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[TGS 2019]日本のゲーマーに刺さりそうな台湾発のアクションゲーム「Vigil the Longest Night」「Neverinth」を紹介
「Vigil: The Longest Night」(PC/PS4/Xbox One/Switch)
本作は,Glass Heart Gamesが開発中の横スクロールアクションで,2020年に,PC/PS4/Switch/Xbox Oneで発売予定のタイトルだ。
女神の力で明けない夜が続く世界で,“ヴィジル”と呼ばれる夜警団に所属する女性「レイラ」が,街を脅かすモンスターたちと対峙していくという物語が描かれる。
ゲームシステムは,王道な横スクロールのプラットフォームアクションで,プレイヤーは剣,双剣,弓,ハルバードといったさまざまな武器を切り替えて戦いながら,明けない夜の世界を探索していく。
基本的な攻撃アクションは,隙の少ないが威力も小さい弱攻撃と,隙は大きいがパワフルな強攻撃の2つだ。回避やガードで敵の隙を見計らいつつ,攻撃を叩き込んでいくのがセオリーとなる。
また,戦闘でレベルアップして得たポイントを使って,特殊なアクションを取得できるキャラクターの成長要素もあり,プレイヤーが伸ばしたいものに割り振って好きなようにカスタマイズできる。
本作は,特にアートが素晴らしく,不気味でありながら美しくもある世界やおどろどろしいモンスターたちの描画には,目を見張るものがある。ブースにいた開発者によれば,クトゥルフ神話と台湾のホラーに強く影響されているとのことで,クトゥルフではお約束の海を舞台にしたエリアや,海産物っぽい魔物も登場する。
ストーリーについて,物語の序盤では「ヴィジルが明けない夜の秩序を守って戦っている」ということくらいしか明かされておらず,「この世界はいったい何なのか」「明けない夜を作り出した女神とはどういう存在なのか」など多くの謎に包まれている。
これについては,ゲームを進めていくうちにだんだんと明かされていくほか,道中を探索している最中に手に入る書物などを読み解いていくことで分かるようになっているそうだ。
現在日本での配信は未定とのことだが,ぜひともローカライズして国内でも展開してほしいと思ったタイトルだった。
「Neverinth」(PC)
「Neverinth」は,CreAct Gamesが手掛けるローグライク要素のある3DアクションRPGで,2019年4月にはアーリーアクセス版が配信されている。ゲームの世界観は北欧神話をテーマにしており,プレイヤーは3人のヴァルキリー(完成版では5人になる予定)と呼ばれる女の子から好きなキャラを選んでダンジョンに潜っていく。
ダンジョンは挑戦するたびにランダム生成され,一定の階層ごとに強大なボスが待ち構えている。また,道中には装備するとスキルを取得できるモジュールやアイテムなどが落ちていることもあり,それを利用してゲーム攻略を有利に進められる。
アーリーアクセス版の配信当初はプレイアブルキャラも1人でちょっと物足りない印象があったが,展示されている最新バージョンは,キャラの追加に加えて,ランダム生成されるダンジョンの部屋のバリエーションも増えていた。
会場で遊んだプレイフィールも,キャラごとの個別のアクションが増えていたり,スキルによるキャラクターのカスタム要素が出てきたりと,何度かのアップデートを重ねて,独自色が出てきたと感じた。
CreAct Gamesの蔡建毅(Alex Tsai)氏によると,今後もより新しい遊びを提供するために,Steamコミュニティの意見を聞きながら,引き続き開発を進めていくという。アーリーアクセスが終了し完成するのは,今から1年後くらいになるとのことで,これからどうゲームが進化していくのか大いに期待したい。
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