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「ニンジャラ」バトル忍法帖 其の弐:ライバルに勝てないので,基本を見直して特訓するの巻
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印刷2020/08/03 12:00

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「ニンジャラ」バトル忍法帖 其の弐:ライバルに勝てないので,基本を見直して特訓するの巻

 ガンホー・オンライン・エンターテイメントが世界に向けてリリースした,Nintendo Switch用ソフト「ニンジャラ」。なにやらリリースから1か月も経たずして全世界300万ダウンロードなんていう景気のいい話もあって「おめでたい!」と思った直後に,「あれ? もしかして“神”への壁が高くなってるんじゃ?」と戦々恐々なワケなんだけど,どうなんだろう。

画像集#001のサムネイル/「ニンジャラ」バトル忍法帖 其の弐:ライバルに勝てないので,基本を見直して特訓するの巻

 ともあれ,前回でニンジャラデビューしたものの,振るわない成績ばかりが続く日々。どうにも勝てない中で「『ソウサイ』や防御,回避的なアクションって,実は重要なのでは!」と,ようやく気づいた見習い忍者が,私こと「ミドリ」でござる。ニンニン。
 このあたりはチュートリアルだけでは理解しづらい部分があるので,同じようなプレイヤーは多いんじゃないだろうか。いや,きっと多いはず。私だけじゃないよね?

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[2020/07/17 12:00]

ガチャガチャとやって勝ち続けられるほど,ニンジャラは甘くない
画像集#002のサムネイル/「ニンジャラ」バトル忍法帖 其の弐:ライバルに勝てないので,基本を見直して特訓するの巻

 とにかく,問題点が分かったのなら「一にも二にも特訓だ!」ということで,今回はいわゆる修行パートをお届けしよう。

 修行を行う舞台は「対戦メニュー」の「トレーニング」だ。ここでは,ステージやNPCキャラが持つガムウェポンを選んで,文字どおりアクションのトレーニングができる。

見た目はチュートリアルと同じだが,プレイヤーやコンピュータキャラの行動や状態は自由に設定できるので,さまざまなシミュレーションが可能だ
画像集#005のサムネイル/「ニンジャラ」バトル忍法帖 其の弐:ライバルに勝てないので,基本を見直して特訓するの巻
画像集#006のサムネイル/「ニンジャラ」バトル忍法帖 其の弐:ライバルに勝てないので,基本を見直して特訓するの巻

 では,さっそく修行を始めるが,合わせてニンジャラで勝つための戦術についても考えてみたい。

 バトルロイヤルなら相手を倒すのが勝利への近道と思いがちだが,ニンジャラはちょっと違う。ニンジャラは相手への攻撃や撃破,ドローンの破壊などで得られたポイントの合計が順位に影響するが,実はドローン破壊によるポイントは意外と高い。なので,バトルよりもマップに点在するドローンの破壊を優先したいところだ。

ドローンは大と小の2種類あり,倒したときに増加するSエナジーのゲージ量が異なる。破壊すると,一定時間後にリスポーン(復活)する。出現場所は決まっているが出現タイミングはランダムなので,マップごとにその出現場所を覚えておくといい
画像集#007のサムネイル/「ニンジャラ」バトル忍法帖 其の弐:ライバルに勝てないので,基本を見直して特訓するの巻
画像集#008のサムネイル/「ニンジャラ」バトル忍法帖 其の弐:ライバルに勝てないので,基本を見直して特訓するの巻

 ドローンの破壊はポイントのほかにも,シノビエナジー(Sエナジー)の上限をアップさせるというメリットがある。Sエナジーのゲージが8を超えると大きなガムウェポンをクラフトできるし,Sエナジーを消費するアクションをより多く使えるようになるので,戦い方の幅も広がるというわけだ。

Sエナジーのゲージは,画面左下に表示される。Sエナジーは時間経過で回復するほか,マップ上にあるSエナジー(黄色い玉)を拾うことでも回復できる。ちなみにSエナジーを拾うと少量のポイントも得られる
画像集#009のサムネイル/「ニンジャラ」バトル忍法帖 其の弐:ライバルに勝てないので,基本を見直して特訓するの巻

 なので,基本的な戦略としては,最初から最後までドローンの破壊を優先し,ガムウェポンを大きくできたら,ドローンの破壊のついでにIPPONやKOを狙うのが効率的かつ強い戦い方だろう。もちろん,同じ考えのプレイヤーとぶつかることになるので,後ろから殴られないように注意したい。

 ということで,改めてバトルのトレーニングを始めよう。

 まず,ガムウェポンで殴ると言っても,ただ真正面から殴るだけじゃないということに気づく。スティック入力と攻撃ボタンの組み合わせで,ノーマルアタック,背後に回り込むバックアタック,ガムウェポンを振り回すワイドアタックといった3つの攻撃方法が存在するのだ。そして,これらには相性があり,ノーマルアタックはワイドアタックに強く,バックアタックはノーマルアタックに,ワイドアタックはバックアタックに強い。なるほど,これが三すくみってヤツか!

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 ニンジャの少年・少女が街を駆けめぐり,元気いっぱいにチャンバラを繰り広げる対戦ニンジャガムアクション「ニンジャラ」の配信が2020年6月25日に始まった。本連載では3回に分けて,忍者の神への一歩となる攻略をお届けする。今回は,個性的で奥深いチャンバラ&ガムバトル,12種類のガムウェポンを整理してみよう。

[2020/08/01 00:00]

同じノーマルアタックでも,使うガムウェポンによって挙動やダメージ量が異なる。実戦前に試してみて,どういう動きをするのか確認しつつ身体に覚え込ませたい
画像集#010のサムネイル/「ニンジャラ」バトル忍法帖 其の弐:ライバルに勝てないので,基本を見直して特訓するの巻
画像集#011のサムネイル/「ニンジャラ」バトル忍法帖 其の弐:ライバルに勝てないので,基本を見直して特訓するの巻

 そして,相手の攻撃と自分の攻撃の相性がかち合うと発生するのが「ソウサイ」だ。ここでは,Lスティックの入力方向でお互いが攻撃を繰り出すのだが,ノーマル/バック/ワイドと相性を含めて先ほどの攻撃と同じになる。要はジャンケンのようなもので同時に攻撃を出し合い,見事に勝利すれば,コンボを叩き込んでIPPONを取れるチャンスというわけだ。

画像集#012のサムネイル/「ニンジャラ」バトル忍法帖 其の弐:ライバルに勝てないので,基本を見直して特訓するの巻

 逆にソウサイで負けしてしまった場合は,Sエナジーを消費してSバーストという技を使えば仕切り直しができるらしい。ただし,ブレイクアタックという技で返されるとガムウェポンを破壊されて逆にガムバインド状態になりピンチとなる可能性もあるのだとか。これ重要(メモメモ)。
 Sバーストが使えなくても,必死にジャンプを連打すれば……もしかしたらコンボから脱出できるかも。まあ,ほとんどの場合かっ飛ばされるんだけどね!

ガムガード(ガムを膨らませて防御する技)をしている相手にブレイクアタックをヒットさせると,ガムが割れて動けなくなる“ガムバインド”状態にできる。IPPONを取るチャンスが目の前に!
画像集#015のサムネイル/「ニンジャラ」バトル忍法帖 其の弐:ライバルに勝てないので,基本を見直して特訓するの巻

 このソウサイでもっとも重要なポイントは,ソウサイで争いたくない場合,Sエナジーを消費してLボタンの回避を使えばソウサイをキャンセルできるというところだ。点数だったり,IPPONの成功回数だったりを考え,状況次第では逃げに徹するのもニンジャのたしなみというやつだろう。

ソウサイでは,レバーを入れた方向によって自動で攻撃が出るので,ZRボタンは押す必要はない。ソウサイは運勝負なので必勝法はないが,あえて言うなら負けたときの対策がない場合は,ソウサイにならないよう立ち回るのが正解に近い行動だ
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回避はSエナジーを1消費するアクションで,レバーを入れた方向へショートダッシュする。地上でも空中でも使えるアクションだ。コンボからの脱出にも使えるが,必ず逃げられるわけじゃないので過信は禁物
画像集#014のサムネイル/「ニンジャラ」バトル忍法帖 其の弐:ライバルに勝てないので,基本を見直して特訓するの巻

 このほか,一撃必殺のガム忍術や特殊なアクションを繰り出せるスペシャルといった特殊技もある。ガム忍術とスペシャルは,使うガムウェポンによって異なるので,1つ1つ試してみたいところだ。

ガム忍術は全部で6種類あり,どれも一長一短。使われた場合は逃げるのが一番だが逃げ切れないこともよくある。強力なだけに,クールタイムも長い
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スペシャルは1つのガムウェポン系統につき2種類ずつ存在する。直接攻撃を仕掛けるものから,相手を拘束できるものまでさまざまだ。ガム忍術ほどではないが,一度使うとクールタイムが経過するまで再使用できないので,使いどころを間違えないようにしたい
画像集#017のサムネイル/「ニンジャラ」バトル忍法帖 其の弐:ライバルに勝てないので,基本を見直して特訓するの巻

 さて,ガムウェポンを試していて思うのは,ニンジャガムの存在がニンジャラと他の対戦アクションとで一線を画している要因であるということだ。ガムを使ったアクションをどう使いこなすかが,バトルに勝つ,ひいてはトップになれるかどうかの鍵となる。その使い方も,トレーニングで覚えていきたい。

 その1つが,ガムを膨らませて攻撃から身を守る「ガムガード」だ。ガード状態になるとどの方向からの攻撃も防御できる優れモノで,地上を移動する時に使えば不意打ちを防ぐのに役立つ。ただし,ブレイクアタックを受けるとガムが割れてガムバインド状態となるので,注意しなければならいない。

膨らませるガムの大きさは,Sエナジーの上限によって変化する。ガムガード状態で攻撃を受けると,一撃を受けるたびに膨らませたガムが小さくなる。ガムが小さくなってもガードはできるが,ガムが消えると一定時間ガムを膨らませることができなくなるようなので気を付けたい
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 ガムを膨らませた状態で前方にガムを飛ばして攻撃する「ガムシュート」も重要だ。これもガムウェポンによって攻撃方法は異なるのだが,ヒットすると相手に少量のダメージとガムダメージを与えることができ,ガムダメージを蓄積させるとガムバインド状態にできる。ガムバインド状態のときに倒されると問答無用でIPPONを取られることに。やたらと捕まっては飛ばされると思ったら,これか……。

ガムシュートを当ててガムバインド状態にできればIPPONのチャンス! ただし,クールタイムがあるので連射はできない
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 ニンジャラにおいて,移動時に重要なアクションと言えば「ガムダッシュ」だ。ガムを膨らませたまま空中でジャンプすると発動し,長距離を一気に移動できる。相手への接近や逃亡などに便利だが,Sエナジーを3消費するのでコスト管理に注意が必要な技だ。

ガムダッシュ中に別のアクションをするとキャンセルできる。しかし,消費するSエナジーは変わらないので,よほどのことがない限りガムダッシュ中は行動を差し控えたい。なお,まっすぐ飛ぶより,少し斜め上に飛んだほうがトータルの飛距離が若干伸び,また次のアクションなどへの対処がしやすいので覚えておこう
画像集#020のサムネイル/「ニンジャラ」バトル忍法帖 其の弐:ライバルに勝てないので,基本を見直して特訓するの巻

 攻撃回避の最終手段となるのが何度か名前が出てきた「Sバースト」だ。これは,攻撃を受けているときに使用すると,たとえコンボ中であってもSエナジーを5消費してガード状態になり,そこに攻撃を受けるとソウサイに持ち込めるという強力なアクションだ。Sエナジーが5以下だと発動しない
 回避にしろ,ガムダッシュにしろ,Sバーストにしろ,Sエナジーを管理できるようになって,ようやく一人前という感じがする。

Sバーストと言えど,ブレイクアタックを受けるとガムウェポンを破壊されるうえ,ガムバインド状態になる。緊急回避としてはこれ以上ない性能だが,相手との読み合いも必要となってくる
画像集#021のサムネイル/「ニンジャラ」バトル忍法帖 其の弐:ライバルに勝てないので,基本を見直して特訓するの巻

 このほかにガムアクションで重要な位置を占めるのが,冒頭でも少し触れた大きなガムウェポンの作成……その名も「大武器クラフト」だ。大武器は攻撃力アップやスコアアップ,専用のアビリティ発動,ガムウェポンの種類によってはリーチも長くなるといった利点のほか,ソウサイ時に大武器以外の相手には同じアクションを選んだ場合,つまり“あいこ”になったときに一方的に勝てるというメリットがある。早めに大武器にしておかないとバトルでは大きく不利になるので,バトルがスタートしたらドローンの破壊を優先したほうがいいというわけだ。
 「対戦だろ? 殴ってなんぼだー!」と相手を追って走り回っていたらいずれボコられるのも当然だったのだ。

大武器をクラフトすると,手持ちのガムウェポンがかなり大きくなって迫力がある。なお,相手の攻撃でガムウェポンが破壊されてしまったら,大武器クラフトと同じ要領でガムウェポンを復活させることができるので覚えておこう
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 さて,だいたいこのあたりが特訓しなくてはいないこと,そして覚えておかないと勝利が難しいという内容だ。これらを念頭にトレーニングで操作を覚え,フリーマッチなどでほかのプレイヤーを相手に実際の確認と対処を覚えていけば,ランクマッチで駆け上がれる! ……と思っていたところで気が付いた。
 前回,勢いでガムウェポンをドリルビーストにしちゃったけど,このままでいいのかな? いや,ドリルビーストは悪くない。使いやすいし。でも,ガムウェポンによって挙動やガム忍術なども違うし,自分に合うガムウェポンもあるのではと調べれば調べるほど思ってしまうのだ。
 ついでに他のガムウェポンを使ってみれば相対したときの対処も,少なくともやられてイヤなことが分かるハズ。「彼を知り己を知れば百戦殆からず」ってヤツである。

 ということで,練習実戦交えて12種類のガムウェポンを取っ替え引っ替えして試してみた。

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 その結果,選んだのは結局「ドリルビースト」。あと「ニンジャヨーヨー」の2つだ。1つのガムウェポンを極めたほうがいい気もするけど,「弘法筆を選ばず」なんて感じでいろいろ使えたほうがお得だし,何より勝ちを目指すのは前提だけどいろいろ楽しみたい!

 それぞれを選んだ理由を説明しておくと,ドリルビーストは何より使いやすさが一番しっくりきたからだ。攻撃速度の速さと,感覚的に分かりやすい攻撃範囲のおかげで,非常に戦いやすい。ガム忍術「オシオキブレード」もその延長で使い勝手がいいのもポイントになる。ピンチになったら地中に潜って高速移動できるスペシャル「シンシュツキボツ」もあるので,攻撃にも防御(というより仕切り直す力)にも優れたガムウェポンと言えるだろう。

画像集#026のサムネイル/「ニンジャラ」バトル忍法帖 其の弐:ライバルに勝てないので,基本を見直して特訓するの巻

 「ニンジャヨーヨー」は,通常攻撃のリーチはあるものの,トリッキーな軌道で最初はかなり使いづらい。これを使いこなしてこそ一流の忍……とカッコつけたいところだが,実はここだけの話,現在のニンジャラの環境ではかなりの強武器として一大勢力を誇っているらしいのだ(編注:アップデートで調整が入ったそうです)。
 便乗とまでは言わないが,ニンジャヨーヨーが理解できていないと厳しい戦いを強いられそうな気がするので,ドリルビーストでバトる合間にヨーヨーを練習するといった位置づけで選んでいたりする。最終的に常用するかどうかは,現時点で未定。この情報戦……ニンジャらしいのでは!?

画像集#028のサムネイル/「ニンジャラ」バトル忍法帖 其の弐:ライバルに勝てないので,基本を見直して特訓するの巻

 というわけで,愛用のガムウェポンも決まったので,これらをもうちょっと手に馴染ませたら,いよいよ本格的にランクマッチを駆け上がっていく所存。そんな決意を胸に,「待ってろよ,忍者の神!!」……なんてアジトに籠もってイキっていたら,ついに忍者の神が(ランキングに)ご降臨されたのだ。「おお,神は……ニンジャラに神はいたんだ!」ということで不遜にもそこへ辿り着くことを改めて誓うのであった。ニンニン。

 次回は,下忍になったものの苦戦する「ミドリ」が,もう1つ大きな見落としに気づいたという話をお送りしよう。バトル漫画っぽく本格的に活躍できる日はちゃんと来るのだろうか?

いろいろと知見を得て,ようやくスタート地点に立った感のある「ミドリ」。下忍に昇格したものの,ライバルとの戦いに四苦八苦しており,忍者の神への道は遠い!
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