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「龍が如く7 光と闇の行方」店頭体験会&サイン会をレポート。名越稔洋氏と横山昌義氏がシリーズ特有の熱い感動体験とRPG要素の相性のよさをアピール
サイン会の前に,名越氏と横山氏に対する囲み取材が行われた。以下にその模様をお伝えしよう。
──今回披露されたプレイアブルバージョンの見どころを教えてください。
「龍が如く7」本編の4章冒頭を切り取っている点に関しては,東京ゲームショウ2019に出展したバージョンと一緒ですが,今回は新たなチームメンバーとして向田紗栄子が加わり,4人でバトルができるようになっています。
またバトル中にアクションコマンドを追加入力してダメージ量をアップする機能や,ガードアクションを追加し,ライブコマンドRPGバトルを製品版とほぼ同じ内容にしています。
──本日は横浜でも体験会&サイン会を開催していましたが,ファンの皆さんからはどんな感想が寄せられましたか。
名越稔洋氏(以下,名越氏):
具体的な感想はまだ届いていないのですが,触っていただいた方は,これまでのシリーズから変化した部分に対する疑問が晴れて,これはこれで面白いという意見が増えているようで,ありがたいです。
「龍が如く7」に関しては触っていただくプロセスを小分けにしているんですが,これは我々にとってもRPGというジャンルを手がけるのが初めてなので,調整して出して,また調整して出してを繰り返しているからなんです。以前触ったという方も,新しいバージョンのほうがいい反応をしてくださる傾向にあるので,我々としても自信が出てきたところです。
横山氏:
プレイしてくださっているのを見ると,皆さんがアクションコマンドの追加入力を成功させているので,あまり説明しなくとも直感的に理解できるシステムになったんじゃないかと安心しています。
──女性専用の職業には,このバージョンで体験できる「チーママ」のほかに「アイドル」が発表されています。そのほかに女性専用職業もあるのでしょうか。
横山氏:
ありますが,数などの詳細はまだ公表できません。この場で言えるのは「事務職」でしょうか。これは助演女優オーディションで選出された鎌滝えりさんの専用職で,彼女は一番製菓の事務員からスタートします。この職業は,カッターや画鋲など事務用品を駆使して戦います。
──「龍が如く7」はキャラクターもシステムも刷新された意欲作ですが,セールスに対する手応えや自身のほどはいかがでしょうか。
名越氏:
まだ買うかどうか迷っていらっしゃる方はいると思います。そこは今回の体験会のような機会を通じて,理解を深めていただく努力を続けていきます。
ただ「龍が如く」という冠が付いている以上,濃い人間ドラマがあって見応えのある感動体験になっている部分は変わりません。その訴えかけは手を抜かずにやっていこうと。
これまでは,主にRPGという部分の理解を深めていただくことに力を入れてきましたが,それだけのコンテンツではなく,ドラマも相当熱いことを感じ取れる素材を提供していきますから,ぜひご期待ください。
──今回はプレイスポットにパチスロがありますけれども,セガのグループ企業であるサミーの機種は当然として,そのライバル企業にあたるユニバーサルエンターテインメントの機種があることに驚きました。
横山氏:
その件については,僕自身がストレートにお願いに行きました。僕もパチスロが好きなので,サミーはもちろん,ユニバーサルさんの機種が入れば遊技機ファンに刺さるだろうと考えたんです。ユニバーサルさんも快諾してくださいました。
パチンコやパチスロに関しては「龍が如く」シリーズ初期タイトルには結構入っていたのですが,「4」や「5」には実機が入っていなかったりして,プレイヤーの皆さんから「なぜ入っていないだ」という意見が寄せられていたんです。そこで今回は,歓楽街を表現するにあたりパチンコ屋に入って遊べるようにしようと考えていました。結果として,やってよかったです。
──ところで本日体験できたプレイアブルバージョンは,今後配信されるのでしょうか。
横山氏:
配信する予定です。日程については近日中にお知らせしますので,続報をお待ちください。
──最後に,「龍が如く7」に期待している人に向けてメッセージをお願いします。
名越氏:
RPGは,昔から日本人に根強い人気がある定番ジャンルです。ハードを筆頭にゲームのいろんなものが変わる中,RPGのDNAは時代を超えて遊び方や表現したいもののバリエーションとして広がっていくべきだと考えています。「龍が如く7」もその広がり方の1つで,そこでまたシリーズのファンを増やしていこうと。
もちろん,触り心地の悪いものを提案しているつもりはありません。触りやすく,新しいもの。僕自身,新しいシステムで新しい体験のゲームとなると,覚えなければならないことが多すぎて,ちょっと手を出しにくい。どちらかと言えば,昔ながらの遊び方で,新しい体験をさせてほしいんです。そのほうが話が早いし,面倒くさくない。「龍が如く7」は,RPGという昔ながらの遊び方で,新しい体験ができるコンテンツになっていると捉えています。
横山氏:
今回のプレイアブルバージョンは,あくまでもRPGのバトルアクションを手触りとして実感していただくためのものです。
現在開発中のバージョンをずっと遊んでいると,キャラクターを育てていく楽しさや,仲間を増やしていく楽しさを実感できる,すごくいいシステムになっていると感じます。これは,RPGがもともとそういう要素を持っている優れたシステムだからです。ストーリーの感じ方,感情移入の度合いが,これまでのシリーズと比較してもトップクラスに仕上がっていると思いますね。
とくにキャラクターへの愛着が強くなるんですよ。実際に自分で手をかけて育てていくので,もう仲間意識が格段に強くなります。それは今回のプレイアブルバージョンだけでは感じられないので,製品版で楽しんでいく部分かな,と考えています。ただ,これからストーリーなどの新情報を提供していきますので,それらを踏まえつつプレイアブルバージョンを改めて触っていただければ,これは本質的に「龍が如く」なんだということを理解していただけるはずです。
──ありがとうございました。
「龍が如く7 光と闇の行方」公式サイト
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