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お気に入りの「指導者」を勝利に導け。新作「ガンダムネットワーク大戦」のプロデューサー丸山和也氏にインタビュー
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印刷2019/08/29 18:00

インタビュー

お気に入りの「指導者」を勝利に導け。新作「ガンダムネットワーク大戦」のプロデューサー丸山和也氏にインタビュー

 アニメ「機動戦士ガンダム」が今年で40周年を迎える。これを記念して登場するのが,PCブラウザゲーム「ガンダムネットワーク大戦」だ。

画像集 No.002のサムネイル画像 / お気に入りの「指導者」を勝利に導け。新作「ガンダムネットワーク大戦」のプロデューサー丸山和也氏にインタビュー

 本作は,レビル将軍やギレン総帥といったカリスマを「指導者」と仰ぎ,プレイヤーが所属する「同盟」が競い合う“多人数同盟バトルシミュレーションゲーム”となっている。ガンダムに登場するカリスマたちを自らが勝利に導くという,ファンにはたまらないシチュエーションだが,実際のゲームプレイはどうなるのだろうか。その詳細について,本作プロデューサーの丸山和也氏に聞いた。


カリスマ性のある「指導者」を仰ぎ,同盟を組んで勝利を目指す


4Gamer:
 本日はよろしくお願いします。最初に「ガンダムネットワーク大戦」のコンセプトを教えてください。

画像集 No.022のサムネイル画像 / お気に入りの「指導者」を勝利に導け。新作「ガンダムネットワーク大戦」のプロデューサー丸山和也氏にインタビュー
丸山和也氏(以下,丸山氏):
 コンセプトは「ガンダムとともに成長し,大人になったガンダムファンが,仕事をしながらでも長く遊んでいただけるゲーム」ですね。社会人の方でも遊びやすいよう,1日数回のログインから楽しめるシステムになっています。
 実は,初のPCガンダムオンラインゲームだった「ガンダムネットワークオペレーション」(以下,GNO)の一番の魅力だった「ガンダムを好きな人同士でコミュニティを作り,チャットをしながらノンビリ楽しむ」という部分を継承したいと思って作っているんですよ。

4Gamer:
 「GNO」とは懐かしいですね! つまり,「ガンダムネットワーク大戦」はシリーズ最新作ということになるのでしょうか。

丸山氏:
 月額課金で,かつ原作のストーリー(IFを含む)を繰り返し体験する「GNO」シリーズと今作では大きく異なる点もありますが,「ガンダムネットワーク」の名がタイトルに入っている通り,継承している点は多くありますね。先ほど話した「コミュニティを形成し,チャットをしながらプレイする」点や「社会人の方でも遊びやすいよう,1日数回のログインから楽しめるシステム」といった点がそうですね。

4Gamer:
 「GNO」は私も遊んでいましたが,地球連邦軍とジオン軍に分かれ,3か月を1シーズンとして「一年戦争」を繰り返し戦うという内容でした。シーズンの終了直前には,ワールドチャットで「ジーク・ジオン」のシュプレヒコールをするなど,チャットも盛り上がった記憶があります。今回の「ガンダムネットワーク大戦」も地球連邦軍 vs. ジオン軍という図式なのでしょうか。

丸山氏:
 サービス開始時点で登場するのは,初代「機動戦士ガンダム」に「第08MS小隊」などのOVAや外伝作品を含めた一年戦争のキャラクターやモビルスーツです。ただ,地球連邦軍やジオン軍といった勢力のくくりはありません。「GNO」の原作ストーリー(IFを含む)を繰り返しなぞるのではなく,プレイヤーが自由に同盟を結成したり,お気に入りの原作「指導者」キャラクターのもとに集って戦います。また,「GNO」では3か月単位を繰り返しプレイしていましたが,今作は2か月でワールド制覇を目指すといった内容になっています。

4Gamer:
 キャラクターやモビルスーツは,勢力に関わらずプレイヤーが好きに集めることができるわけですか。そして,本作も「GNO」のようにシーズン制を採用するんですね。

丸山氏:
 はい。1ワールドごとに数千人以上のプレイヤーがリアルタイムで戦闘を繰り広げ,ワールド制覇を目指すというのがゲームの最大目標です。プレイヤーさんは,まず一個人としてワールドに配置され,自軍を強化しつつ,ほかのプレイヤーさんと「同盟」を組んだりしながら,やがて同盟同士が争って「戦略基地」などを奪い合うんです。

4Gamer:
 いわゆる「ギルドバトル」や「村ゲー」に近いシステムということですね。戦いの流れはどのような感じなのでしょうか。

丸山氏:
 前半1か月は地上で戦い,各種の資源や宇宙(そら)で優位になるための施設を押さえます。後半1か月は地上に加え,宇宙での戦いも始まりますので,宇宙専用機体なども駆使して最終的なワールド制覇の決着を付けるんです。

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4Gamer:
 戦場が移り変わるあたりはガンダムですね。

丸山氏:
 各同盟は条件を満たすと「指導者」を迎え入れることができ,また「指導者」を掲げる他同盟を倒すことでその同盟の「指導者」を奪い取ることも可能です。さらに各「指導者」はそれぞれ固有の「指導者スキル」を持っており,それを駆使してさらに同盟を強化していきます。なんといっても,本作のキャッチコピーは「あの人を勝たせたい」ですから。

4Gamer:
 どういうキャラクターが指導者として選ばれているのでしょうか。

丸山氏:
 「カリスマ性のある人」が中心ですね。レビル将軍やギレン総帥,デギン公王といった大物から,ランバ・ラルやブライトのように階級は低いけれど現場から慕われる人まで,本作ではさまざまなキャラクターが指導者となります。有名どころばかりではなく,「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」からはサスロ・ザビやジンバ・ラルなど,今回台詞を新規収録して登場してもらっているキャラクターもいます。変わりダネでは,あのククルス・ドアンも指導者として登場して,子供たちの為に「指導者」として戦っています。

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4Gamer:
 階級や地位とは別の基準で選ばれているわけですね。キービジュアルにはゴップもいました。でも,原作アニメではあまり良い印象がなく,シミュレーションゲーム「ギレンの野望」の初期作でも階級が高いだけのお荷物という印象でしたから……カリスマという感じの人ではないような。各種外伝コミックから入った人だとまた印象が違うのかもしれませんが。

丸山氏:
 カリスマ性があるかどうかはともかく,実際に大企業の上役としていそうな人物ですよね。こうしたリアルな人物描写が「機動戦士ガンダム」の魅力ですから,やはりゴップも連邦軍で登りつめた指導者の一人です(笑)。

4Gamer:
 なるほど。ランバ・ラルやブライトは,戦場で戦う現場指揮官としての印象も強いですが,「ガンダムネットワーク大戦」では指導者としてのみの登場となるのでしょうか?

丸山氏:
 ランバ・ラルは「パイロット」,ブライトは艦長相当の「サポート」としても登場します。指導者が現場で戦わない,というわけではありません。また「内政」担当の「内政官」にすることも可能なキャラクターも登場します。

4Gamer:
 それは朗報ですね。では,指導者スキルとはどういうものなのでしょう。

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丸山氏:
 その指導者と関わりの深いものですね。例えばギレン総帥だと「ソーラ・レイ」という指導者スキルを持っています。効果は絶大ですが,そう簡単には使えないといった制約があります。いつ・どこで放つかは同盟内での話し合いが重要になるでしょう。「金曜日のいついつにソーラ・レイを使い,一気に攻勢に出る!」といった感じですね。実は先ほどお話に出たゴップも,なかなか強力な指導者スキルを持っていますよ(笑)。

4Gamer:
 ゴップも侮れないんですね。では,同盟はどのようにして指導者を迎えるのでしょうか。

丸山氏:
 指導者ごとに決められた条件を満たさないといけません。基本的には,同盟メンバーから寄付を募り,「同盟レベル」を上げていく必要があります。偉大な指導者ほど高い同盟レベルが必要となるので,そうそう選べないようになっているんです。

4Gamer:
 低い同盟レベルで迎えられる指導者にするか,頑張って強い指導者を迎えるかということになるのでしょうか。そうすると,どの指導者を選ぶか,同盟内で意見を取りまとめるのが大変になりそうです。欲しい指導者がほかの同盟にいることもあるでしょうし。たとえば複数の同盟が同じ指導者を仰げたりするのでしょうか。

丸山氏:
 指導者はワールドに1人ですから,他同盟が担いでいる指導者を迎えたければ,先ほど話したように,その同盟と戦って勝たなければなりません。ただ,パイロット,サポート,内政官は指導者とダブっていても大丈夫です。

4Gamer:
 手元にパイロットのランバ・ラルがいるけれど,自身もしくは,ほかの同盟に指導者のランバ・ラルがいる……といったことはあるわけですね。

丸山氏:
 はい。それと,指導者のボイスは新たに収録していますので,ファンは必聴です。たまたま迎えた指導者でも,魅力を再発見して,映像作品を見直すなどしていただければ嬉しいです。また,指導者は絶対に必要というわけではなく,指導者なしの同盟でもプレイは可能です。

4Gamer:
 人気の指導者は競争率も高くなりそうですね。では,最終的にプレイヤーはどこかの同盟に属することになるのでしょうか?

丸山氏:
 1人の同盟でのプレイでも問題ありません。誰もがワールド制覇を目標とするわけでもないですし,そうした時間があるわけでもありませんから。我々の望みは,プレイヤーさんご自身のペースで長く遊び続けていただくことにあるんです。

4Gamer:
 ワールド制覇はあくまで目標の1つであると。

丸山氏:
 はい。ガンダムファン同士でチャットを楽しめる場を提供したいという思いで制作しているのが「ガンダムネットワーク大戦」です。「GNO」ではアムロ・レイ役の古谷 徹さんが実名でプレイをしておられて大変盛り上がりましたから,「ガンダムネットワーク大戦」でもそうなると嬉しいですね。なんといっても40周年というタイミングですし。


4Gamer:
 「GNO」で私はジオン側だったので,古谷さんがいるのが羨ましくて仕方なかったです(笑)。今回はワールド全体で楽しめる企画も期待しています。


カツ・レツ・キッカなど,さまざまな人々が登場


4Gamer:
 では,プレイヤー個人がやるべきことと,ゲームサイクルについて教えてください。

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丸山氏:
 プレイヤーさんの1人ひとりに基地が与えられますので,内政を行って施設を充実させていきます。ここで生産したモビルスーツを戦艦に搭載し,ワールドの全員が共有している「戦略マップ」に出撃させ,拠点を押さえるなどして同盟に貢献していくんです。戦艦が目的地に着くまでには距離に応じた時間がかかりますから,同盟の仲間とうまくタイミングを合わせて皆で攻め込むような戦略が重要となります。

4Gamer:
 内政はどのようにして行うのでしょうか。

丸山氏:
 基地施設のそれぞれに、先ほどお話しした「内政官」のキャラクターを配置できます。内政官は資源を集めるのに使えるスキルを持っていますので,彼らの活躍も見どころです。多くのガンダムゲームではパイロットや艦長といった戦闘要員にスポットが当たりがちですが,「ガンダムネットワーク大戦」の内政官には戦闘向きでない人々も登場します。

4Gamer:
 どのような人が登場するのでしょうか。

丸山氏:
 サービス開始時点でも,多くの内政官がいてカツ・レツ・キッカの3人組など,普通のガンダムゲームではあまり見ないキャラクターもたくさん出てきます。今後も名前のあるキャラクターはどんどん出していくという方針を採っていて,シーズンが終わるごとに新しい内政官や指導者,パイロット,モビルスーツを追加していく予定です。

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4Gamer:
 いろいろなキャラクターにスポットが当たるのはいいですね。今後追加されていくのは一年戦争と外伝関連に限られるのでしょうか?

丸山氏:
 そういうわけではありません。宇宙世紀の年代を追って追加していきます。

4Gamer:
 歴史の中で立場や役割が変わるキャラクターはどうなるのでしょうか。例えばアムロだと,一年戦争では生き残るために戦う少年パイロット,「機動戦士Zガンダム」では失意の中から再起しようとする青年,「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」だと事態に対応し続ける現場指揮官……と,成長に伴って人物像とイメージが変転していきます。最後のアムロなら指導者にもなれそうな気もしますが……。

丸山氏:
 同じキャラクターの年代違いも積極的に追加していきたいですね。後期のアムロなら,指導者としての実装も検討していきたいです。

4Gamer:
 それは楽しみです。これも歴史物の醍醐味ですね。原作で縁の深いキャラクターを揃えると何かいいことはありますか。

丸山氏:
 はい。部隊には「サポート」「パイロット」という2系列のキャラクターたちを配備するんですが,縁の深い人々で固めると「連携スキル」が発動します。例えば,ホワイトベースのクルーを集めると「第13独立部隊」という連携スキルが発動するんです。

4Gamer:
 たくさんのキャラクターを揃えたくなりそうですね。となると気になるのが課金要素で……キャラクターの入手はやはりガシャなのでしょうか。

丸山氏:
 いえ,キャラクターには課金要素はなく,プレイを続けることで手に入れていただけますよ。図鑑もありますので,コレクションを楽しんでください。モビルスーツについては,自分の基地での開発,ランダム提供となるいわゆるガシャなどで入手していただけます。なお,ゲームのサービス形態としては基本プレイ無料+アイテム課金になります。

4Gamer:
 では,ほかの課金要素にはどのようなものがあるのでしょうか。

丸山氏:
 さまざまな行動に要する時間を縮める,いわゆる「時短系アイテム」を用意しています。「ブラウザ三国志」で知られるマーベラスさんに運営協力をお願いしていまして,各種のノウハウを本作に応用する形となっているんです。

4Gamer:
 なるほど。一方で,村もので時短系アイテムが強いと,リアルで資金力のある人が有利になりそうですが。

丸山氏:
 時短系アイテムを使うことで有利になるのは確かです。しかし,すべての時短系アイテムを無制限に使えるのではなく,キーになるものには回数制限を設ける予定です。

4Gamer:
 分かりました。ところで,このタイプのゲームですと,強いギルドの領地がどんどん広がっていき,後から始めたプレイヤーが窮屈な思いをしたり,最悪の場合はプレイが立ちゆかなくなることもあります。何か対策はあるのでしょうか。

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丸山氏:
 プレイヤーさんの領地と,みなさんが共有する戦略マップは別ですので,窮屈な思いをする心配はありません。同盟が奪い合うのはあくまで戦略マップ上に点在する拠点です。拠点を制圧すると「制覇功績」が手に入り,その合計を競い合う形になります。また,拠点から相手同盟の本拠地である「同盟本拠点」を落とせれば,同盟を滅ぼして決着を付けることが可能です。なので,「たまたまスタート時の場所が強豪同盟のそばで2か月間何もできなかった」といった状況は,極力緩和できるのではと考えています。

4Gamer:
 いきなり他の同盟とやりあう対人戦はハードルが高いと感じる人もいると思います。

丸山氏:
 戦略マップには「エネミー部隊」という,コンピューターが操作するNPCが存在しますから,こちらを相手に腕試しができます。また,1人用のコンテンツとして「探索モード」を用意していまして,部隊を派遣することでさまざまな報酬を得るという遊びもあるんです。
 我々はプレイヤーさん全員に「同盟に所属して激しく対人戦をする」というスタイルを強制するつもりはありません。好きなモビルスーツを集めたり,キャラクターを育てたりといったニーズを持つ方が多いことは認識していまして,個人でも遊んでいただけるようにしています。

4Gamer:
 ゲームサイクルという意味では,本作にログインするペースはどれくらいになりそうでしょうか。先ほど時短の話もありましたが,できるだけ長くゲームにログインをしていたほうが有利ということは?

丸山氏:
 必ずしもそうではありません。同盟同士の戦闘は午前2時から7時までは「休戦タイム」を設けることで緩和しています。先ほどの探索モードでも,1日3回のログインだけでも一定の報酬を得られるような設計にしており,定期的に実施するイベントでも,それぞれの遊び方に応じて楽しめるように段階を設けて難易度を設定しています。
 「ガンダムネットワーク大戦」はPCブラウザゲームですので,比較的低スペックのノートPCでも遊びやすくしています。出勤前に内政を行い,昼休みに出先のPCで探索モードを指示し,家に帰って結果を見る……といったようなサイクルでも遊ぶことが可能です。

4Gamer:
 そのあたりはブラウザゲームとしての強みですね。スマートフォンには対応していますか?

丸山氏:
 いえ,現時点では対応の予定はありません。今作は,ファースト世代の大人向けということもあり,24時間いつでも好きなときに遊べるというよりは,「時間を決めて遊びたいときにしっかりプレイ」したり,「ノートPCで別の作業をしながら,同時に立ち上げているゲームの進捗を時々確認する」といったようなスタイルでのプレイを想定していますので。

4Gamer:
 スマートフォンでも状況を確認できると便利だと思うので,期待したいところですが。
 ところで,本作の戦闘はどんなシステムになるのでしょうか。

丸山氏:
 自軍の部隊と敵部隊がオートで戦います。その様子はリプレイで後から確認できます。リプレイは3Dグラフィックスで表示され,モビルスーツが戦ったり,パイロットのスキルが発動したりする様子を見ることができるんです。もちろん,結果だけをチェックすることもできますよ。

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4Gamer:
 その戦闘も2か月で1シーズンが終わるということでした。艦長やパイロット,モビルスーツといった資産はどうなるのでしょうか。

丸山氏:
 個人資産はモビルスーツもキャラクターも引き継がれます。同盟については,シーズン終了時に解散となります。

4Gamer:
 毎シーズンで同じ指導者を選んでいたら顔見知りがいて,「この人,いつもランバ・ラルを推しているな……」といった新たな出会いにも期待できそうですね(笑)。では,最後に読者へのメッセージをお願いします。

丸山氏:
 「ガンダムネットワーク大戦」は,いわゆるファーストガンダムファンの皆さんにオススメのゲームになっています。今年は40周年ということでガンダム関連の催しが目白押しで,先日は公式YouTubeチャンネルが開設され,9月7日〜8日にはLIVE「GUNDAM 40th FES.“LIVE-BEYOND”」,ハリウッド映画化も発表されるなどこれからも盛りだくさんです。
 昔からガンダムが好きだけれど,最近は忙しくて……という方には,40周年のこのタイミングで「ガンダムネットワーク大戦」でチャットしながら一緒にガンダム映像作品を観るといったようなコミュニティをゲームの中で作れればと思っております。ぜひ「事前登録」をしてオープンベータテスト開始までお待ちください。できるだけ早く開始できるよう開発中です!

「GUNDAM 40th FES.“LIVE-BEYOND”」公式サイト


 なお,今「事前登録」の開始に合わせて,特製ノートPC(3名)やポロシャツ(100名)が抽選で,また「ブライト・ノア」シリアルコードがもれなく全員もらえる「事前登録キャンペーン」も実施していますので,ぜひよろしくお願いします。

4Gamer:
 ありがとうございました。

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