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[E3 2019]駆け引きがさらに熱く。「eFootball ウイニングイレブン 2020」をE3会場で体験してきた
今回プレイしたのはエキシビションマッチで,筆者がアーセナル,対戦相手のメキシコ人記者はバルセロナを使用した。キックオフとなり最初に感じたのがボールタッチの感覚の違いだ。前作「ウイニングイレブン 2019」と比べると,ドリブルをしていてもボールのどこに触っているのかが,なんとなく分かるようになっていた。これは本作で新たに実装された,新ボールコントロール「フィネスドリブル」の効果で,ドリブルの能力に優れた選手を使っていれば,より繊細なボールタッチで,細かく方向を変えるようなドリブルもできるだろう。
細かく動かせるのはボールを保持している選手だけでなく,ディフェンス側の選手も同様だ。ディフェンス時に左スティックを軽く入れると,その方向に選手の重心が移動し,さらにスティックを入れることで,その方向に足が動く。ドリブルをしてきた選手と1対1で対峙したときなどは,闇雲に動かず,フェイントをかけて相手の出方を見るといったことも可能だ。
さらに本作では,トラップのバリエーションが増えている。胸などでトラップした際,どこにボールを落とすかもある程度コントロールできる。マークが付いたシチュエーションでトラップをするときなどは,そこからすでに駆け引きが始まっている。ボールを細かくコントロールできるようになったことで,対戦がより白熱するようになったわけだ。
また,パスの精度も大きく変わった。本作は体勢が整っていない状態でパスを出しても,思ったところにいかないということが多い。前作でもその傾向はあったが,本作はよりそれが顕著になっており,今まで以上にフリーな状態の選手を作るのが重要になったと感じた。フリーであれば,ロングパスもかなり正確に出せ(選手の能力にもよる),大きな展開のサッカーができるだろう。
ちなみに,「ウイニングイレブン 2017」から「ウイニングイレブン 2018」のときのような操作方法の変更はなく,フリーキックやコーナーキックなどの操作方法は「ウイニングイレブン 2019」と同じだった。ゲームプランの操作も同じだったので,前作を遊んでいた人であれば,戸惑うことはほぼないだろう。
ウイニングイレブンシリーズは,発売ギリギリまでバランス調整が行われる傾向があるだけに今後どうなるかは未知数だが,「eFootball ウイニングイレブン 2020」は前作をベースに,より対戦での駆け引きを楽しめるように進化した作品といえる。今後のさらなる情報公開を楽しみにしつつ,発売日を待ちたい。
「eFootball ウイニングイレブン 2020」公式サイト
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