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勇者と魔物と世界の真実。Android向けクリッカーゲーム「A HERO AND A GARDEN」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第2075回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,Android向けクリッカーゲーム「A HERO AND A GARDEN」を紹介しよう。クリッカーゲームとしてのゲーム性は薄めで,物語重視の作品だ。
「A HERO AND A GARDEN」ダウンロードページ
魔物の塔に幽閉されているお姫様を救い出すため,ひとりの勇者が立ち上がる。しかし,彼は姫の救出に失敗してしまい,塔にとらわれてしまった。すると“角”(と勝手に呼んでいる男)に「塔の庭にあるベリーを育ててください」と,なぜか仕事を任されてしまう。
嫌々ながらも懸命に働きながら,勇者は魔物たちと交流していく。そうして魔物と心を交わしていく先で,彼はこの世界の真実を知る。
ゲーム性はいたってシンプル。勇者と魔物の物語を読み進めるため,簡単なクリックゲームをこなしていくだけだ。ベリーの木に実った果実はタップで回収できるので,「〜〜のベリーの実をいくつ納品してください」といったオーダーに合わせて,必要な数を収穫をしよう。
なお,収穫自体を魔物にアシストしてもらう機能も存在するため,スピーディではないが任せっきりでも問題なしだ。
ベリーを納品して魔物と交流すると,お礼に「コイン」がもらえる。これを損壊してしまっている近隣施設の修復に用いることで,ストーリーも進展する。すべての施設を修復できるように頑張ろう。
ちまちまとベリーを納品していけば,誰でも簡単に最後まで楽しめる本作。人と魔物の関係性を問う,哲学的な一面もさることながら,優しい気持ちになりたいときに遊びたい1本だ。
著者紹介:オクムラワタル
平成生まれのゲーム野郎。ファミコンとともに幼年期を過ごし,ゲームによって育てられた存在。ジャンルを問わずゲームを愛しており,FPSから恋愛シミューレーションまでなんでもいじる。ちなみに説明書は読まない派である。
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