プレイレポート
初音ミクたちと一緒に歌って踊る新作リズムゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ feat.初音ミク」の先行プレイレポートを掲載
※1:初音ミク,鏡音リン,鏡音レン,巡音ルカ,MEIKO,KAITOなど,クリプトン・フューチャー・メディアが手がけたバーチャル・シンガーソフトウェアのキャラクターの総称
本作はセガとクリプトン・フューチャー・メディア(※2),Craft Egg/Colorful Palette(※3)による共同開発プロジェクトで,初音ミクが起用されたセガの「Project DIVA」シリーズとは異なるゲームデザインになっている。
本稿では,そんな本作の先行プレイレポートとして,ゲーム概要やインプレッションをお届けしよう。
※2:効果音やサウンド素材の開発・輸入販売を行うほか,ヤマハの音声合成エンジン「VOCALOID」を採用した音声合成ソフトの製造・販売を手がける。「初音ミク」を始めとしたピアプロキャラクターズを生み出した企業
※3:スマホ向けリズムゲーム「バンドリ!ガールズバンドパーティ!」の開発・運営を手掛ける。「Colorful Palette」は同社の新設スタジオで,本作の開発を担当
まずは,「初音ミク」について(知っている人も多いと思うが)あらためて紹介しておこう。
「初音ミク」は,歌詞とメロディーを入力することで誰でも歌声を入れた音楽を創り出せる,クリプトン・フューチャー・メディアが開発したソフトウェア,およびキャラクターだ。「初音ミク」のほかに,「鏡音リン・レン」「巡音ルカ」「MEIKO」「KAITO」といったソフトウェア,およびキャラクターも存在しており,彼らは「ピアプロキャラクターズ」と総称されている。
大勢のクリエイターが「初音ミク」で作った音楽をインターネットで公開したことで,一大ムーブメントが起こったほか,キャラクターそのものにも注目が集まり,今では“バーチャル・シンガー”として,グッズ展開やライブが行われるなど多方面で活躍し,世界的な人気を誇っている存在だ。
20人の少年少女が初音ミクたちと共に
“セカイ”で本当の想いを見つけ出す
本作では,「現代の日本」と「セカイ」という2つの舞台で物語が展開される。初音ミクたちは,「現代の日本」ではバーチャル・シンガーとして活躍し,「セカイ」では少年少女(本作に登場するオリジナルキャラクター)たちの,本当の想いを見つけ出すサポート役として登場する。
「セカイ」とは“想い”から生まれた場所で,歌が生まれる場所でもある。ここには,強い想いを持っている少年少女のデバイスに突如生じる,「Untitled」という曲を再生すると行けるようになるという。訪れた者が本当の想いを見つけ出したとき,「Untitled」に名前がつき,歌が生まれるのだ。
そんな「Untitled」を見つける強い想いを持った少年少女は,「バンド」「アイドル」「ストリート」「ミュージカル」「アンダーグラウンド」という,それぞれの音楽性ごとに5つのユニットのいずれかに所属している。
Leo/need
MORE MORE JUMP!
Vivid BAD SQUAD
ワンダーランズ×ショウタイム
25時、ナイトコードで
バーチャル・シンガーはそれぞれの「セカイ」に存在し,「セカイ」によって雰囲気が異なっている。
オリジナル3DMVも多数収録
幅広い難度でプレイも可能
本作の軸となるリズムゲーム部分は,画面奥から手前に向かってくるノーツを,手前の判定ラインに来たタイミングで操作するというオーソドックスな形式だ。リズムゲーム経験者であれば操作に迷うことはないだろう。もちろん,本作で初めてリズムゲームに触れるという人でも,非常にシンプルな操作なのですぐに覚えられる。
本作のリズムゲーム部分ではノーツの種類がタップ(叩く),ホールド(長押し),スライド(なぞる),フリック(弾く)と4種類存在し,ノーツを見ればその違いはすぐに分かる。これらの操作を,流れてくるノーツの種類に合わせてタイミングよく実行するのだが,ミスを繰り返しすぎると楽曲が途中で止まってしまう。楽曲の完走を目指し,リズムにのってノーツに対応していこう。
ノーツは横幅が一定ではなく,楽曲や難度によって大きさが変わることもある。これにより,流れてくるノーツのバリエーションが広がったり,場合によっては曲に合わせて文字のように表現されていたりするのが面白い。本作の自由な形のノーツは,リズムゲームそのものだけでなく,見た目でも楽しませてくれるのだ。なお,すべての楽曲で稀に現れる“黄色く光るノーツ”はスコアアップの効果を持っているが,操作自体は各ノーツのものと一緒となっている。
そして気になる収録楽曲だが,本作には定番の楽曲から最新の楽曲まで幅広く収録される予定で,今回の先行プレイでは8曲が用意されていた。各楽曲には「EASY」「NORMAL」「HARD」「EXPERT」「MASTER」と5段階の難度が用意されており,自分の腕前に合わせてプレイできる。
また楽曲によっては,その楽曲を担当するユニットとバーチャル・シンガーが一緒に歌う「セカイver.」と,バーチャル・シンガーのみで歌う「バーチャル・シンガーver.」の2種類が存在する。
さらに,リズムゲームのプレイ中のバックグラウンドには,オリジナルの3DMVが流れる楽曲も多く収録されており,その楽曲を担当するユニットだけでなく,自分が編成したユニットのメンバーを登場させることも可能だ。
さらに,本作にはライブ衣装を変更できる機能が導入されており,好みの衣装で3DMVに登場させることもできる。お気に入りメンバーを好きな衣装に変更して3DMVに登場させれば,プレイヤーのテンションも一気に上ること間違いなしだ。
ライブを成功に導く,メンバー育成システム
物語を進めるとさまざまなメンバーが仲間になっていくのだが,メインユニットとして編成し,リズムゲームをクリアしたり,アイテムを使った「練習」をしたりすることでレベルを上げられる。
また,レベル上限を引き上げる「特訓」や,メンバーに備わっているスキルを強化する「スキルアップ」のほか,特別なアイテムを消費してメンバーの総合力をアップさせる「マスタートレーニング」といった要素も用意されている。これらの育成要素を活用してメンバーを強化することで,リズムゲームのクリア率を上げたり,スコアアップを狙ったりしていこう。
ほかにも,本作には「キャラクターランク」と呼ばれる要素があり,キャラクターごとに設定されている「キャラクターミッション」を成功させていくことで,総合力にボーナスが付いたり,報酬を獲得したりできる。
本作には上記の内容以外にも,プレイヤー5人でリズムゲームを楽しめる「みんなでライブ」や「MV視聴」といったコンテンツが用意されている。さらに“本作独自の大きな要素”も存在しているとのことなのだが,先行プレイでは確認できなかったので続報に期待したい。
初音ミクたちが好きな人はもちろんプレイ必須のタイトルと言えるが,リズムゲーム好きな人,オリジナルキャラクターや世界観に興味を持った人も,ぜひチェックしておいてほしい。
「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」公式サイト
- 関連タイトル:
プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク
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プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク
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(C)SEGA / (C)Colorful Palette Inc. /
(C)Crypton Future Media, INC. www.piapro.net All rights reserved.
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