カリフォルニア州サンノゼで開催中のOculus Connect 6で,Sanzaru Gamesの「
Asgard’s Wrath」が日本では
2019年10月11日,Insomniac Gamesの「
Stormland」が
11月15日に発売されることがアナウンスされ,これに合わせてプレオーダーが開始された。
「Asgard’s Wrath」は,アスガルドの神々の中で次の頂点に立つために戦いを繰り広げていくという,Oculus Rift向けの一人称視点アクションアドベンチャーだ。当初はトリックスターとして知られるロキのもとで活動する弱い神に過ぎない主人公が,人間に憑依してミッドガルドに降臨し,人間達の能力やスキルを吸収しながら成長していく。
元の姿は巨人のような大きさで,ときおり神の姿に戻ってパズルを解いたり,空を飛ぶタカや海のサメなどを摘まみ上げて,“トランスミューテーション”というパワーを使って半獣半人の姿に変化させ,彼らをコンパニオンとして旅のお供に利用できるのも面白い。グラフィックスはかなり緻密に描かれている印象で,40時間に達するというキャンペーンもボリュームたっぷりだ。
一方の「Stormland」は,テンペスト(嵐)によって体を破壊されたアンドロイドの主人公が,自分のボディを補強するパーツを探しながら旅を続け,仲間達を救い出していくという,Oculus Rift向けのオープンワールド型FPSだ。舞台となる浮遊大陸はある程度,自動生成されるうえ,2人のプレイヤーによるCo-opモードもサポートしているので,長く遊べるゲームになりそうだ。
本作では雲海の中を飛び回ることができ,サイクロンバーストというスキルを身に付ければさらに高速で移動できる。イベントではジャングルでパズルを解いたり,敵と銃撃戦を繰り広げたりといったシーンが紹介されており,ゲームプレイにもかなりの幅があるのが分かった。
どちらも,VRゲーム市場においてコアゲーマー層を魅了すべく開発が進められてきた作品だけに,VRユーザーならしっかり押さえておきたい作品に仕上がるはずだ。Oculus Connect 6で発表された「Oculus Link」にも対応しており,エキスポフロアではOculus Questを使った試遊も行われていた。
Oculus Connect 6会場で,Oculus Linkを使った「Stormland」のデモをプレイしていた参加者
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