に,?マークの「ランダムマス」が大量に存在する。

 イベントステージ内のランダムマスは,通常の戦役とは確率が違うのか,その大半は戦闘イベントが発生する。そのため,ランダムマスを踏む際はあらかじめ「弾薬−ランダムマスを踏む数」と試算しておくと,予定外の弾薬切れに悩まされることがなくなる。

ランダムマスは「すべて戦闘」のつもりで進もう
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 このあたりから徐々に無補給クリアが難しくなってくるので,第一部隊の補給や,第一部隊で道を開いたあとに弾薬満タンの第二部隊で突撃させるようにしよう。もしくは「第一部隊で弾薬切れまで戦闘し,その場で撤退させ,司令部から再出撃させる」ことで,1部隊しか運用できない人でもクリアに近づける(その際,余剰部隊も必ず出撃させておくこと)。

 なお,イベントステージのS評価クリアは基本的に無視して構わない。ターン数はいくらかけてもいいし,小まめな緊急修復でHPを回復してもいいしと,評価を気にしないプレイスタイルを心がけるだけで,より簡単に攻略していけるはずだ。

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 ラストのE1-4ではBOSS「ゲーガー」の撃破が求められる。ゲーガーには装甲があり,ARやSMGによる攻撃は一定ダメージ減となってしまうが,RFやMGなら破甲によってダメージを与えやすい。攻撃時にどうしてもダメージが与えられないと気づいたら,このあたりを考慮してみよう。とはいえ,一番育っている人形で殴るほうがよっぽど信頼できるが。

 また,ゲーガーは直線3マスのスキル攻撃を行ってくる。自陣に被弾ラインが表示されたら,線上の人形はなるべく退避させよう(足の遅いMG,マント付きRFはそのかぎりではない)。この際,画面上でホールド操作をしているとゲームスピードが低下する(バレットタイム)。素早くスライドで動かすより,まずはホールドから入る操作を身につけ,ミスを減らすといい。

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 以上の説明については,どれも複雑に考えることはない。実際にやっていれば,直感的に把握できるようなものばかりだ。そのうえであらためてになるが,どうしてもイベント攻略を難しく感じてしまったときは,操作や編成で頭を抱えている時間を使って,人形のレベルを上げたほうがよっぽど効果的であることは覚えておいてほしい。


第二段階「灯火管制」


 第二段階の敵作戦能力は5000〜10000程度だが,準備できていないと難しい「夜戦」となる。夜戦の特徴はすでに手引きを用意しているが,下記の記事に書いていることをこなすのが難しそうであれば,イベント攻略は一旦サッパリと諦めて,当面は通常のゲームプレイに戻るのが得策だ。無為に突撃しても,資材を減らすだけになってしまうので。

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[2018/09/08 00:00]

画像集 No.013のサムネイル画像 / “低体温症”をやってみて。「ドルフロ」大型イベント第2弾は,極寒の嵐だった

 E2の夜戦はマップが広いため,敵が鉄血兵か装甲兵かを区別し,それに合わせた部隊を当てるのが難しくなっているので,「装甲兵にも対応できるAR部隊」を主戦力とするのが望ましい。そして,夜でもジュピターは当然配置されているので,視界と補給を含めたルート取りはいっそう考える必要がある。

 ただし,E2は通常の夜戦よりも楽な点が多々あり,クリアまでのターン制限がなく,クリア目標も「敵司令部の占拠」「ラストのみボス撃破」となる。クリア評価もないから,じっくり時間をかけて進み,危なくなったら緊急修復をして,また進行してみよう。HGが用意できていない人でも,司令部を目指して突貫させれば戦力相応に立ち回れる。

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 各ステージには特筆すべきギミックは存在せず,事前にルートさえ練っておけば,大抵のことはその場で対処できるはずだ。しかし,E2-1は2部隊まで,E2-2が3部隊までと,投入できる部隊に制限があるのでそこだけは注意しておきたい。

 E2-4に出現するBOSS「アーキテクト」もスキルが強烈で,コントロール必須の十字範囲攻撃と,回避できない全範囲攻撃を使い分けてくる。スキルの使用頻度も,自前の装甲も高めなので,火力や破甲に優れた人形をチョイスしてぶつけよう。

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 一応の補足だが,本イベントの道中は「MG+SG部隊だと頭を使わずに突撃突撃で楽勝クリア」だが,「AR+SMG部隊でも余裕で同等の戦果でクリア可能」なので,現時点では求められる編成に大きな差はないことを追記しておこう。もっと言うと,MG+SG部隊だとBOSS戦でのスキル回避が困難なので,ゲーガーはまだしも,アーキテクトに当てるのはAR+SMG部隊が最善である。


第三段階「帰郷行動」


 第三段階の敵作戦能力は10000〜18000程度で,「LV90の5Link部隊(複数)」が本格的に求められる。4Linkでは分かりやすく継戦能力が欠けるので,あとちょっとの人は無理してでもレベリングを済ませるといい。そして第三は前2ステージが夜戦,後2ステージが昼戦と,物語の展開にあわせて変則的な構成となっているので,この点も注意しておこう。

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 ここまでくると,こちらが提示できる参考情報はほとんどないようなものだが,E3-1は慌てずに抜け道を探して,E3-2はじっくりと盤面を詰めていき,E3-3は敵司令部の包囲占拠までの王手を探り,E3-4は持てる力を尽くしてBOSS殲滅に努めるといい。

 一番覚えておくべきは,ラストステージの任務目標は「敵ボスを殲滅」であるが,マップ中央の「アーキテクト」を撃破するだけでクリアできることだ。ほかにBOSS表示されているゲーガーの撃破は必須ではないので,彼女からのドロップ(☆5人形が期待できる)を目的としないかぎり,できるだけ無視が最善である。

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“こういうふうになっている場所”もあるので見逃さないように
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忍者みたいな「ブルート」はSGの天敵。現状は火力で圧し潰せるが
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ラストステージは指揮官としての能力が試される,特大マップだ

 ここで,これまでオススメしてこなかったが「真正面からジュピターを粉砕していく脳筋戦術」にも触れておこう。これはイベントギミックを人形のパワーで粉砕してしまうという,なんともおこがましいグリフィンの所業だが,やれるならやらない手はない。

 まず,第一段階なら「100LV編成であれば大きな問題はなし」で,第二段階なら「MG 3体〜4体+SG 1体(HG抜きの鉄砲玉部隊)」などで,完全オート操作のノーコントロールでも巨砲モードを撃破できる。もちろん,ジュピターにぶつけるまでの片道切符(大破行き)ではあるが,開いた進路を後続に渡らせていけばクリアターンを大幅に減らせる。

 しかし,第三段階からは下手な編成では立ち行かなくなるほど,ジュピターが強化される。以降は“特定のアンチ編成”が求められるため,それを構築できるほどの人は参考にしてもらい,できない人は参考にしないほうがいい。わざわざジュピターを倒して楽するより,時間をかけてでもクリアするほうがよっぽど楽だからだ。

第二段階まではこれでごり押した。同銃種であれば問題なく機能するかと思う
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 ネット上には現在,少女前線から流れてきた海外勢の知見や,すでに攻略したプレイヤーが考案している「ジュピター攻略方法」が多数存在する。大火力編成のみならず,コントロールを駆使して,相手のターゲティングをズラして時間を稼ぎ,シビアに敵弾を避けるなどの技術も存在し,AR 1体とHG 4体といった編成でもクリア例が挙がっている。

 だが,申し訳ないことに筆者は応用的なコントロールにはまだ慣れておらず,かつズボラな脳筋スタイルであることから,一例には下記の図を挙げておく。

第三段階からはこれでごり押した。同人形+装備も整えないと機能しないかと思う
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 これは見てのとおり,ほかの人形でも応用が利くやり方ではなく,特定の人形の強力な能力でごり押し,どうにかギリギリで抜けるためのものだ。MGのスキル発動率や敵ターゲットのバラつき,SGの被弾ダメージの乱数による撤退の早まりなどが絡むため,勝率は体感で6割程度である。

 しかし,プレイはスキルオートにしておけるうえ(エルフェルト以外,パッシブと強化なので使用判断も必要ない),唯一の操作にしても,前衛SGが2枚落ちたあとにHGを1マス下に動かすだけだ。MGを上下に分けたほうがいい,MGを3体にしたほうがいい,SMGのフォースシールドのほうがいいと,いろいろ意見はあるだろう。筆者もこれ以外でさまざまなパターンを体験したので,理屈は分かる。

 しかし,人形を忙しなく前後左右に動かして時間をかけて勝つのが,「うるせえ! うるせえ!」となってしまい,上図の編成に落ち着いた。イベントステージは,わりと運任せなラッキーパンチでどうにか強行突破し,ジュピターを粉砕しながら終えた。

アーキテクトのスキル「ラストカーニバル」を使用されたあとは,自陣はてんやわんやになっているが,彼女を見ていると「キラッ」っとしている
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 低体温症のステージはいずれも初見だと考えることが多く,思考をグイグイ刺激される楽しさがある。だが……ラストステージのクリア周回は若干,いやかなり,辛いものがあった。そのため,少しでも楽するため,無駄に時間を使って編成を考えたわけである。

 筆者のように,先の苦労と同等の苦労を辞さないプレイヤーは多数いるはずなので,選別している人形の時点で参考にならない気もするが,各々ならではの打開策を見つけてみてほしい。周回で手が止まってしまった人こそ,挑戦心を燃やしてみるべきだ。


ランキングステージ「ウサギの巣」


 さて,低体温症では第三段階までの全ステージをクリアすることで,ランキングステージ“ウサギの巣”が開放される。

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 ここでは専用マップで無数の鉄血と戦闘し,その戦闘結果によってポイントを獲得できる。ポイントは累計ではなく,最高得点がランキングに反映され,順位に応じてダイヤと資源4種,さらに上位50%以内の入賞者にはAK-47のスキン“ロードオブウォー”,専用装備“KST”シリーズ(56-1式も装備可能)が贈呈される。

 KSTシリーズは全3種類で,上位にいくほど能力値が高まり,それぞれアイテム名も異なる。しかし,装備対象は「AK-47」と「56-1式」だ。他意はないが,☆3・☆4のAR縛りミッションなどが実装されでもしないかぎり,満足感以外の必要性はないと断言できる。ゆえに,その“満足感を求めて”ランキングに臨むことが,我ら指揮官の使命と言える。

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 専用マップでは計20ターンで,上下左右から湧いて出てくる鉄血を撃破していく。出現する敵の作戦能力やタイプはさまざまで,AR部隊の前に装甲鉄血犬が湧くこともザラだ。持てる人形をズラッと並べて,5でも10でも部隊を用意し,臨機応変に対応していこう。

 マップ内で撤退や敗北,緊急修復をすると獲得ポイントが減算される。とはいうものの,ノーダメージの完全無欠な全戦全勝を目指すなど,【傘】に感染されているとしか思えない指揮に挑むのは正気の沙汰ではないので,できる範囲の戦力で,ちょっとずつ編成を調整し,ポイントを稼ぐ試行錯誤をするといいだろう。

広すぎるマップで最大10部隊まで投入可能。全力で任務を達成するのだ
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 初挑戦でも実りが得やすい,攻略方針も挙げておこう。本作戦では司令部周辺が一方通行路のため,補給は臨時飛行場で行っていく。そのため,基本は「1拠点×3部隊(AR部隊,MG部隊などで分けるとなおよし)」で固めて,3ターンごとの弾薬補給がスムーズにできる配置交換のローテーションを組むことだ。やたらと動き回るより,補給に難もなく,操作も楽である。最大3拠点×3部隊で防衛してみれば,進行の感覚をつかみやすい。

 10部隊の運用が難しい人については,敵の湧きポイントをなるべく制限するように立ち回るか,無駄に動かず敵をマップ内にギッシリ埋めれば,敵の数が増えにくい。それと,HG 1体部隊などの省エネ部隊を出しておくだけでも行動Pを水増しできるので,ちゃんと考えておけば少数戦力でも戦場を縦横無尽に駆け抜けられる。

 そして最も注意すべきは,「間違えてターン終了を押してしまう」ことだ。緻密に編み込んできた最適解が,指一本の間違いで瓦解したときの虚しさは半端ではないので,本気で注意しよう(3敗)。

臨時飛行場を起点に防衛線を張ろう。操作に悩むことなく,行動Pもたっぷり使えて,動きやすい。全体の流れも「まずは布陣を整える」→「ボスから排除する」→「残りの敵を処理する」→「補給ローテーションを組みながら敵をリスキル」が遊びやすい
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 ランキングステージは詰めれば詰めるほど,1時間〜2時間はザラにかかるほどの長考プレイができてしまう。湧く敵の強弱もおそらくランダムで,人形修復によるポイントマイナスの状況も毎回違うはずなので,やるたびに結果が変わる。腰を据えて臨める楽しさがあるのは確かだが,いつも以上にそうしないと遊びづらいのはちょっと難点か。

 そして願わくば,本稿の小ネタを参考にしてもらいつつも,私のランキングポイントよりも低い数値でイベントを終了していただきたい。そうすれば私たちはイベントが終了したあとも,トンプソンとアーキテクトのように良き隣人でいられるだろう。

「キラッ」っとしている,ウザかわなアーキテクトは今後,人気(鉄血)人形としてプレイヤーに愛されていくことだろう
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 このイベントで最も印象的だったのは,「大型イベントはテンション上がる」というものだった。昨今のスマホゲームでは物珍しい,(小さなイベントは結構やっているものの)数か月に1回ほどのイベント運用は,毎月開催のゲームと比べて非常にルーズに感じつつも,実施間近になると“新作ゲームの発売日”的な前のめり感を覚えてしまった。

 これまではキューブ作戦しか前例になかったため,実施間隔がものすごく空いている大型イベントに対するモチベーションというのが,どういうものなのかそれほど実感できていなかったのだが……こういう感じであれば,多少ゲームから離れていても実施間近になると戻ってくる気がしてしまった。そんな感覚を覚えた,HOTな低体温症だった。

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