連載
「ニンジャラ」バトル忍法帖 其の弐:ライバルに勝てないので,基本を見直して特訓するの巻
ともあれ,前回でニンジャラデビューしたものの,振るわない成績ばかりが続く日々。どうにも勝てない中で「『ソウサイ』や防御,回避的なアクションって,実は重要なのでは!」と,ようやく気づいた見習い忍者が,私こと「ミドリ」でござる。ニンニン。
このあたりはチュートリアルだけでは理解しづらい部分があるので,同じようなプレイヤーは多いんじゃないだろうか。いや,きっと多いはず。私だけじゃないよね?
「ニンジャラ」バトル忍法帖 其の壱:エクストリームなチャンバラで忍者の神を目指すの巻
ガムで作った武器を振り回してチャンバラを楽しむ,Nintendo Switch用対戦ニンジャガムアクション「ニンジャラ」。基本プレイ無料で遊べる本作で,トップランカー「忍者の神」を目指すことになった見習い忍者「ミドリ」。厳しい世界に足を踏み入れた彼女の運命やいかに。その活動記録を不定期連載でお届けしよう。
とにかく,問題点が分かったのなら「一にも二にも特訓だ!」ということで,今回はいわゆる修行パートをお届けしよう。
修行を行う舞台は「対戦メニュー」の「トレーニング」だ。ここでは,ステージやNPCキャラが持つガムウェポンを選んで,文字どおりアクションのトレーニングができる。
では,さっそく修行を始めるが,合わせてニンジャラで勝つための戦術についても考えてみたい。
バトルロイヤルなら相手を倒すのが勝利への近道と思いがちだが,ニンジャラはちょっと違う。ニンジャラは相手への攻撃や撃破,ドローンの破壊などで得られたポイントの合計が順位に影響するが,実はドローン破壊によるポイントは意外と高い。なので,バトルよりもマップに点在するドローンの破壊を優先したいところだ。
ドローンの破壊はポイントのほかにも,シノビエナジー(Sエナジー)の上限をアップさせるというメリットがある。Sエナジーのゲージが8を超えると大きなガムウェポンをクラフトできるし,Sエナジーを消費するアクションをより多く使えるようになるので,戦い方の幅も広がるというわけだ。
なので,基本的な戦略としては,最初から最後までドローンの破壊を優先し,ガムウェポンを大きくできたら,ドローンの破壊のついでにIPPONやKOを狙うのが効率的かつ強い戦い方だろう。もちろん,同じ考えのプレイヤーとぶつかることになるので,後ろから殴られないように注意したい。
ということで,改めてバトルのトレーニングを始めよう。
まず,ガムウェポンで殴ると言っても,ただ真正面から殴るだけじゃないということに気づく。スティック入力と攻撃ボタンの組み合わせで,ノーマルアタック,背後に回り込むバックアタック,ガムウェポンを振り回すワイドアタックといった3つの攻撃方法が存在するのだ。そして,これらには相性があり,ノーマルアタックはワイドアタックに強く,バックアタックはノーマルアタックに,ワイドアタックはバックアタックに強い。なるほど,これが三すくみってヤツか!
「ニンジャラ」上達の秘訣を徹底攻略。個性的なチャンバラ&ガムバトルの特徴,そして12種類のガムウェポンを整理してみよう
ニンジャの少年・少女が街を駆けめぐり,元気いっぱいにチャンバラを繰り広げる対戦ニンジャガムアクション「ニンジャラ」の配信が2020年6月25日に始まった。本連載では3回に分けて,忍者の神への一歩となる攻略をお届けする。今回は,個性的で奥深いチャンバラ&ガムバトル,12種類のガムウェポンを整理してみよう。
そして,相手の攻撃と自分の攻撃の相性がかち合うと発生するのが「ソウサイ」だ。ここでは,Lスティックの入力方向でお互いが攻撃を繰り出すのだが,ノーマル/バック/ワイドと相性を含めて先ほどの攻撃と同じになる。要はジャンケンのようなもので同時に攻撃を出し合い,見事に勝利すれば,コンボを叩き込んでIPPONを取れるチャンスというわけだ。
逆にソウサイで負けしてしまった場合は,Sエナジーを消費してSバーストという技を使えば仕切り直しができるらしい。ただし,ブレイクアタックという技で返されるとガムウェポンを破壊されて逆にガムバインド状態になりピンチとなる可能性もあるのだとか。これ重要(メモメモ)。
Sバーストが使えなくても,必死にジャンプを連打すれば……もしかしたらコンボから脱出できるかも。まあ,ほとんどの場合かっ飛ばされるんだけどね!
このソウサイでもっとも重要なポイントは,ソウサイで争いたくない場合,Sエナジーを消費してLボタンの回避を使えばソウサイをキャンセルできるというところだ。点数だったり,IPPONの成功回数だったりを考え,状況次第では逃げに徹するのもニンジャのたしなみというやつだろう。
このほか,一撃必殺のガム忍術や特殊なアクションを繰り出せるスペシャルといった特殊技もある。ガム忍術とスペシャルは,使うガムウェポンによって異なるので,1つ1つ試してみたいところだ。
さて,ガムウェポンを試していて思うのは,ニンジャガムの存在がニンジャラと他の対戦アクションとで一線を画している要因であるということだ。ガムを使ったアクションをどう使いこなすかが,バトルに勝つ,ひいてはトップになれるかどうかの鍵となる。その使い方も,トレーニングで覚えていきたい。
その1つが,ガムを膨らませて攻撃から身を守る「ガムガード」だ。ガード状態になるとどの方向からの攻撃も防御できる優れモノで,地上を移動する時に使えば不意打ちを防ぐのに役立つ。ただし,ブレイクアタックを受けるとガムが割れてガムバインド状態となるので,注意しなければならいない。
ガムを膨らませた状態で前方にガムを飛ばして攻撃する「ガムシュート」も重要だ。これもガムウェポンによって攻撃方法は異なるのだが,ヒットすると相手に少量のダメージとガムダメージを与えることができ,ガムダメージを蓄積させるとガムバインド状態にできる。ガムバインド状態のときに倒されると問答無用でIPPONを取られることに。やたらと捕まっては飛ばされると思ったら,これか……。
ニンジャラにおいて,移動時に重要なアクションと言えば「ガムダッシュ」だ。ガムを膨らませたまま空中でジャンプすると発動し,長距離を一気に移動できる。相手への接近や逃亡などに便利だが,Sエナジーを3消費するのでコスト管理に注意が必要な技だ。
攻撃回避の最終手段となるのが何度か名前が出てきた「Sバースト」だ。これは,攻撃を受けているときに使用すると,たとえコンボ中であってもSエナジーを5消費してガード状態になり,そこに攻撃を受けるとソウサイに持ち込めるという強力なアクションだ。Sエナジーが5以下だと発動しない。
回避にしろ,ガムダッシュにしろ,Sバーストにしろ,Sエナジーを管理できるようになって,ようやく一人前という感じがする。
このほかにガムアクションで重要な位置を占めるのが,冒頭でも少し触れた大きなガムウェポンの作成……その名も「大武器クラフト」だ。大武器は攻撃力アップやスコアアップ,専用のアビリティ発動,ガムウェポンの種類によってはリーチも長くなるといった利点のほか,ソウサイ時に大武器以外の相手には同じアクションを選んだ場合,つまり“あいこ”になったときに一方的に勝てるというメリットがある。早めに大武器にしておかないとバトルでは大きく不利になるので,バトルがスタートしたらドローンの破壊を優先したほうがいいというわけだ。
「対戦だろ? 殴ってなんぼだー!」と相手を追って走り回っていたらいずれボコられるのも当然だったのだ。
さて,だいたいこのあたりが特訓しなくてはいないこと,そして覚えておかないと勝利が難しいという内容だ。これらを念頭にトレーニングで操作を覚え,フリーマッチなどでほかのプレイヤーを相手に実際の確認と対処を覚えていけば,ランクマッチで駆け上がれる! ……と思っていたところで気が付いた。
前回,勢いでガムウェポンをドリルビーストにしちゃったけど,このままでいいのかな? いや,ドリルビーストは悪くない。使いやすいし。でも,ガムウェポンによって挙動やガム忍術なども違うし,自分に合うガムウェポンもあるのではと調べれば調べるほど思ってしまうのだ。
ついでに他のガムウェポンを使ってみれば相対したときの対処も,少なくともやられてイヤなことが分かるハズ。「彼を知り己を知れば百戦殆からず」ってヤツである。
ということで,練習実戦交えて12種類のガムウェポンを取っ替え引っ替えして試してみた。
その結果,選んだのは結局「ドリルビースト」。あと「ニンジャヨーヨー」の2つだ。1つのガムウェポンを極めたほうがいい気もするけど,「弘法筆を選ばず」なんて感じでいろいろ使えたほうがお得だし,何より勝ちを目指すのは前提だけどいろいろ楽しみたい!
それぞれを選んだ理由を説明しておくと,ドリルビーストは何より使いやすさが一番しっくりきたからだ。攻撃速度の速さと,感覚的に分かりやすい攻撃範囲のおかげで,非常に戦いやすい。ガム忍術「オシオキブレード」もその延長で使い勝手がいいのもポイントになる。ピンチになったら地中に潜って高速移動できるスペシャル「シンシュツキボツ」もあるので,攻撃にも防御(というより仕切り直す力)にも優れたガムウェポンと言えるだろう。
「ニンジャヨーヨー」は,通常攻撃のリーチはあるものの,トリッキーな軌道で最初はかなり使いづらい。これを使いこなしてこそ一流の忍……とカッコつけたいところだが,実はここだけの話,現在のニンジャラの環境ではかなりの強武器として一大勢力を誇っているらしいのだ(編注:アップデートで調整が入ったそうです)。
便乗とまでは言わないが,ニンジャヨーヨーが理解できていないと厳しい戦いを強いられそうな気がするので,ドリルビーストでバトる合間にヨーヨーを練習するといった位置づけで選んでいたりする。最終的に常用するかどうかは,現時点で未定。この情報戦……ニンジャらしいのでは!?
というわけで,愛用のガムウェポンも決まったので,これらをもうちょっと手に馴染ませたら,いよいよ本格的にランクマッチを駆け上がっていく所存。そんな決意を胸に,「待ってろよ,忍者の神!!」……なんてアジトに籠もってイキっていたら,ついに忍者の神が(ランキングに)ご降臨されたのだ。「おお,神は……ニンジャラに神はいたんだ!」ということで不遜にもそこへ辿り着くことを改めて誓うのであった。ニンニン。
次回は,下忍になったものの苦戦する「ミドリ」が,もう1つ大きな見落としに気づいたという話をお送りしよう。バトル漫画っぽく本格的に活躍できる日はちゃんと来るのだろうか?
「ニンジャラ」公式サイト
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