プレイレポート
[プレイレポ]ホグワーツ魔法魔術学校へようこそ。「ハリー・ポッター:魔法の覚醒」では,直感的操作のカードバトルと多彩な遊びが待っている
カード収集と多人数参加型の要素を,戦略RPGに融合させたシステムが特徴で,プレイヤーは「ホグワーツ魔法魔術学校」の新入生となって,さまざまな体験・冒険をしていく。
世界中のプレイヤーとは,同級生として交流できるほか,対戦や共闘も楽しめる本作の魅力をお届けする。
「ハリー・ポッター:魔法の覚醒」公式サイト
ハリー・ポッター世界の一員になって
魔法と不思議がいっぱいの学生生活を送ろう
本作の舞台は,「ハリー・ポッター」シリーズにおける,ホグワーツの戦いから10年後の世界だ。プレイヤーは,ホグワーツ魔法魔術学校に入学した新入生となり,学園生活を送ることになる。自分の分身となるキャラクターは,男女の2タイプから選択可能。性別は一度決めると変更できないが,外見の変更はあとでも行える。
同じ寮でかつ同性のプレイヤー(キャラクター)のみ,同じ寝室に出入りできる |
世界観を大事にした絵柄が可愛らしい。所持する杖やフクロウも選択可能だ |
キャラクターの準備ができたら,所属する寮を決める。ハリー・ポッターシリーズでおなじみの“組分け帽子”のシーンもあるが, 「グリフィンドール」「ハッフルパフ」「レイブンクロー」「スリザリン」の中から希望する寮を選択できる。組分け帽子の意見は,寮を決めかねているときの参考にするといいだろう。
ゲームは,学校生活の流れに合わせて進んでいく。個性的な同級生や先生たちとの出会い,彼らの抱える問題や思惑,この世界ならではのトラブルや興味深い出来事が,生き生きと描写され,知らぬ間にその世界に引き込まれていく。
物語に深く関わってくる6人の同級生たちはクセ者揃いだ。才知にあふれるが高慢ちきで周囲を見下しているカサンドラ,クールで無関心なふるまいの中にも,感情的で熱い面が垣間見えるダニエル,友達思いで勇気があるが,ミステリアスな一面も持つアイビーなど,誰もが「普通のイイ子」ではなく,深く知りたくなる複雑な事情を持つ。
彼らの人となりや行動の背景,抱えた秘密などは,ストーリーを追っていくことで明らかになってくるだろう。
原作でおなじみのキャラクターも多数登場する。ハリーやハーマイオニー,スネイプ先生たちとは,基本的に出会うことはなく,彼らの力を借りて,自身に有利な効果を与える“共鳴”の力を得るという設定だ。
なおハリーは,この世界でレジェンド的な扱いになっている。先生たちからたびたび語られる彼のエピソードは,ファンにとって嬉しいポイントだろう。彼らがいる世界の一員として活躍できる実感も湧いてくる。
手触りはカジュアルながら
高い戦略性にハマるカードバトル
バトルは,手持ちのカードでデッキを組んで行う。呪文カードと召喚カードから8枚,仲間カード3枚,任意の“共鳴”でワンセットだ。不慣れなうちは,共鳴のタイプに合わせて自動でデッキを組んでくれる“おすすめデッキ”の機能を使うといい。
バトルが始まったら,手元にあるカードで状況に応じた立ち回りをしていく。時間経過で溜まる魔力ゲージを消費し,手持ちのカードを繰り出して攻撃しよう。
カードの効果発動は,使いたいカードを発動したい位置にスワイプすることで行える。直感的な操作が可能で,スピード感のある戦いが展開する感じだ。なお戦闘中は,専用のカードを使うことでキャラクターの移動も行える。回数に制限はあるが,フィールドで有利な位置を取ることも重要なので,活用したい。
画面下部のカード一覧から使用したいカードを選び,そのまま発動させたい地点までスワイプ |
呪文カードは,一定範囲に炎を発生させる“インセンディオ”や,前方に水を噴射する“アグアメンティ”などが使用できる。また召喚カードには,“トロール”や“ニフラー”など,シリーズでおなじみの生き物が登場し,戦いを助けてくれる。
これらのカードはそれぞれ使用コストが異なるので,対峙する敵との相性や汎用性などを考えてデッキを組んでいくといい。
なお仲間カードは,その名の通り魔法使いの仲間を呼び出せる。このカードだけはコストの概念がなく,時間経過で使えるようになる。
魔力回復をしてくれる仲間カード“ロッティ・ターナー”。ほかにも,攻撃力バフを付けてくれたり,雷で範囲攻撃をしてくれたりなど,仲間の特性に応じた支援をしてくれる |
カードは,レアリティが高いほど強力……というわけではなく,使いどころがより重要になる。自分なりのこだわりを持ってデッキを組み,個性的な魔法使いとしてロールプレイする楽しみ方もできそうだ。
決闘クラブの“名勝負”では,ほかのプレイヤーの試合を見ることが出来るうえ,それらのデッキ構成をコピーできる。日々研究して,最強の最強のデッキ構成を目指すのもいいだろう。
高ランクプレイヤーの戦いは,特に見ごたえがある |
カードは強化も可能だ。ゴールドを消費し,同じカードを重ねることでレベルアップするほか,カードを使い続け,条件を満たすことで熟練度も上がっていく。
なお新しいカードは,物語を進めていくことで入手できる。またショップでは,ゲーム中で手に入る鍵を使うことで,カードがランダム排出されるようになっている。
決闘,舞踏会,探索,授業……
ホグワーツの生活を満喫できる!
魔法使いであるホグワーツの生徒は,徒歩だけでなくホウキに乗っての移動も可能だ。そこそこ高く飛べるので,目的もなくあたりを飛び回るのも楽しい。
なお,ホウキに乗って行う魔法界のスポーツ「クィディッチ」は,今後のアップデートで登場する予定とのこと。
もし「ハリー・ポッター世界の魔法使いになったらやりたいことは?」というアンケートをとったら,ホウキへの騎乗はかなりの上位にランクインするのではないだろうか |
ホウキと徒歩を織り交ぜた移動はそれだけでも便利で楽しいが,ミッションやクエストの実施地点には,進捗表示からすぐにファストトラベルできるのがさらにうれしい点だろう。マップから任意の地点を選んで瞬時に移動することも可能なので,プレイのテンポが損なわれないのだ。
物語を追っていくストーリーミッションのほか,デイリーミッションやシーズンクエスト,期間限定ミッションなども楽しめる。報酬が得られるのはもちろんだが,世界を深く知ることもできるので,これらも必ずプレイしておきたい。
期間限定ミッション。魔法界ならではの物語が楽しめる |
【そのほかのコンテンツ】(一部)
●決闘クラブ
PvPコンテンツ。1対1の対戦と2対2の対戦がある。仲間との連携を駆使しての戦闘は,また違った戦闘の楽しさを生み出す |
●禁じられた森
危険生物がたくさん潜んでいる森。ソロ,マルチ(PvE)で挑める。イベントや戦闘をこなしながら進んでいくコンテンツで,クリア時には,薬品の材料やゴールドなど,多くの報酬が得られる。“共鳴”を得るためには禁じられた森の探索は欠かせない |
●舞踏会
任意のパートナーを誘い,ペアでダンスをするコンテンツ。音楽に合わせて表示される円が重なるタイミングでタップするだけというシンプルな内容だが,ダンスシーンは高クオリティで,一緒にダンスしたキャラクターとの親密度も上がる |
●授業
日替わりで行われる魔法学校の授業。魔法史の授業はハリー・ポッター世界の知識を問う4択クイズ,魔法生物飼育学では,ヒッポグリフの扱いを学ぶなど,それぞれ内容が異なる |
コミュニティ関連としては,ワールドや寮,サークル,ルームメイトなど,細やかに分かれたチャットチャンネルが開かれており,プレイヤー同士の会話を楽しめる。
こちらは,情報交換や同じコンテンツに挑む仲間を集めるのにも有用だろう。
ホグワーツでの学生生活を満喫できる「ハリー・ポッター:魔法の覚醒」。コンテンツのボリュームが多いので,すべての要素をしっかり遊ぼうと思うとかなりの時間が必要になりそうだ。まずは,物語を追う,カードを集める・強化するなどの目標を定め,じっくりと進めていくといいだろう。
「ハリー・ポッター」シリーズファンはもちろん,同作を見ていない人でも楽しめる作品なので,気になる人はぜひ遊んでみてほしい。
「ハリー・ポッター:魔法の覚醒」公式サイト
「ハリー・ポッター:魔法の覚醒」ダウンロードページ
「ハリー・ポッター:魔法の覚醒」ダウンロードページ
- 関連タイトル:
ハリー・ポッター:魔法の覚醒
- 関連タイトル:
ハリー・ポッター:魔法の覚醒
- 関連タイトル:
ハリー・ポッター:魔法の覚醒
- この記事のURL: