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「リーグ・オブ・ワンダーランド」は,タワー攻防の駆け引きが興奮を呼ぶ新機軸ファンタジーRTS
本作は,稼働中のアーケードゲーム「Wonderland Wars」をスマートフォン向けに落とし込んだタイトルで,アーサー王や不思議の国のアリス,シンデレラ,天照大神など,おとぎ話や神話の人物が登場するファンタジーRTS(リアルタイムストラテジー)だ。
「ケリつけようぜ。2分で」のキャッチコピーどおりに,対戦時間が2分に設定されたスピード感のあるバトルを楽しめるのが特徴だ。ゲームのサービスが始まる少し前に,試遊会へと招待されたので,そのときのプレイをもとにインプレッションをお届けしよう。
「リーグ・オブ・ワンダーランド」公式サイト
「リーグ・オブ・ワンダーランド」ダウンロードページ
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たった2分間。しかし濃密バトル
勝負のカギはミニオンとドローショット?
バトルフィールドには3本のレーンとタワーが設置されている。勝敗は,3本ある相手のタワーを先に2本壊すか,1本壊してタイムアップまで自陣のタワーを守ることで決まる。2分で決着がつかなかった場合は1分間のサドンデスに突入する。
ユニットにはさまざまなタイプが存在し,小型は大型に強く,飛行は地上に強いなどの相性がある。デッキは相性を考えながら組むのが基本となるだろう。
相性に加え,バトルの鍵を握るのが「ミニオン」だ。ミニオンとは,自分のMPを消費してタワーから出撃する兵士のことで,ユニットとは別となる。ミニオンは相手のタワーに到達すると大ダメージを与えるので,如何にミニオンを相手タワーに到達させるかも勝利には重要となっている。
形勢逆転の可能性を秘めている「ドローショット」も見逃せない。ドローショットを使用できる「ドローキャスト」はデッキに3枚まで組み込める。ドローショットはユニットごとに性能が異なるので,バトルに応じたドローキャストを選択しよう。
相手のドローキャストにこちらのドローショットを当てると「ブレイク」が発生し,一定時間ドローショットを封じられる。そのため,ドローキャストの配置やショットを放つタイミングなども重要だ。当然相手もブレイクを狙ってくるため,駆け引きや読み合いも生まれる。
プレイの感触としては,やはり2分間という対戦時間のインパクトが大きいと感じた。ときには1分以内に決着がついてしまうこともあるが,集中力が持続するにはちょうどいい塩梅で,濃密な時間に感じられるのだ。とくにユニットの配置やドローショットのタイミングを考えるのが楽しく,作戦が功を奏したときの喜びはかなりのものだった。
プレイヤーを悩ませる「SPタワー」
バトルをより奥深いものにしているのが「SPタワー」の存在だ。
毎試合ランダムに生成されるSPタワーは,「頑丈」「強力な迎撃」「MP生成」など,他のタワーとは異なる性質を持つ。当然,SPタワーを破壊すれば戦況は有利に運ぶが,破壊することは一苦労である。そのため,先にSPタワーを破壊するか,それとも他の2本を狙うのか。このあたりもバトルに駆け引きを生んでいる。
筆者がプレイしたときは,バトルが始まった瞬間,まずSPタワーがどの位置にあるかを確認してユニットを配置してみた。しかし,先にSPタワーばかりを狙っていたら他のタワーを攻撃されてそのまま敗北してしまった。確かにSPタワーを破壊すれば有利にはなるが,通常のタワーにも気を配らないといけない。状況に応じて,都度戦略を組み立てていく必要があるわけだ。
残りの試合時間が1分を切ると一時的に試合が停止し,自分と相手のタワー体力が一目で分かるようになる。すぐに再開するが,ラストスパートの戦術をこの瞬間に組み立てよう。
見どころはリグワンならではのスピード感
成長要素についても触れておきたい。本作では,カードパックからカードを入手することが可能だ。カードをレベルアップさせていくと,ユニットの攻撃力やHPが上昇するほか,プレイヤーのレベルもアップ。プレイヤーのレベルがアップすると,タワーの攻撃力,HP,ミニオンなども強化されていく。
カードは,クエストクリアでもらえることがあるほか,リーグを勝ち進んでいくことでもアンロックされていく。なお本作では,ユニットを対戦で使うだけで「マスタリー」というゲージが溜まり,ゲージ満タンでそのカードを入手できる。
最後に,クラフトシステムについても紹介しておこう。いわゆるギルドのようなもので,チームに加入して不要なカードを寄付すると「クラフトカード」を獲得できる。これを集めれば自分の好きなカードと交換可能だ。積極的に参加してどんどんカードを交換していくといいだろう。
戦闘に勝利することでもカードパックを獲得でき,時間経過でパックを開けられる。加えてバトル敗北時にも一定確率でカードパック「ドンマイパック」がもらえる。そのため,負けが続いてもデッキの強化を目指せるようになっているのだ。
ゲームの紹介は以上となる。最後に筆者がリグワンを遊んで感じたことをまとめておきたい。
RTSというと入門のハードルが若干高いイメージだが,リグワンは極力分かりやすいシステムとUI,親しみやすいキャラクターで,プレイヤーの導入に努めている。筆者はRTSが得意なほうではないが,10〜20分ほどプレイしているうちに自然と慣れてきて,頭に浮かんだ戦術を実行できるくらいにはなっていた。
ユニットやミニオン,ドローショットをどう使うかは良い意味で頭を悩ませるものの,2分間という限られた対戦時間は手軽さにつながっている。本格的なRTSでありつつも,決して高すぎないハードル。この絶妙なバランスがリグワンの魅力だろう。興味が湧いたという人は,ぜひプレイしてほしい。
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