「ピカチュウ大量発生チュウ！2019」が開催チュウ！　「Pokémon GO Fest Yokohama 2019」の模様も併せてお届け

　「ポケットモンスター」シリーズに登場する「ピカチュウ」をフィーチャーしたパフォーマンスイベント「ピカチュウ大量発生チュウ！2019」が，神奈川県の横浜みなとみらい地区にて2019年8月6日から8月12日まで開催中だ。


　ポケモンと横浜市によるプロジェクトとして行われているこのイベントは，今年で開催6年目となる。今回は全公演の実施時間が夜の時間帯となり，みなとみらいの夜景と最新のテクノロジーを使って，大量発生したピカチュウ達によるパフォーマンスが行われる。
　本稿では5つの公演のうち，主要の3つの公演と，同地区にて開催中の「Pokémon GO」（iOS/Android）のイベント「Pokémon GO Fest Yokohama 2019」の模様をレポートする。

プロジェクションマッピングとダンスに注目！

「みなとみらいの街×ピカチュウ」

　みなとみらい線みなとみらい駅からすぐの「グランモール公園」で行われる「みなとみらいの街×ピカチュウ」では，ピカチュウ達がプロジェクションマッピングと連動した光と音のパフォーマンスを見せてくれる。
　ステージが設置された横浜美術館の壁には，端から端までド派手なプロジェクションマッピングが展開。そこに現れるピカチュウ達は全員がLED衣装を身に着けていて，演出によって色や模様が切り替わっていく。

近未来的な光の演出が，横浜美術館の壁に投影される。演出を手掛けるのはmplusplusだ

左右の壁からピカチュウ達が登場！

ピカチュウが着た衣装には，数字が映し出されていく

　パフォーマンスの中盤にはLED衣装を着たダンサー達も登場。ピカチュウと一緒にキレのあるダンスで魅せてくれたあとは，光るゴーグルを付けたピカチュウを中心にクライマックスへと突入する。最後のダンスを披露したピカチュウ達は，光の中へと帰っていく。
　20分近くにも及ぶパフォーマンスは，19:10と20:35の1日2回となるが，8月9日と10日は20:35のみとなるので，この日に足を運ぶ人は注意しよう。

中盤からはサイバーな光る服を着たダンサー達が登場！

ピカチュウ達がダンサーのパフォーマンスを盛り上げる

ゴーグルを付けたピカチュウをセンターに，ダンスを展開

文字が映し出されたフラッグを持ったダンサー達がラストを飾る

光り輝く噴水とともに，幻想的なダンスを披露！

「みなとみらいの海×ピカチュウ」

　横浜のランドマークの一つ，「赤レンガパーク」を舞台とした「みなとみらいの海×ピカチュウ」では，ベイブリッジを背景に，海から舞い上がる噴水がピカチュウ達のダンスを幻想的に引き立てる。

光を伴った噴水が上がると，会場から大きな歓声が。空には演出用のドローンも飛んでいる

薄暗い中に登場する，レインコート姿のピカチュウ達

　演出によって色が変わる噴水の動きに合わせて，レインコートを着たピカチュウ達が登場。このレインコートにも仕掛けがあって，あたりが暗くなると，その模様や飾りが光る仕組みだ。前方の席には噴水の水しぶきがかかるかもしれない，夏らしいパフォーマンスとなっている。
　こちらは18:55，19:50，20:45の1日3回の実施となっている。

レインコートの飾りは色とりどりに光り輝く

ダンスに合わせて噴水の色や動きも変わる

木陰から史上最大数のピカチュウが登場！

「みなとみないの森×ピカチュウ」

　パシフィコ横浜の裏手にある「臨港パーク」で実施される「みなとみないの森×ピカチュウ」は，緑地の奥からピカチュウが次々と登場する。その数はこれまでのイベント史上最大とのことで，会場奥の木陰からこれでもかと現れるピカチュウに圧倒されること間違いなしだ。
　「ピカチュウ大量発生チュウ！」のイベント名に恥じない，大量のピカチュウ達によるダンスも見どころで，ほかのパフォーマンス以上に息の合った動きを楽しめるだろう。こちらも18:55，19:50，20:45の1日3回実施される。

ほっぺが光るピカチュウを先頭に，暗闇からピカチュウがぞくぞく登場

息の合ったピカチュウ達。列になって右手を回してグルグルするあのダンスも！

並んだピカチュウ達を見てみると，身長や体型が違うのも分かる

ダンスを終えたピカチュウ達は，再び木陰の奥へと帰っていく

　上記3種の公演は，それぞれ座り見と立ち見のエリアが設けられている。場所は先着順となるので，よりいい場所で見たい場合は，早めに行って席を確保することをオススメする。また公演は10〜20分程度なので，移動時間などを考慮しても複数を掛け持ちして見ることが可能だが，混雑した中を移動するときは周囲にも気を配って動くようにしたい。

　このほか，大量のピカチュウやイーブイが行進する「ピカチュウの大行進（夜）」「イーブイの大行進」が，日本丸メモリアルパーク（ピカチュウ）とクイーンズスクエア横浜クイーンモール（イーブイ）にてそれぞれ行われている。こちらも時間帯は18:55，19:50，20:45の1日3回実施中だ。
　「ポケットモンスター ソード・シールド」の発売前に，ポケモンを満喫できるイベントとなるので，2019年の夏の思い出作りに参加してみよう。

昼間は同じみなとみらいにて，「Pokémon GO Fest Yokohama 2019」が開催中

　「ピカチュウ大量発生チュウ！2019」の実施地区であるみなとみらいでは，2019年8月6日から8月12日までの期間，「Pokémon GO」のイベント「Pokémon GO Fest Yokohama 2019」が開催中だ。
　このイベントは事前申し込み制の抽選によって参加できるイベントで，現時点で申し込みは締め切られている。

会場となる3か所の公園には，巨大なピカチュウのバルーンを設置。当選者でなくても会場には入れる

　イベントの開催地区は，「臨港パーク」「横浜赤レンガ倉庫」「山下公園」の3か所で，開催時刻は10:00〜17:00となる。
　イベント参加者は事前に参加用のメダルを取得し，指定の参加日に上記のいずれかの会場に行くと，特別なポケモン達が出現するという仕組みだ。普段国内では出現しない地域限定のポケモン「ペラップ」をはじめ，タマゴからしか生まれないポケモンや，ポケモンリサーチでしか現れないポケモンなどが会場内に出現し，捕まえることができた。

臨港パークの会場。会場はそれほど広くなく移動がしやすいが，日陰が少なめなので要注意

横浜赤レンガ倉庫の会場。暑くなったらショップフロアのある1号館と2号館で涼もう

山下公園の会場。海沿いの長い公園で，物販のテントはマリンタワー側にある

イベント中の「Pokémon GO」の画面。貴重なポケモンもぞくぞく出現

このイベントで捕まえられる，おんぷポケモン「ペラップ」

　また各地区には実物大の「リアルポケストップ」や「海のエリア」「こおりのエリア」「空のエリア」といった場所が設けられていて，その周囲にもポケモン達が出現する。また会場で受け取れる「GO Fest 2019」のスペシャルリサーチにも関係しているので，参加者はその場所をチェックしておきたい。なお各地区で出現するポケモンや設置物は基本的にすべて同じで，エリアもそれぞれあるので，1つの場所で楽しんでもいいし，地区を移動して楽しむのもいいだろう。

各エリアの周囲には，タイプに合わせたポケモンが出現。炎天下にも「ポワルン（ゆきぐも）」が出現

「GO Fest 2019」のスペシャルリサーチには「2人とフレンドになる」という項目も。会場で参加者に声をかけてフレンドになろう

スペシャルリサーチのタスクをクリアすると，幻のポケモン「ジラーチ」と出会うことができた

会場のポケストップはイベントのロゴやGOSnapshotの作品がフォトディスクになっている

イベント中に会場でGOSnapshotを撮影すると，意外なポケモンや人物が写り込むことも

会場内のリアルポケストップはこちら。ゲーム内にも同じ場所にポケストップがあるはず

海・こおり・空のエリアは，関連するポケモンとジオラマが目印となっている

ポケモン達やチームのリーダーなどと写真が撮れるフォトスポット

ゲーム開始時に映し出されるビジュアルを並べたフォトスポットも

ピカチュウのグッズ販売コーナーは大盛況。日が落ちた夕方に並ぶのがオススメ

　この取材を行った8月6日の横浜は，最高気温34.6度を記録している。会期中は同様の高気温が予想され，熱中症や日焼けなどの暑さ対策は万全にしておきたい。会場内では水が提供されているほか，スポンサー企業のブースでは飲み物や塩分タブレット，日焼け止めなどを販売しているので，そちらも利用しよう。
　また，グッズ販売のブースは行列ができることが予想され，暑さのために販売が休止される場合もあるようだ。詳細は現地のスタッフに尋ねてみよう。

水分補給のテントは各会場の数か所に用意されている。もちろん利用は無料だ

　「Pokémon GO Fest Yokohama 2019」は7時間あり，ポケモンはその時間帯なら常に出現する。体調が悪くなったことを感じたら無理をせず日陰や屋内などで休んだり，イベントを切り上げたりすることも重要だ。会場によって涼める場所があるかどうかも大きな違いで，会場内に冷房の効いた建物がある赤レンガパークが一番過ごしやすいだろう。

このイベントに合わせて，会場周辺にはピカチュウのマンホールも設置。SNS映えする撮影スポット「POKEGENIC（ポケジェニック）」も探してみよう