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「進撃の巨人2 -Final Battle-」のクローズド体験会レポート&プロデューサーミニインタビュー。一足早く,精鋭兵たちが新要素を満喫
「進撃の巨人2 -Final Battle-」は,2018年3月に発売された「進撃の巨人2」(PC / PS4 / PS Vita / Nintendo Switch)に新要素を加えた続編だ。諫山 創氏の人気コミック「進撃の巨人」のアニメ版をゲーム化したもので,物語の発端となるSeason 1から,最新のSeason 3までのストーリーが追体験できる。
2019年7月4日(PC版は5日)に発売を控えた本作だが,それを一足早くプレイできる機会ということもあり,約10倍の倍率を乗り越えた幸運な24人が,調査兵団の一員として無事に“入団”を果たして体験会を楽しんだ。この日行われたのは,初心者向けの「新兵入団式」と経験者が対象となる「精鋭班訓練式」で,本稿では「精鋭班訓練式」の様子をお届けしよう。
「精鋭班訓練式」は歴戦の精鋭兵が対象だけに,「射撃装備」「雷槍」などの新アクションを中心にした構成で,新モード「壁外奪還モード」も遊べるという内容だった。
「射撃装備」は,原作で「対人立体機動装置」と呼ばれているもので,両手に銃を持って立体機動を行う。本作では巨人ともこの装備で戦うことが可能。お馴染みのブレードを持った装備は「斬撃装備」と呼ばれ,フィールドに存在する「拠点」で切り替えられる。
射撃装備は任意の場所をロックオンできない上,銃弾には限りがあり,尽きると攻撃ができなくなってしまう。その一方で,離れた場所から銃撃で巨人を一方的に攻撃できたり,“特定条件を満たすとクリティカルヒットが発動し,威力が上がる”という特性がある。その条件とは,「キャラクターを動かしロック部位を切り替える」か「巨人にアンカーを突き刺した状態でダッシュする」こと。つまり,自分でクリティカルヒットのチャンスを発生させ,タイミングを合わせて射撃できるというわけだ。
うまく使うと空中を飛び回りながら痛打を与えられる。これまでのブレードによる戦いとは違った爽快感があり,精鋭兵たちも銃という新兵器を大喜びで楽しんでいたようだった。
「決戦兵装」は,「決戦兵装ストック」を消費すると,一定時間強力な武器が解禁される一種の強化モード。斬撃装備では「雷槍」,射撃装備では「ガトリング」が使用可能になる。
雷槍は巨人に突き刺さって大爆発を起こす装備で,複数部位を一気に破壊したり,周囲の巨人を巻き込んだりと,かなりパワフルで,原作そのままの爽快感が味わえる。
ガトリングは,版元の了承を得て実装されたゲームオリジナル装備となり,効果時間中は高威力の貫通弾を連射できる。対集団戦に効果を発揮しそうだ。
「壁外奪還モード」は,プレイヤーがオリジナルの兵団を編成し,巨人から領土を奪回していくというもの。現在放映中のアニメ版Season 3までの内容が反映されているだけあり,ライナーとジークが「戦士」と「戦士長」しての会話を交わすなど,原作ファンにはたまらないイベントも用意されていた。原作では死亡しているキャラクターや,本来なら共闘できないキャラクターもオリジナル兵団に組み込めるため,発売後は夢の兵団作りが盛り上がりそうだ。
クローズド体験会終了後,本作のプロデューサーである鈴木英生氏に,作品の見どころを聞いた。
4Gamer:
よろしくお願いします。初心者向けの「新兵入団式」,そして経験者が対象となる「精鋭班訓練式」の2部構成でしたが,反応はいかがでしたか。
「新兵入団式」は女性の方がほとんどでしたが,簡単に遊べる「操作アシスト機能」を喜んでいただけました。「精鋭班訓練式」は,雷槍や対人立体機動装置をはじめとした新要素がメインで,こちらも好評でしたね。
4Gamer:
「操作アシスト機能」のどういった部分が好評だったのでしょう。
鈴木氏:
「自力で巨人をロックオンする(戦闘態勢に入る)」「巨人の身体にアンカーを突き刺して加速し,タイミング良くブレードで斬りつける」といった操作をボタン1つで行えるところですね。
4Gamer:
では,旧作「進撃の巨人」や前作「進撃の巨人2」を買って,操作が難しいと感じていた人でも安心して遊べる,と。
鈴木氏:
そうですね。また,アニメ版のSeason 3最終話までのストーリーが収録されているので,久々に遊ばれる方や,前作以降のお話をチェックされたい方にもおすすめです。
4Gamer:
では,本作ならではの「進撃の巨人」体験には,どういったものがあります。
鈴木氏:
自由かつ爽快に移動できる立体機動と,これを駆使した巨人との戦い。そして,アニメ版を再現するだけでなく,ゲームオリジナルとなるストーリーやイベントで,ほかでは見られないキャラクターの交流を体験できるところですね。
4Gamer:
なるほど。では,「壁外奪還モード」では,アニメにはない物語も見られるのでしょうか。
鈴木氏:
キャラクター達が勢力と時系列を問わず集まるので,敵対しているリヴァイとジークを同じ兵団に入れたり,2人が会話するなど,想像が膨らむシチュエーションを用意しています。もちろん,版権元にご監修いただいています。
今回当社が「進撃の巨人」のゲームを作るのも3回目になりますので,信頼関係を築き上げた上で,かなり自由にやらせていただきました。
また,「壁外奪還モード」で特定の条件を満たすと,原作キャラクターのパラメータを自由に上げられますので,たとえば頭脳派のアルミンの筋力を上げるなど,お好きなスタイルに成長させられますよ。
4Gamer:
ファンにはたまらないものになりそうですね。では,射撃装備の見どころを教えてください。
鈴木氏:
「両手に銃を持ち,手数で押す」というもので,ブレードによる斬撃装備とは正反対の特性を持っています。どちらの装備でもクリアしていただける調整になっています。キャラクターの能力やスキルも前作から再構築し,射撃装備が得意なキャラクターなどもいますので,特性に合わせた選択をするのもいいでしょうね。
4Gamer:
では,発売を楽しみにしているファンにメッセージをお願いします。
鈴木氏:
テレビアニメSeason 3までのストーリーを追体験できるのはもちろん,「射撃装備」や「雷槍」で新しい体験をしていただけますので,ご期待ください。また「壁外奪還モード」は自由に兵団を作れますので,とくに「進撃」ファンの方に遊んでほしいです。新しいスキルや装備を解禁し「ストーリーモード」をもう一度遊び直すのも楽しいでしょう。このように,ものすごくボリュームのある決定版となっていますので,ぜひお手に取っていただければと思います。
4Gamer:
ありがとうございました。
「進撃の巨人2 -Final Battle-」公式サイト
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進撃の巨人2 -Final Battle-
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(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
(C)2018-2019 コーエーテクモゲームス
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