連載
命がけで少女を描く。スマホ向け脱出ゲーム「まつろぱれっと」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第2271回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,スマホ向け脱出ゲーム「まつろぱれっと」(iOS / Android)を紹介しよう。
「まつろぱれっと」ダウンロードページ
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とある絵描きである主人公は,恐ろしくも美しい少女が描かれた絵画に魅入られてしまった。基本的な遊び方はオーソドックスな脱出ゲームであるが,随所にユニークなシステムも取り入れられている。
そしてダークでホラーな世界観やビジュアルもさることながら,とくに絵画の少女の可愛らしさ,恐ろしさは特筆に値する。
物語は1日単位で区切られている。部屋内のオブジェクトをタップし,ヒントを収集したあとは“魂を込めて”絵筆を握り,絵画に一筆入れることで1日を終える。ただし少女の機嫌を損ねた先に待つのは,すなわち死である。慎重に慎重を期して,ゲームを進めよう。
ゲーム中では,過去に彼女に囚われたものたちの記録を垣間見ることもできる。彼女の機嫌を損ねないための重要なヒントが隠されているので,ケータイは欠かさずにチェックしよう。
独特な世界観と,彼女の愛らしさが恐ろしくもある本作。しっかりした本筋だけでなく,サクサクと進められるプレイフィールも魅力だ。
無料ということもあり,ホラーな脱出ゲームを求めているのなら最適な1作と言える。もちろん,彼女の機嫌は損ねないように……。
著者紹介:瑞嶋カツヒロ
Wikipediaに記事があることを密かに誇りに思ってしまうおじさん。好きなものは銃(ドンパチ)・病原菌(ゾンビ)・鉄(巨大ロボ)。Webライターとして活動しており,自作の小説を売ったりもしている。
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(C)SleepingMuseum
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