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グランドストラテジー新作「Crusader Kings III」がPC/Xbox One向けにリリース。ローンチトレイラーが公開
「Crusader Kings III」は,ノルマン侵攻が始まった1066年,もしくはバイキングの大異教軍が北ヨーロッパを中心に活動し始めた867年から,東ローマ帝国が滅亡する1453年までを,ヨーロッパ全土はもちろん,モンゴルやチベット,インドや中央アフリカにまたがる何百という国家や部族を選択し,地域的な勢力の拡大や弱小国家からの立て直しなどを楽しめる。
内部開発チームであるParadox Development Studioの「Clausewitz 2」エンジンにより,前作のオリジナル版から4倍というディテールに富んだマップが用意されており,カバーされるエリアそのものはそれほど変化していないものの,新たに複数の「バロニー」(男爵が統治する地領)を州内に設置していくことが可能だ。
商業同盟と神権政治国家はローンチ時点でサポートされていないが,すぐに異端扱いされがちだったキリスト教以外の宗教勢力でもプレイすることが可能で,プレイヤーの必要に応じてpiatyポイントを消費し,聖職者の権限から同性愛の許容度まで,細かくカスタマイズできるようになっている。さらに勢力は5つに分けられ,宗主国からの独立を目指す「Independence」,新たな宗主国を模索する「Claimant」,地域からCrown Authorityを軽減して自由を目指す「Liberty」,その地域で人気の宗教や文化を追求する「Populist」,そして農民への税金を減らしつつも自立する「Peasant」が,それぞれの目的に合わせて覇権を争い合うのだ。
また「Crusader Kings III」は,前作のDLCでアップデートされてファンの間で評価された“ライフスタイル”システムをローンチ時にサポートしている。成人したキャラクターは「政略」(Strategy)や「騎士道」(Chivalry)といった自分の生きざま(Focus)を選択し,それに見合ったトレイトに経験値を投資していくことが可能になるなど,よりロールプレイ的な楽しさも追及されている。キャラクターには,「恐怖」(Dread)というステータスも追加され,その気になれば鉄拳政治を追求していくこともできそうだ。
Xboxユーザーにとっては,Xbox Game Passでローンチ当日からサポートされているというのは嬉しいところだが,現時点では日本語化されていないこともあり,ほかのシリーズ作と同様にハードルが高いゲームという印象だ。ただし,現時点でのメディアやファンの評価は非常に高く,今後も数年に渡ってDLCなどが登場するゲームであることを考えると,挑戦してみる価値は十分にあるだろう。
「Crusader Kings III」公式サイト
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Crusader Kings III
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(C)Paradox Interactive. Trademarks belong to their respective owners. All rights reserved.
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