プレイレポート
PC向けVRステルスアクション「XENOCIDERS -捕食者の星-」を先行体験。恐竜型エイリアンが跋扈する惑星から生還せよ
「XENOCIDERS -捕食者の星-」公式サイト
本作の舞台となるのは,恐竜型エイリアンに支配された惑星「イサカ」。プレイヤーはこの惑星に不時着したスペースシャトル搭乗員で唯一の生き残りとなり,イサカからの脱出を目指してサバイバルを繰り広げていくことになる。
移動はテレポートとフリー移動,カメラは45度ずつの回転と無制限のスムーズ回転が用意され,自分に合った方式を組み合わせてプレイ可能だ。
イサカの地表は鬱蒼としたジャングルに覆われており,かつて人類が使っていたと思われる拠点がところどころに残されている。プレイヤーはフィールド上を探索し,これらの拠点を占拠・復旧しながら活動エリアを拡大していく。
しかし,フィールドには恐竜型エイリアンが闊歩しているので,探索は容易ではない。脅威が迫っているときはアラートが表示されるので,敵の位置をスポット(マーキング)して把握しつつ,草むらなどに隠れながら進んでいくのが賢明だ。
さらに拠点にはタレットが配備されており,レーザーが動くものを感知すると無差別に攻撃してくる。そのためプレイヤーはレーザーをかいくぐって潜入し,どこかにあるレバーを操作して,拠点を占拠する必要がある。
一度拠点を占拠すればプレイヤーが撃たれることはなく,体力の回復もできる。またフィールドから拠点へのファストトラベルも可能になるので,後述する素材集めにも活用できる。
もちろん,プレイヤーもただ逃げ隠れするだけではない。ゲームを開始すると,すぐにハンドガンとアサルトライフルが手に入るので,これを使って恐竜型エイリアンと戦うこともできる。とは言え,どちらも威力が低く,このまま敵に挑むのはかなり無謀だ。
そこで,フィールド上に落ちているオブジェクトや光っている植物を破壊して素材を集め,占拠した拠点で強力な武器を開発することが重要となる。
恐竜型エイリアンは聴力が高く,近くで射撃音を立てるとすぐに見つかってしまう。素材集めには武器を使うので,音を聞かれないよう,常に周囲を警戒しておこう。また,敵を攻撃する場合も,近くにほかの仲間がいないことを確認してからでないと,あっと言う間に複数の敵に囲まれてしまうので要注意だ。
集めた素材からは,上位のアサルトライフルのほか,スナイパーライフル,エネルギーボウ,ナイフ,グレネードといった武器が作成できる。武器の種類が変わると,戦い方も変化する。例えば,スナイパーライフルならスコープが付いているので敵を狙いやすくなり,ヘッドショット1発で仕留めることもできる。また,エネルギーボウやナイフは音を立てないので,敵を攻撃しても周囲の仲間に気づかれにくいというメリットがある。
武器は,左右の手で別々に持つことも可能だ。初期装備のハンドガンは威力が低く,1回撃つとチャージに3秒かかるが,敵をスタン状態にできるという特徴がある。つまり,左手に持ったハンドガンで敵をスタンさせ,その隙に右手のナイフやアサルトライフルで攻撃すれば,戦いを有利に進められるというわけだ。敵を倒すと素材を入手できるので,さらなる武器の開発も行える。
本作のもう1つの特徴が,リロードとマガジン交換である。チャージ式のハンドガン以外の銃器のリロードは,本物の銃のように空いている手でレバーを引く必要がある。また,マガジン交換は捨てる動作こそ必要ないものの,プレイヤーの腰に付いているポーチから新しいマガジンを取り出して,銃器の規定の場所に差し込むことになる。
銃器やメカが好きな人には楽しい要素だが,上述のように両手に武器を持っていると,リロードもマガジン交換もできないので要注意。もちろんマガジンは有限なので,拠点で素材を消費して適宜補充しておく必要がある。
実際にプレイして強く感じたのは,本作が死んで覚えるタイプのゲームであること。赤く光ったポッドを近距離で破壊して爆発に巻き込まれたり,うかつに占拠前の拠点に近づいてタレットに撃たれたりと,序盤から初見殺しの仕掛けが満載だ。
恐竜型エイリアンの中には,同じように見えてやたらと硬い「異常種」もおり,倒しきれずに逃げるハメになったりもする。プレイ中は何度もトライ&エラーを繰り返して,イサカの探索を進めることになるだろう。敵をうまく誘い出して拠点のタレットに攻撃させたり,ポッドの爆発に巻き込んだりと,プレイヤーの機転でプレイの幅が広がっていくところも大きな魅力だ。
開発スタッフによると,本作はハードコアVRゲーマーをターゲットにしているとのことなので,腕に自信のある人はぜひ挑戦してみてほしい。
「XENOCIDERS -捕食者の星-」公式サイト
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